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占い師の殺人予知  作者: 雅 優人
4/10

第4話「全員アリバイあり」

「密室殺人が起きる…」

有名占い師、心屋和香留は田中ショッピングセンターで清貴副社長を占い予知した

そして、その予知は現実となった!

それも密室殺人!

この不可解な事件に、蒼探偵と高松刑事が挑む!

「高松刑事!警察に電話を!あと救急車!」


「おう!」


高松刑事は、その場で電話し霧雨社長と和香留は部屋から出てもらい、警察が来るのを待った

蒼探偵は、遺体を見た


「ナイフを腹部に刺されて死亡

死後は…やくー…」


蒼探偵は腕を触った


「温かい…

数十分も経ったか経ってないかぐらいだ

死後硬直が全体に何も影響してない…

ついさっき殺されたみたいだな…」


蒼探偵は、医学でもトップクラス

遺体を解剖するのもお手の物

見ただけでわかるのだ


「床に争った足跡あり

誰かいたんだな…」


遺体だけではなく周りをみることで、その時の状況などもわかってくるのだ


数分後警察が来て、遺体は運ばれた

蒼探偵と高松刑事は、和香留と霧雨社長のいる部屋に戻り、警察から事情聴取をされた


「20分前のことを教えてください」


高松刑事は話した


「俺と蒼探偵と和香留さんは、1時30分に霧雨社長と清貴副社長が来るので待っていました

1時30分に霧雨社長が来たんですが、清貴副社長が来なくて

霧雨社長によると、3階のあの部屋に行くと言っていたみたいで

私達4人でその部屋に行って、扉を開けると中に清貴副社長の遺体が…」


「鍵はかかってたんですか?」


「はい、かかってました

霧雨社長が、3つのパネルの鍵をすぐに開けるカードを使って開けて、中に入りました」


「1時30分までになにか、変わったこととかありましたか?」


「えーっと

あっ、そーそー。

和香留さんが、1時25分にトイレに行きました

でも、3分後に帰ってきました

私達が、部屋にいたので間違いないです」


「そーですかー…」


警察は、悩んだ

調べたところ、ほとんどの従業員は働いており、犯人が従業員の線はないのだ

つまり、容疑者はこの4人

さらに、部屋は密室

3つのパネルの鍵を知っているのは、セキュリティー会社と社長だけだった


パネルには3つ共パスワードが違っており

数字と、アルファベット、8桁

さらに、毎回ランダムに出てくる質問があり

30種類ある。

3問ずつでてくるので全9問

合わせると全部に鍵をかけるのに、1つ1分なので、3分は必ずかかるのだ

和香留が、トイレに行くフリをして3階に行って殺したとしても時間が間に合わない


容疑は霧雨社長にかかった


「霧雨社長、あなたは嘘をついてるんじゃないんですか?」


「なぜですか?」


「あなたは、清貴副社長が3階の部屋に行くという嘘を3人に言ったんですよ

あなたは、3階で清貴副社長を殺しそのまま鍵をかけ、2階の3人のいる部屋に来た

3分かかっても、時間は充分あったはずだ」


「そんなことがあるか!

第一、私は28分まで電話していたんだ

その人の番号を教えるから聞いてみろ!」


警察はさっそく、その相手に電話して確認した

相手は銀行会社で、これからの経営についての話をしていたという

証拠はあった

さらに、電話の途中で数秒霧雨社長が電話口を塞いだらしいが、それは清貴副社長が最新セキュリティーの部屋に行くことだからだ

他人には誰にも言ってはいけないので、塞いでいた


「となると、全員アリバイありか…」

捜査は難航した

この物語はフィクションです

実際の名前、団体は架空の物です


作者の雅 優人です

いやー、みんなアリバイあり

これって1番厄介ですよねー

さて、犯人は第三者なんでしょうか…

それとも、あの4人の中なのか…

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