表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
占い師の殺人予知  作者: 雅 優人
3/10

第3話「来ない清貴」

「密室殺人が起こる…」

人気占い師の和香留が言った言葉

この言葉に何の意味があるのか…

イベントが終わり、蒼探偵と高松刑事と占い師の和香留はイベントの階のスタッフルームにいた

スタッフルームだけでも広く、大きな机とその周りのイスに座っていた

さっきのことがあったからか、静かな雰囲気だった


「あの…和香留さん?」


「はい、なんでしょうか?」


蒼探偵が話した


「そのー…サインをお願いできますか?」


「いいですよ」


さっきのことが何事もなかったように、にっこり笑って応えてくれた


「はい、どーぞ」


「ありがとうございます!」


「ついでに、私もいいですか?」


高松刑事も話した


「いいですよ

はい、どーぞ」


「ありがとうございます!」


そこでまた、話は無くなった

和香留は、腕時計をチラチラ見ていた


午後1時30分に、霧雨社長とさっきの副社長の清貴がこの部屋に来るのだ

それを3人は待っていた


1時25分になった


「すみません、トイレ行ってきてもいいですか?」


和香留が言った


「どーぞ、どーぞ笑」


和香留は部屋から出た


「よかったですね、高松刑事

いいことあるみたいで」


「そーだなー」


2人は占いの結果の話をした


午後1時28分

和香留は帰ってきた

2人は何の違和感もなかった


そして、午後1時30分

霧雨社長は部屋に来た


「いやーどーもどーも」


3人は礼をした


「あれ、清貴くんはまだ来てないのかい?」


「一緒じゃないんですか?」


「いやー、待ち合わせがあるからその為に先に用済ませてから行きますって

時間には間に合いますって言ってたのになー」


悩んだ顔で、霧雨社長はイスに座った

蒼探偵は話した


「どこへ行ったかは、わかりませんか?」


「んー…」


知ってるそうな顔だった


「知ってるんですね?どこですか?」


「誰にも言わないことを約束しますか?」


「はい」

3人とも言った


「3階にある、最新セキュリティーのドアの付いた部屋に行くって言ってました」


「あー、あれですね」


「知ってるんですか?」


「一応刑事ですから笑

それに、彼は私の信頼する探偵なので」


2人はにっこり笑った


「私はさっき占いましたし…」


「そーですね…」


「じゃあ、そこへ行って見ましょう」


蒼探偵は言った


4人は3階に行き、廊下の奥に行き部屋を開けると、その奥に頑丈なドアがあった

下に押して開ける大きなドアノブがあった

上中下に画面があり、それがドアを閉める鍵となる

タッチパネルとなっており、1つのタッチパネルに鍵を付けるのに1分かかるという

つまり合計3分かかるのだ


鍵は閉まっていた


「清貴くーん!

いないのかなー」


社長は3つの鍵が同時に解除できるカードを、ドアノブの上のカードを触れるだけで認証するのにタッチし、ドアを開けた

部屋は真っ暗で、近くの電気をつけた


「き…キャーーーーー!」


「こ、これは…」

和香留は叫び、蒼探偵が言った

そこにあったのは…


腹をナイフで刺され、血を流した清貴副社長の死体だった!!!

この物語はフィクションです

実際の名前、団体は架空の物です


作者の雅 優人です

清貴さんが、殺されていた…

それも、文の通り密室…

そう!和香留の占いは当たったんです!

いったいどーゆーことなのか…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ