第1章 第1話「プロフィール作り」
赤いヒマワリ殺人から数日経ったある日
高松刑事は蒼探偵の事務所に来ていた
高松真斗
1989年7月24日生まれ
26歳
血液型AB型
獅子座
巳年
職業 刑事
好きな食べ物 焼肉
嫌いな食べ物 椎茸
「ってこれなんですか?笑」
10月15日
赤いヒマワリ殺人事件から数日経ち、まだ余韻が残っていた
高松刑事は蒼探偵の事務所にいた
「いや実はさー
1週間後に近くの田中ショッピングセンターで、よく当たるって有名な占い師が来るんだよー
そこでさ、何人かの刑事が警備のために行くんだけど、俺がゲストで出ることになったんだよー
そこでプロフィールを見せなきゃいけなくて」
「それでこれを書いた訳ですね笑
それで、その占い師の名前はなんですか?」
「心屋和香留
知らないか?
テレビで『わかります〜、わかりますよ〜』って」
面白い答えや本当に当たる答えなどで、バラエティーでも人気があった
「あーーー
聞いたことあります
田中ショッピングセンターでやるんですかー
じゃー、俺も行きます笑」
「なんでだよ笑」
「いやいや
俺も占ってもらいたいなーって笑
生で『わかります〜、わかりますよ〜』を聞いてみたいし笑」
「じゃー蒼探偵も書けばしてくれるはずだよ」
「なら書きます笑」
神崎蒼
1991年9月14日生まれ
24歳
血液型A型
乙女座
辰年
職業 探偵
好きな食べ物 りんご チョコ 炭酸 肉 魚
嫌いな食べ物 沢山
「どーですか?」
「嫌いな食べ物沢山か笑」
蒼探偵は嫌いな食べ物が、数え切れないほどあるため沢山と書くしかないのだ
「そーいえば高松刑事
田中ショッピングセンターってなんかすごいドアが出来たんですよね?」
田中ショッピングセンターは、食料品や洋服店やおもちゃ屋、本屋にご飯屋など
『ここに行けばなんでも揃う』
をもっとーにしている
全国に235店舗以上を持っている
その本店が、今回占い師の和香留が来る場所だった
「よくそんな情報知ってるな
まだ世間には何1つもでてないのに」
「知り合いにセキュリティー会社の社員がいて、そのドアを担当している人の1人なんですよ」
「なんで教えてくれたんだ?」
「もしかしたら、これからの事件とかで知っておかなきゃいけないからって言ったら
すんなり教えてくれました笑
でも、絶対秘密が条件ですけどね笑」
「そりゃーそーだ
まだ世間一般には情報がでてなくて
警察とか、そのドアの担当とかしか知らないんだよ」
田中ショッピングセンター社長
田中霧雨
は、これからの情報や企業秘密などを保管するために、ものすごいセキュリティーが施されているドアを作り、それを設置したのだ
このドアと占い師の放った言葉が、大きな密室事件に繋がることはだれも知らなかった
この物語はフィクションです
実際の名前、団体は架空の物です
作者の雅優人です
神崎蒼探偵シリーズ第2弾!
今回は、占い師の殺人予知が実現してしまうんです
蒼探偵と高松刑事のまえに、新たなセキュリティーがあるドアを使った密室が立ちはだかります!