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Geek Soul(ギークソウル)  作者: 赤シャグマ
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第1話 異変

ふわぁぁぁ。。。

今日って友達と会う約束だっけ。たしかいつもの喫茶店に10時集合、、、今は9時47分・・・・・あと13分しかねーじゃん!やべぇ遅れる。まずは真奈を起こさないと。

「真奈。おい、起きろ。緊急出動命令だ」

返事がない。

「入るぞ」

俺は真奈の部屋に入った。しかし真奈の姿はそこにはなかった。

まさか。俺はすぐにリビングに向かった。テーブルに一つの置き手紙があった。


先に出動しときます。爆睡中のくそ兄貴。


あんにゃろー。寝てるってわかってんのなら起こせや。はっ!きれてる場合じゃなかった。10時まであと5分。ここから喫茶店まで歩いて10分。走ったらいけるか。

俺は玄関の鍵も閉めずに出ていった。


 見えたっ。うわやっぱ全員いるよ。ちゃんと謝るしかないな。

「ごめんっ寝坊した」

町の真ん中の喫茶店で土下座という行為。これは許してもらえるはず。

「遅刻なんてサイテー」

と、俺の妹、神成真奈。ハンドルネームは黒神。黒髪ロングだ。悔しいが可愛い。ロリコンではないぞ

「遅刻なんてありえませんね」

と、ネットの神様、吉村拓巳。ハンドルネームはメガネだ。自分で俺のことはメガネと呼んでほしいとか言うから、そう呼んでいる。チャームポイントはだな、一番はメガネだけど地味なくせに髪が青色のところかな。

「まぁまぁいいじゃねーか」

と、バカ男、本城迅。ハンドルネームはシロ。ゴツくて肌色は黒いほうなのに、ましては髪色なんて赤だぜ。白の要素なんて1つもありゃしない。

「そうだよーかわいそうじゃん」

と、俺にとって天使と呼べる学校1のヒロイン、水瀬雫。ハンドルネームはフィリア。オレンジがかった茶髪のセミロング。うん、ほんと可愛い。

「ていうか俺の妹、黒神さんよー寝てんの気づいてんなら起こせよっ」

「なんであんたのために私が働かなくちゃいけないのよ」

2人は顔を膨らませながら言い合った。

「んじゃ全員集まったことだし入りますか」

さすがリーダーのシロ。俺たちは喫茶店に入り席につくなり各自注文した。

俺は紅茶だが、黒神はパフェ、シロはハンバーガー、フィリアはパンケーキ、んでメガネは飲めないくせにコーヒ頼んでいる。

「飲めないなら飲まなければいいだろ」

紅茶をすすりながら言った。

「飲めない?何を言っている。今、現時点で飲んでいるじゃないか」

飲んだたびに顔を縮ませているくせによく言うぜ。

アニメの話、小説の話、グッズの話をしながら時を刻んだ。

「そーだ。この機会をもってみんなのハンドルネームの由来を教えてくれない」

フィリアが興味を示すのも無理はない。今まで2年とつるんできた中で一度も由来を聞いてなかったからな。

「そうだな、俺は賛成」

俺も、僕も、私も、

「じゃあ誰からいく」

シロがリーダーらしく指揮をとった。

「僕的にはリーダーの由来が一番聞きたいですけどね」

俺が言おうとしたことをメガネがメガネを上げながら言った。

「やっぱリーダーからですね」

黒神もツンとした態度で言った。」

「じゃあ俺から言うぞ」

全体に緊張が走った。

「俺がシロと名乗った理由は、、、昔死んだ犬の名前だから」

・・・・・・・・

はぁぁぁぁぁ、

みんなの息が合った。笑えてくるぜ、こんなでかくて強そうなやつが犬の名前って、、そこに笑いが生まれた。

「さぁ、俺は言ったんだから次はメガネ、お前だ」

少し顔を赤くしながら椅子に腰かけた。

「僕はメガネをかけているからメガネです」

「だろうな」

「そうと思ったわ」

「お前らもうちょい僕に興味を示してくれても、、」

悲しそうな顔をしながら座った。

「じゃあ次はあたしね」

笑顔を見せながら立ったのは、フィリアだった。

「フィリアって言うのはね、ギリシャ文字で愛って言葉なの。それを聞いたときにこれしかないっと思って、フィリアにしたの」

少し照れくさそうに言うところが可愛い。

「フィリアらしいな」

シロがうなずきながら言った。

「じゃあ次は私が言うわ」

なんでこうツンツンしてるのかね

「私のチャームポイントは何?」

「怖いところ」

俺はすぐに言った。案の定殴られた。

「違うわ。私のチャームポイントはこの美しく華麗に伸びる黒い髪よ。まさしく神から授かった髪。だから黒神よ」

黒神は自慢げに席に着いた。

中二病だな。

中二病ですね。

「何よっ」

少しキレ気味だった。

じゃあ最後は俺か。

「シャグマの由来は、以前ネット日本の妖怪を調べてたんだ。そしたら座敷童の仲間で赤シャグマとかいう妖怪がいたんだ。そいつをウィキで調べたら可愛かったから名前をシャグマにした」

堂々と腕を組みながら言い切った。

「うわぁ、引くわー」

中二病に言われた。

「まぁみんなの由来も分かったことだし、アニメイト行きますか」

さんせーい。

この後俺らはグッズなどを買った。

「じゃあまた来週の日曜な」

俺とフィリア以外は全員学校が違い、バイトなどがあるため週1しか会えないのだ。

「ごめん俺とフィリア日曜日、午前学校なんだ。だから午後から合流するわ」

「了解」

午後6時。俺たちは最後のオフ会を終わった。

「真奈ー今日の晩飯なにがいい」

俺たちは二人暮らしなので俺が飯を作っている。俺たちの親は俺らが小さい頃、行方不明になった。これは他の3人も一緒でみんな親がいない。

「なんでもいい」

真奈は買ったグッズで頭がいっぱいのようだった。

俺は飯を食い眠りについた。

「真奈ー、学校行ってくるから、朝飯は冷蔵庫の中に入れてるから」

返事はないまぁいつもの事だけど

俺とフィリアは午前の授業が終わりいつもの喫茶店へ向かっていた。

「なんかサイレンがすごいね」

確かに今日は、妙にサイレンが多い。

「事件でもあったんだろ」

俺たちはいつもの道を歩いて喫茶店へ向かっていた。その時、喫茶店のある方角に爆発が起こった。すぐに喫茶店へ走って行った。俺たちだが、もうそこには喫茶店、いや町全体が壊滅していた。そして前方に人間とは思えない形をした化物がいた。警察が対抗していたが、化物には効かず無惨に殺されていた。

俺たちはすぐにその場から離れ町中を逃げ回った。逃げているうちに行ったこのない山へ来ていた。その山に奇妙な神殿があった。俺たちは迷わずそこに入った。

「おいおいどーなってんだよ」

「何なのあの化物」

二人とも今の状況を理解できなかった。

「そーだ3人に連絡を」

しかし電波は圏外でつながることはなかった。

3人と連絡が取れず困惑していた。その時、1つの光が胸の中に入ってきた。それはフィリアも同じだった。2人はそれがなんだ分からなかった。

「これからどうする」

俺は冷静になり今からの行動を聞いた。

「探しに行く」

「そう言うと思ったぜ」

2人は決意を決めて、神殿を後にした。


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