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プロローグ

初めて書く小説です。

手軽かつ気軽に読めるライトなものをイメージしています。

プロントも何もありません。

キャラクター達の思うがままあるがままに進んでいくことでしょう。

更新は謎でございます。

 



 状況はほぼ最悪だ。あぁ、やばいやばい。ネズミ一匹隠れることもできないような、だだっ広い開けた平原のど真ん中に俺とあいつ(今はこいつか?)は無防備に突っ立っていた。

 全身を重装鎧でガチムチ…いやガチガチに固めた重魔法士約50人に囲まれた状態でだ。


「…さて、どうしたもんかねぇ」

「ねぇアキ、『状況はほぼ最悪だ。あぁやばいやばい』なんてモノローグしておきながら、何余裕たっぷりの台詞を言ってるのさ」

「ルイスおまえ…、人の心の中読むんじゃねぇよ!」

「仕方ないでしょ、始まりの一文なんだから」

「メタ発言はやめとけ。後が色々怖い」

「そもそも君に関わっていなかったら僕は今頃、普通にご飯を食べて、普通にお風呂に入って、普通にベッドに入ってすやすや眠っていたんだよ。こんなガチムチ…いやガチガチのおじさん達に囲まれることなくね!」

「…悪かった。俺の心の中のガチムチ発言がお前の深層心理にそこまで影響するとは思ってなかったんだ。いや、わりぃなマジで。」

「そこを謝って欲しいんじゃないんだよ!」

「ついでに言うと、全身を鎧でガチガチに固めたおっさんって言おうな。ガチガチのおっさんっていうと何がガチガチなのか想像するに怖すぎる」

「それには同意するよ…ごめん」


 俺たちが緊張感もなくそんなアホな会話をしていると、周りを囲んだ集団の中から一際体格のいいおっさんが進み出てきた。

 何というかこう…威厳があるよな。まさかこの展開は、あの発言が来るのか!?


「茶番は終わりにしてもらおうか。我々の計画をしってしまった以上、生かして帰す訳にはいかん。運が悪かったと思って諦めるがいい」

「ひゃっほぅ、お決まり発言きた~。いやぁ、さすがにこんな若い身空でくたばりたくはないんで、精一杯抵抗させてもらうさ。あぁ、一つ聞いときたいんだけど、あんたがリーダー(笑)かい?」

「そうだ。私がこの部隊、暁の…」

「あ、その辺は知ってるからいいわ」

「アキ…ちゃんと最後まで聞いてあげた方がいいと思うんだけど」


 おっさんの主張とルイスの忠告を右から左へ流しつつ俺は考える。リーダー(笑)ねぇ…。(笑)に誰も突っ込んでくれねぇ。

 いやそうじゃなくて魔力量は上の下。所有属性は恐らく二つ以上。ただ足の運び方から見るにそこそこ剣も使いそうだな。

 隣のルイスを見ると同じような感想を抱いたようだ。周りの連中はこいつより数段劣るとはいえ、数の差は如何ともしがたい。…切り札使うしかないか。


「なぁルイス、そもそも何でこんな状況になってるんだっけな?」

「それはこれからたっぷり説明すればいいんじゃないかな。まだプロローグだし」


 普通普通なんて言っておきながら、どうしてこいつの発言はメタ的なものが多いのだろうか…。

 俺は事の発端、ひいてはルイスとの出会いまでも含めてここ最近の出来事全てを走馬灯のように思い返していた。


 あ、この場面に来るまですっごい時間かかりそう。すまん。




本当に気軽に手軽に楽しんでくださいませ。

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