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十夢小噺  作者: 山本十夢
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コロナ博多編(7) コロナ来るナ!

(俺)きのう会社からテレワークば命じられたったい。

(友人)テレワークちゃ何かいな?

(俺)在宅勤務のこったい。

(友人)へーっ、それで?

(俺)家で仕事ばしよったらくさ、我が家の飼い猫と飼い犬がまとわりついて、あたきの仕事の邪魔ばーっかりすると。

(友人)そらぁ良か遊び相手がでけたて喜びよったい。

(俺)おまけにくさ、会社のスタッフとビデオ会議ばしよったら、猫のビヨンセはマイクの近くで妙な声ば出すし、犬のウイルスミスはパソコンの画面ばずーっと舐めまわすと。結局仕事にならんで会議がストップしてしもうた。

(友人)そらぁおおごとやったね。

(俺)そうたい。仕事のじゃませんごとペットば見とっちゃらなてかかあに言うたら、あーた大した仕事しよらんめーが、て逆ギレされたと。

(友人)険悪になったっちゃねぇ

(俺)そうたい。俺もついかーっとなってくさ、俺とペットとどっちが大事やって聞いたったい。

(友人)奥さんどげん言んしゃった?

(俺)そしたらかかあがくさ、あーた聞くまでもなかろう、あたきにとって大事なとはウイルスミスとビヨンセたい。しゃーしゃーと言うて、次の日、2匹ば連れて里に帰ってしもうたと。

(友人)とんだ災難やったねぇ。

(俺)ほんにコロナが憎かぁ。


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