コロナ博多編(11)
(夫)この頃外に出らんけん、何か人恋しゅうなるねー
(妻)そうやねぇ。コロナで人と会う機会のなかけんね。段々さびしゅーなってくる。
(夫)ばってん、今が我慢のしどころばい。こげな時こそ、コロナが収まったら何かぱーっとするとば考えとったら良かろうが。
(妻)んなら、夢のあるごたぁとば計画したら良かたいね?
(夫)もう考えついたバイ。 ハワイに行こう。 青い海にサンゴ礁の白い海原。ヤシの並木道…良かろう? ...
…..(妄想)ワイキキビーチに寝っころがっとったら、ビキニの女性が目の前ば通り過ぎる。俺に気が付いて何か話しかけて来るとやばってん、言葉は分からん。多分ここの場所が気にいったとやろう。向こうがウインクして来る。こっちもウインクで返す。女性がニコッとして、隣りにバスタオルば敷いて、スリムな小麦色の肌ば横たえる….(妄想)。
(妻)うん、ハワイ良かねぇ。この頃あたしゃ三段腹になっとうばってん、あそこはみーんなビキニば着とんしゃろうが。少々太目でちゃわからんけんね。あーたと一緒にゆーっくりワイキキビーチで寝っころがっとくたい。そうたいビキニば買うとかないかん。今頃売りようかいな?
(夫)やっぱハワイは止めとこう。
(妻)なしてー?
(夫)…不謹慎て思われたらいかんけん。近くの志賀島で良か。
(妻)あーたはほんに夢の無か人やねぇ。