表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
十夢小噺  作者: 山本十夢
11/36

コロナ博多編(11)

(夫)この頃外に出らんけん、何か人恋しゅうなるねー

(妻)そうやねぇ。コロナで人と会う機会のなかけんね。段々さびしゅーなってくる。

(夫)ばってん、今が我慢のしどころばい。こげな時こそ、コロナが収まったら何かぱーっとするとば考えとったら良かろうが。

(妻)んなら、夢のあるごたぁとば計画したら良かたいね?

(夫)もう考えついたバイ。 ハワイに行こう。 青い海にサンゴ礁の白い海原。ヤシの並木道…良かろう? ...

…..(妄想)ワイキキビーチに寝っころがっとったら、ビキニの女性が目の前ば通り過ぎる。俺に気が付いて何か話しかけて来るとやばってん、言葉は分からん。多分ここの場所が気にいったとやろう。向こうがウインクして来る。こっちもウインクで返す。女性がニコッとして、隣りにバスタオルば敷いて、スリムな小麦色の肌ば横たえる….(妄想)。

(妻)うん、ハワイ良かねぇ。この頃あたしゃ三段腹になっとうばってん、あそこはみーんなビキニば着とんしゃろうが。少々太目でちゃわからんけんね。あーたと一緒にゆーっくりワイキキビーチで寝っころがっとくたい。そうたいビキニば買うとかないかん。今頃売りようかいな?

(夫)やっぱハワイは止めとこう。

(妻)なしてー?

(夫)…不謹慎て思われたらいかんけん。近くの志賀島で良か。

(妻)あーたはほんに夢の無か人やねぇ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ