第90話 でんぷんv♡sエトラ女王
エトラ女王に連れられてでんぷんは女王の寝室に向かった。そして
エトラ女王『わらわも久しぶりなので…。』
でんぷん『はい。優しくします。うおっ。』押し倒された。
エトラ女王『激しく頼むわ。期待してるわ。』
でんぷん【あれっ?なんか違うような…まっいいか。】
こうして二人は一線を越えたのだった。
ブレホン『でんぷんは大丈夫かな。』
ハイアー『死ぬなよ。』
どのくらいの時間が経ったのだろうか。
でんぷん『はあはあ。すごい。』
エトラ女王『もう終わり?』
でんぷん『ちょっと休憩。』【やばい。死ぬ。本当に女王?】
エトラ女王『フフフ。女王だからと舐めてたのかしら?私は淫魔のスキルがあるのよ。女王になる前は、男漁りばかりしてお父様に怒られたわ。でも誰も私を満足させてくれなかった。そして、王様…お父様が亡くなってから禁欲生活で、ずーっと欲求不満が溜まってたのよ。でんぷん、そなたの申し出は本当に嬉しかったわ。』
でんぷん【地雷踏んだか!】『男漁りって……もしかしてハイアーさんの浮気相手って?』
エトラ女王『そうよ。ハイアーを含めて強そうな男と片っ端から寝たわ。アノイに申し訳ないことをしたけど、まあ、一度切りだからノーカウントのようなものよ。ちょっとは救世主に期待したけど……やっぱり、ね。』
最後の言葉にでんぷんはカチンときた。
でんぷん『日本男児を舐めると痛い目をみるぞ。』と言って女王を押し倒した。
エトラ女王『あら、まだできるのね。元気ね。でも無理して死なないようにね。フフフ。』
また時間が過ぎていき、朝方……。
エトラ女王『ちょっ、待って、待って、休ませて、お願い。壊れる~。』
でんぷん『まだまだ。』
エトラ女王『ヒーーーーーーーーーーー。』
でんぷん『勝った。日本男児の誇りを守ったぞ。ハハハハハ。…疲れた。しばらく女はもういいかな。フ~。』
失神しているエトラ女王を見下ろし、勝利宣言をしたのだった。
でんぷんだけが寝室から出てきたことに侍女が驚き、そして、あっという間に女王がでんぷんに負けたという話が流れた。
ハイアー『でんぷん、お前、男としても尊敬するぞ。』
でんぷん『いやー、頑張りました。』
マンシュ大臣『ハゲは絶倫というのは本当なんだな。』
でんぷん『それは偏見です。俺は元々ハゲではないので。ところでブレホンさんは?一緒にドワーフのところに行くものだと思ってたんだけど。』
ハイアー『あ~。昨日解散した後、小腹が空いたからと言ってゲートを使ってどこかに食べに行ったようだ。それから戻って来てないということは…おそらくドワーフ王国に行ったのだろう。きっとお前が来るのを待ってるんだと思うぞ。ブッケのところに行けば居場所が分かるだろう。』
でんぷん『そうですか。教会に行くついでに覗いて見ます。』
そして
でんぷんがドワーフ王国に行こうとすると
エトラ女王がやってきて『この国を救った者に褒美を上げたいが、宝物庫から好きな物を持っていくがいい。』
でんぷん『もう貰いましたよ。』というとエトラ女王がでんぷんにキスをして
エトラ女王『あれは私個人の褒美と思ってもらってよい。でも、逆に私が貰ったようなものね。』
でんぷん『うーん、まずは教会でこれ(ハゲ)をなんとかしたいのであとで宝物庫に案内をお願いします。』
エトラ女王『分かりました。』そして小声で『今夜も期待してるわ。』
でんぷん『……えーと、都合がつけば…。』【連ちゃんは死ぬ。】
こうしてでんぷんはドワーフ王国に向かった。
マンシュ大臣『………。』【まさかでんぷんに恋をしてるなんてことはない?】
エトラ女王『そなたが心配するようなことはないわ。私はこの国の女王よ。』
マンシュ大臣が無言で頷いた。
ドワーフ王国の教会前
でんぷん『ここには因縁があるなあ。』と扉をあけた。
神父が驚いて振り向いた。
でんぷん『呑んでる?』
神父『…呑んでな…呑んだら悪いのか。』
でんぷん『いえ。』【開き直った。】
神父『オホン。見れば旅の方のようですな。どんな困りごとですかな。』
でんぷん『へっ?ここには2回来てますよ。…あっ、これでどうですか。』と手でおでこから上を隠した。
神父『ん?んん。お前はバッケの知り合いのブラックワームの男か。剃ったのか。』
でんぷん『突然、ハゲました。これを治してもらいたくて。呪いの一種みたいなので。』
神父『呪いでハゲる。聞いたことが無い呪いだ。まあ、本当に呪いなのか見てみましょう。』
神父はでんぷんの頭を見て、触った。そして、ビシャ!
でんぷん『冷た!』
神父『聖水です。魔毒によるものなら浄化できるかと…変化無し。仕方がない。呪いかどうか分からないですが神聖魔法で解呪してみましょう。』
でんぷん『さっさとやってください。』と聖水の匂いを嗅いだ。【うん、小便ではなさそうだ。良かった。】
神父がなにやらブツブツ言っていたが
神父『これは!』と大声で叫んだ。
でんぷん『なに?』
神父『分からないです。』
でんぷん『それならさっきの大声はなんですか?』
神父『………私の力では何も分からないですが、多分、強力な呪いの一種と思われます。おそらくこの世界で解呪できるものはいないかと。』
でんぷん『いやいや、何かあるでしょ?この世に完璧なものはないですよ。』
神父『可能性があるとすれば神聖魔法のスキルを持つ転生者なら…膨大な魔力量を駆使して解呪できる…かも。』
でんぷん『なんだ、あるじゃないですか。』
神父『そのような転生者がいれば…です。いれば教会が放っておかないでしょう。』
でんぷん『そういうことですか。今は、いない。見つかってないだけかもしれませんね。でも可能性があると分かっただけでOKです。ってまた呑んで。』
神父『今日はめでたい日なのです。この王国に火が戻ったのです。王国の復活です。』
でんぷん『そう言えばここに来る道中も結構賑やかだったな。ではお金はブレホンさんに請求してください。』
神父『寄付と言ってください。』
教会を出てからブッケの店に向かった。
でんぷん『こんにちわ。ブレホンさん来てますか?』
ブッケ『おお、でんぷんか。ん?でんぷんだよな。まあいいか。ブレホンなら隣に行ってるぞ。聞けばお前のお陰で火種が復活したそうだな。お前って本当に凄かったんだな。』
でんぷん『ハハハハハ。こっち(ハゲ)は興味なさそうでよかった。それでブッケさんに作って欲しい魔道具があるんですが、それは…。』
話を聞いてブッケ『そっち(ハゲ)はどうでもいいわ。で、それは難しいな。もしかしたら姉貴ならそういうのも作れるかもしれんな。』
でんぷん『姉貴?お姉さんがいるんですか?』
ブッケ『ああ、いろんなものを見て経験を積みたいと言って流れの鍛冶職人になっておる。まあ生きていればだが。』
でんぷん『じゃあ、どこにいるかは?』
ブッケ『分からん。そうだ。明後日だぞ。』
でんぷん『?』
ブッケ『国王選抜戦だ。エントリーしてあるから頑張れよ。』
でんぷん『あ~、そうなんですね。』
ブレホン『おっ、でんぷんじゃないか。』
でんぷん『ブレホンさんがいなかったから勝手に教会行ってきましたよ。』
ブレホン『そうか。変わってないということは残念だったな。』
でんぷん『強力な呪いのようなので…。明後日だそうです。』
ブレホン『ああ、選抜戦か。頑張れ。』
でんぷん『ついでにバッケさんの顔でも見てから帰りますか。』
ブレホン『やめておけ。ある武器の鍛冶に専念するそうだ。もう話しかけない方がいいだろう。』
でんぷん『ん~、ちょっとだけ覗いて帰ります。』
でんぷんがバッケの店を覗いたが、バッケはいなかった。
でんぷん『あれっ?いないのか。あ~奥から何かを打ってる音がする。ちょっと見てみるかな。』
奥の鍛冶現場を覗くと、普段のバッケとは全く違うバッケが真剣に何かを打っていた。
さすがのでんぷんも声を掛けない方がいいと分かったのかそのまま出て行った。
バッケ『なんじゃ、どうした、おとなしかったドラゴンボーンが暴れ出したぞ。…おっ、収まった。まったく、この前からなんなんじゃ。』
この夜も頑張りました。
といっても、今夜の女王は昨日屈服させられたので従順だったから多少は…多少は昨日より頑張らなくてもよかった。
でんぷん【ここに居続けると死ぬ。選抜戦が終わったら旅に出よう。】と決意したのだった。




