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「なにやってるの!はやくいくよ」


いつもと変わらない光景

幼馴染が私を呼んでいる

ただひとつだけいつもと違うことがあるとすれば

この光景にどこか懐かしさを感じるということだろうか


普段の私であればそのようなこと気にも留めないだろう

ただ、何かが引っかかる

そんなこと考えても仕方ないし、はやく忘れよう

そう思い、またいつもの日常に戻る


はぁ

重いため息をつく

今日はそればかりだ

朝のことが引っかかっているのだろうか

忘れたくても忘れられない感覚

夢で見た光景、デジャブ

今日はもうなにをするにも集中できそうにない


キーンコーンカーンコーン

気づいたら放課後になっていた

結局今日は授業にも集中できなかった

幼馴染が近づいてくる

「一緒に帰ろ」

そういう幼馴染に私は反射的にうなずいた


いつもの帰り道

私は目を閉じる

ふっと光景が目に浮かぶ

車が向かってくる

私はさっと道のわきによける


私がいたところをすごい速度で走り抜けていく

もしそのままよけていなかったら車はよけていただろうか

さっき見た光景では私は轢かれていた

ぞっとする

いや、もう考えるのはやめよう


その後は特に何事もなく家へ着いた

明日からもこの憂鬱な状態が続くのかと思うとうんざりする

目が覚めたらいつも通り

元に戻っていることを信じて私は眠りについた

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