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すちゅーでんと おぶ VRMMO  作者: 本田来人(ホンダライト)
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1 プロローグ

画面の前で少しでも興味を持ってくれたそこのあなた!!!本当にありがとうございます!!!


初投稿ですが今後ともどうぞよろしくお願い致します。

人より少し体が弱いゲーム好きな高校一年生。それが俺、山根アオト。中学時代はそれなりに友達もいたし、今の中の下くらいには平凡な生活にもそれなりに満足していた。そんな俺もついに今日から高校生。別に何かが大きく変わるような気はしなかった。


重い目蓋をこじ開け、顔を洗って着替えて中学の頃とほぼ変わらぬ朝支度を終えた。いよいよ始まる高校生活に胸を膨らませるような期待と少しの不安を抱きながらいざ春風の通学路に足を運ぶ。


通学路はバスに乗り降りたら10分弱の並木道〜坂道を歩くという至ってシンプル、すぐに慣れそうな道だった。


桜が満開…でもないもう葉が多い並木道と坂道をあるき続け、学校に着くと中学から唯一変わらない友達、吉本ユウが




「おう、今日から高校生活だな!」




とハキハキとした声をかけてきた。




「おはようユウ。自己紹介の内容決めた?」




と尋ねるとユウはまるでアニメキャラか何かのようにぴゅるぴゅると口笛を拭き始める。


というかこいつは坂道を登り終えたばかりなのに元気だな。数秒ほどしたらユウは




「ま、だいじょぶだろ、どーにかなるなる」




と言った。


見ての通りのマヌケなお調子者だけど俺の体を本気で心配してくれる友達、それがユウだ。おまけに俺と同じゲーム好き。中学時代はよくオンラインゲームをよく一緒にしたものだ。軽い緊張と温かい春の気候の中迎えた新しいホームルーム。


席はわかりやすく黒板に書かれていた。ぼーっとしてたらすぐにテンプレのように先生が入ってきてテンプレのような自己紹介が始まった。


するとあっという間に自分の自己紹介が来てしまった。無理もない、席が一番右端の前から4番目なの自己紹介もすぐに来てしまうわけだ。どうやら見た感じ横からあいうえお順になっているようだ。

それなのにどうして縦から自己紹介をさせるのかという若干の疑問を抱きつつ



「えっと…山根アオトです。ゲームが好きです。1年間よろしくお願いします。」




という陰キャの極みのような自己紹介を終えた。高校生活はド陰キャスタートかと思われたが丸々一列分後の席のユウが自己紹介で




「アオトとは中学から友達で……」


などと陽キャの極みのような自己紹介に巻き込んでくれたお陰でどうにかなりそうだ。これこそユウみたいな考えだが。




何事もなく1日を終え帰り道。ユウと軽い雑談を交えながら帰るややうろ覚えの道。少し前までの中学の帰り道ならユウ+4〜5人で帰ってたから二人での帰り道は何だか新鮮だ。




「それで中学のあいつが…あははははww…そういやアオト、VR1って知ってるか?てかやってる?」




なんとなくテレビで聞いたことはあったがわざとらしく




「知らない、新作のゲーム?」




と尋ねる俺。




「ああそうだ。でもすごいんだぜこれ!政府制作のVRゲームで最初にクリアしたやつには何と1!億!円!」




とまるで自分の自慢のように語るユウ。だが食いつきたくなるような面白さがある。ユウの話し方が上手いのもあると思うが、1億円がもらえるなんて大富豪か総理大臣でもない限り誰でも興味を持ってしまうだろう。




「更にこのゲームはなんとVRMMO!ついに未来が来たって感じだよなー」




ネットショッピングのような紹介にますます興味が湧いてくる。




「そういやアオト、VRゴーグルセット一式持ってたよな?じゃあやろうと思えば今日からできるじゃん!!」




と意気揚々に話すユウ目の前にもう既にその気でいる俺がいた。こうして台風のように過ぎていった高校初日は俺がVR1をプレイするきっかけをくれた。




家に帰り早速ダウンロードし、仮想世界とやらに飛び込んでみる。




Load中…………………




    〜ようこそ、VR1へ〜


読んでいただき本当にありがとうございました!今後とも連載していきますのでどうぞよろしくお願い致します。

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