表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

結局食べ放題は辛いって話

作者: 茅野

右も左も分からない状態での執筆で、拙いですが、大目に見てくれると幸いです。

高校3年生の私は、もう部活動も終わり進学も決まっていて、後はとてつもなく長い春休みを楽しむだけである。そんな中、部活動のメンバーと焼き肉に行くことになった。私を含めて6人で、お会計が分かりやすい食べ放題の焼肉屋に行くことになった。そして、高校生が食べ放題に行くとなると必ず元を取ろうとする。食べはじめる前は、この店潰すつもりで食べようぜ、などど言うやつもいるが、そういうやつに限ってすぐギブアップするものだ。私が行った焼き肉屋は制限時間が決まっていて120分食べ放題の、15分前にラストオーダーだった。注文は席においてあるタブレットを操作するシステムである。会話をしながら楽しんでいると、15分前のラストオーダーの時間になった。みんな満足していてもう帰りのことを考えていた。そんなとき、私たちの席に店員さんが来た。誰かが気を利かせてくれて、デザートの杏仁豆腐を注文してくれていた。しかし、店員さんが運んでくる量に驚いた。なんとお盆を埋め尽くす量の杏仁豆腐を持ってきている。おおよそ20個はある。だが、6人で20個なら、1人につき3個か4個である。驚きはしたが、食べきれない量ではないし、まだ嬉しかった。まだ。そして、店員さんの後ろにもう1人控えているのが見えた。もしやと思い、目を凝らして見ると、お盆には又しても大量の杏仁豆腐が控えている。これで約40個である。1人につき6個か7個に膨れ上がった。満腹になったときの杏仁豆腐6個。これが単品ずつの店であれば、満腹といっても限界ではないため、まだ喜べたであろう。しかし今回は話が違う。食べ放題でほとんど限界まで行った満腹である。杏仁豆腐をおおよそ40個も注文した狂人は誰だ、とその他の5人は考えただろうが、タブレット操作のため、犯人が名乗り出る以外、真相は闇の中。そんな中、2人が申し訳なさそうに何かを言い始めた。その2人は杏仁豆腐が苦手で食べることが出来ないと言った。なぜか耳が聞こえにくいのは、体がその事実を拒否しているのだろうか。それでも聞き取れたのは、以前に好きなデザートの話をしていたとき、私が杏仁豆腐の良さを語ったが、その2人が苦手と言っていたことを思い出したからである。つまり、4人で40個もの杏仁豆腐である。誰が犯人か分からず疑心暗鬼になるなか、仕方なく杏仁豆腐を口にした。美味しいし1つの量が少ないから、意外と余裕で食べれるかも。と思ったのも束の間、5個食べたあたりから、厳しくなってきた。逆に5個も食べたことを褒めて欲しいぐらいだ。しかし、頭のなかに、古舘さんのナレーションを流し、これを食べきれば優勝という、全盛期のジャイアント白田になりきり、なんとか食べきった。

結局、狂人は最後まで狂人であり、名乗り出ることがなかった。もし、杏仁豆腐が苦手な2人以外の人が注文していたとしたら、自分まで苦しい思いをして、何がしたかったのか。甚だ疑問ではあるが、食べきった達成感と疲れにより、そんなこと事はどうでもよくなっていた。

分かったことは、デザートは量が少ないからこそ、特別感があり、美味しく食べれるのであって、量が多いデザートはもはやデザートではなく、先が分からない砂漠(desert)を旅しているようなものである。

私は昔から文章を書くのが苦手です。小学生の頃は読書感想文で大いに頭を悩ませました。中学生になると、人権や交通安全に関する感想文です。高校生になると、感想文ではなく論文、レポートです。社会人になってもプレゼンや資料があり、Twitterでは上司の愚痴を吐きながら、徹夜になることを覚悟し絶望している人を見かけます。そこで、文章能力を付けようと思い始めました。これで将来、文章を書くのが上手くなったと思えたら、Twitterで人生の絶望を呟いている人に感謝です。ちなみに、本を読むのは好きで、自己紹介があると必ず読書と言ってます。まぁ他に趣味や、自慢できることが無いだけですが。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ