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幻の万華鏡  作者: まぼろしや
1/8

まぼろしのはじまり

 ほら、目を覚まして!

 むずかしい顔してないで

 君の世界をのぞいてみよう

 文字も数字もすてちゃって


 その目をひらいて


 耳を澄まして


 裸の手足を動かして


 あとは少しの想像力で


 隅から隅までながめよう


 お日様が「おはよう」と言っている

 そよ風が後ろからついてくる

 茂みの小道に入ったら

 口笛吹いてシルフを呼ぼう

 小川にぷかぷか流されて

 滝から落ちたら海の底

 マーメイドの泡は歌声のカプセル

 きらめきながらひすい色の水面(みなも)に昇ってく

 燃える火山の洞窟に

 潜んでいるのは真紅のドラゴン

 煉獄の炎が踊ってる


 夜空の星が回っているのは

 西や東で魔女が杖を振っているおかげ

 闇色の空に一筋流れる

 運河を渡ろう流星となって


 星は命を燃やしているんだ

 ヴィーナスは金色(こんじき)に輝いている

 プルートは死者の国を治めている

 みんな命を燃やしている

 見上げる君も燃やしている


 君には見えるかい?

 彼らのいのちの営みが


 君の心に幻想(ファンタジー)はあるかい?

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