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青春を過ごしたいお年頃!〜4時限目〜

今日から2泊3日旅行に行く事になった高田一行


行き先は知らない人は居ないという、通称魔法の湯と呼ばれている温泉に行くのだ。


ちなみに魔法の湯なだけあってその温泉に浸かると魔法の効果が上がったり覚えたい魔法を唱え続けると覚えれる噂まであるという。


マスター「みんな揃ったね!それじゃ行きましょ!」


という事でマスター先生の車で温泉に向かっている高田一行は大きな事故は無く…(あるとすれば途中でタイヤがパンクしてそれからはマスターが車を浮かせて走らせてたぐらい)


「着いた!魔法の湯!」


大きなお寺が建っていた…そうここが通称魔法の湯と呼ばれる温泉がある旅館。


木下「それにしても立派ね…」


正直これまで見てきた旅館の中で一二を争うぐらいの大きな建物だ。


マスター「私はチェックインしてくるからしばらくぶらぶらしといてー」


「ほーい」


珠里「あれなんだろう?」


珠里の見ている方向にはジェットコースター?トロッコ?の様なものが走っていた。


影山「あれは温泉と旅館を行き来するトロッコですね、実際僕達もあれに乗って温泉に行きますよ!」


「お風呂から帰る時とかトロッコの速さで頭が乾きそうだな」


マスター「チェックイン終わったからお部屋に行きましょー」


旅館は2階建てだ、ちなみに今回泊まる部屋は窓からは山しか見えない様になっていた。


部屋の中は床は畳、テレビ、トイレ完備の部屋だ。

その代わり一つだけ難点があるとすると…


「この部屋窓ねぇな…」


そうこの部屋は窓が無いのだ。


後に聞いてみると『窓を付けると窓ガラスを割っていく客が多くてですね…』


窓ガラスを割る客が多いとかどんな治安だよ


「だからって虫が入ってきそうでいやだなぁ…」


なお女子組とは別の部屋になっている(そんな展開は無いってことを先に言っておかないと…)


「とりあえずご飯食べるかー」

影山「そうだね!それじゃ下に行こう!」


食事は下に行き定食券という券を渡す券売制だ。


ちなみに定食券はチェックインした際に朝ごはんと夜ご飯の分を貰えるようになっている。


今日の夜ご飯はサバの味噌煮だ。


お盆の上には味噌汁とごはん、それにサバの味噌煮と漬け物がのっていた。


影山、高田「いただきまーす!」


サバの味噌煮は口に入れると、とろけるように無くなっていく。


「おおっ!これが口の中で溶けるってやつか!」


影山「ご飯も美味しい!」


2人はご飯を食べ終えたあと


「よし!温泉に行くか!」


影山「えっ…食べた後にすぐ温泉はキツくない?…あのトロッコ乗らないと行けないんだよ?出したくない物も出ちゃうよ?」


完全に忘れてた…


珠里「温泉入ってきたよー!」


女性組は先にお風呂に入っていたのだ


そう…男二人は温泉に行く時にトロッコに乗らないと行けない事を忘れていたのだ…


「そ…そうなんだ!僕達も後で行ってくるよ!」


珠里「それじゃ私たちはご飯食べてくるねー」


と女性組と別れた男2人はお腹が空くまで部屋で暇を潰すことに…


「何するー?」


影山「うーん…あっ!そうだ!ゴソゴソ」


影山くんがかばんをあさっている


影山「これしよ!人生ゲーム!」


「おっ!いいね!やろやろ!」


と言って始まった男二人での人生ゲーム


〜30分経過〜


「右隣の人と結婚をする…」


影山「なんてこったい…」


2人しか居ないから隣の人と何かをする系は100パーセント相手に当たってしまう


「左隣の人と浮気をしてしまい右隣の人と左隣の人に1万円ずつ渡す…」


影山「きゃっほーい!2万円いただきます〜」


そして…


「俺は浮気がバレて仕事を無くして家を売ってその金すらパチンコに使って金融機関にお金借りて競馬で倍にして返そうと思ったら全部負けてお金が無くなって身分証を無くしバイトも受けれずに借金取りに終われこのまま人生が終了する…」


高田はボロボロになってしまった…


影山「ど…どんまい…」


「どんまいで済むかよ!何だよこれ…クソ人間じゃねぇか…」


とそんな人生ゲームを終え二人ともゴロゴロした…



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「そろそろお腹空いてきたしお風呂行こうか」


影山「そうだねー行こうかー」


という訳で温泉行きのトロッコ乗り場まで来たのだが…


影山「なんなんだあのスピードは…」


「やべぇ…そこら辺のジェットコースターくらいあるだろ…」


影山と高田は二人とも絶叫系が苦手だ、高田に関しては12歳の時に乗った幼児用のジェットコースター?に乗って倒れたくらいだ。


「よし…遺言はあるか?」


影山「短い間だったけど楽しかったよ…もし生きれたら背中流してやるよ…」


思いっきりフラグを建てた影山だがそんなのを気にする余裕はない


トロッコが来た


2人は安全バーを止めしっかりと握った


それは凄まじいものだった…


気づけば森を抜け海を見渡せる場所まで出てきた、気づけばもう温泉に着いていた


影山「背中流して…やるよ…」


顔色を悪くしながら影山が言った


「おっ…おう…頼むぜ…」


もちろんこちらも気分が悪いのだ


そしてトロッコ乗り場から出るとそこには大きな平屋の建物があった


左にはのれんに御婦人、右には殿方と書いてあった


僕は迷うことなく左に…


影山「お巡りさんここですよー」


僕は迷いながらも右に行った


浴場の中は大浴場があり色々なお風呂が点々と並んでいた


その数は約30程


影山「それにしても広いなぁ…」


「ほんとに…なんか迷ったら一生出れなそう」


影山「そんな事は無いでしょ…いや絶対無い」


フラグ建てすぎの影山を置いていきながら色々なお風呂に入っていった…


そして2人はゆず湯に入っていた


影山「それにしても同じ学校の女子と旅行とか中々出来ることじゃないし何より普通はする事じゃないし…」


「正直俺はこのチャンス逃したら終わりだと思ってる…」


影山「は?…あの中に好きな人居るの?」


「居ない…けど今のうちに作っておかないと一生出来ないと思うし何よりボッチはいやだ…」


影山「ボッチ?僕がいるじゃないk…」


影山が話している途中に高田は声を荒げた


「お前みたいな陰キャじゃダメなんだよお!今居る女性陣はみんな陽気なキャラだ…だからここでひとつ関係を築けば俺は勝てるんだ…周りの男子より1つ上のステップに踏み込めるんだ…」


影山「なぁに!?君だけ一人勝ちか??そんな事はさせない!僕だってステップを踏んでみせる!」


と言って2人は慌てて風呂を出た…


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