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攻撃魔法を覚えたいお年頃!〜2時限目〜

あのバナナ剥きを習得してから約1週間が経過し…

「あっ…!机から消しゴム落ちた…こういう時に魔法で物拾えたらなぁ…んで今日はどんな魔法を教えてくれるんだっけ?」

珠里「金曜日の授業の最後に次の教える魔法は水を凄いスピードで出す魔法って言ってたよー」

「マジかよ!?きたよ俺の時代ぃ!」

水をすごい勢いで出すとかハイドロ○ンプみたいじゃん!


〜授業開始〜

宮野せんせー「今日は水の魔法を教えるぞー」

「わくわく…うへへ…」

宮野せんせー「まずは水を出すところから始めよー、まずはこうやってこうすると…」

せんせーが構えた右手からちょろちょろと水が出てきた

「はい?凄いスピードと言うのは??」

宮野せんせー「凄いスピードを出せるのはそこら辺の魔女が出来るぐらいのレベルが高い事だよ」

珠里「!?…」

「そこら辺の魔女て…どっかのRPGとか魔女はラスボスなのに…てかその水って何の水なんですか??」

宮野せんせー「…内緒☆」

よし絶対にこの魔法は覚えないぞ

「せんせーもう少し実用的な魔法は無いんですか?例えば物を自分の所まで魔法で持ってこれるみたいな」

宮野せんせー「ふっ…そんなのこっちが知りたいわ((キリッ」

僕は必殺技みたいな魔法を覚えたら真っ先にこの先生を討とう。

結局成績に関わるので水の魔法は覚えました



後日…

今日は高校に入って初めての休日

「久しぶりにあの喫茶店に行こうかな〜」

あの喫茶店…その喫茶店は僕が小学生の時からほぼ毎週行ってる喫茶店。

その喫茶店のマスターは赤髪の長髪を後ろにまとめていてほとんどの魔法を使える、しかも可愛い、正直宮野せんせーじゃなくてマスターが先生だったら良かったのが本音

マスター「いらっしゃい高田くん♪」

「久しぶりですー!」

マスター「学校は楽しい?」

「せんせー以外は正直完璧です!」

マスター「…そ…そうなら良かったね!」

と言ってマスターは魔法でコップを食器棚から取り出した

「あの…物を自分の所まで引き寄せる魔法みたいなのを教えて欲しいんですけど…」

マスター「ん?…そんなのを知りたいの?…男の子だったら例えば雷を打つ魔法とか氷で攻撃する魔法を知りたいとか言うのに…」

「いやぁやっぱり楽できる魔法っていいじゃないですか!」

マスター「そ…そうね!…わかった教えてあげる!」


〜伝授中〜

マスター「これで出来るはずよ!」

「…………はっ!」

近くにあった紙ナプキンをこちらまで吸い寄せた

「す…すごい!これで勉強も捗る!あのいらないことばかり教えるせんせーとは大違いだ!ありがとうございます!!」

マスター「どういたしまして!これからも頑張ってね!」



〜月曜日〜


珠里「高田くんおはよー」

「おはよー!」

珠里「…?高田くんテンション高いね?何かいい事でもあったの?」

「それはね…?見て驚くなよ?…………はっ!」

僕は落ちていた消しゴムを自分の机まで引き寄せた

珠里「!?何それ…宮野せんせーから教わった訳じゃないよね?…いいなぁ私もそんな魔法使ってみたい…」

「すごいでしょ!この魔法はあの喫茶店のマスターに教えてもらったんだ!」

珠里「なるほど…宮野せんせーじゃなくてマスターが先生だったら今頃みんな凄い魔法覚えてるんだろうなぁ…宮野せんせーやめろ((ボソッ」

女の子って怖いなぁって思ったところで無能の宮野せんせーが教室に入ってきた


今日も役に立たない魔法を覚えさせられる授業が……


宮野せんせー「新しくこの学級の先生になる先生を紹介する」


へっ?

教室の扉から赤髪の長髪を靡かせながらその先生は入ってきた

宮野せんせー「新しくこの学級の授業を持つことになったマスター先生だこれからは宮野せんせーは補助に回る事になった」

マスター「これからこの学級の授業を持つことになったマスターですよろしくお願いします!」

よっしゃぁぁ!まともな先生きたぁぁあ!!!


今日から役にしか立たない魔法を教えてもらう日々が始まる




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