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43話 ギリシャで傭兵 ZERO

少し短いです。そして、タイトルにZEROって書いてあるけど、次回からはⅠです。

これは、司がギリシャで生きているとわかったものの、経緯が良くわからず、夜も遅かったので寝ることにした日の翌朝。


「さて、早速ギリシャに行く用意をしましょう」


朝から千尋が訳のわからない事を言っていた。


「いや、どうしてそうなっている」


皇気がすかさずツッコミを入れる。

そのツッコミに対して千尋は、また訳がわからないことを言った。


「あら?昨日の夜にそういう話になりませんでし

たか?」


全くそんな事は話題に出ていなかった気がする、

ここにいるみんながそう思った。

だが、汐里と皇気と龍は対応が違った。


「「「はぁ・・・しかたないか・・・」」」


若干ヤケになりつつも、三人はギリシャに行くことを決意した。


「「「え、行くんですか?」」」


残りの三人は最初は驚いていたが、結局は行くことにした。

スカアハはというと・・・


「そう言うとは思っていたぞ」


そう言ってもうすでに支度を始めていた。

こうして8人は空港に行ったのだが、問題があった。


「「「なにー、飛行機をギリシャには出せな

い!?」」」


全員が驚きの声を叫んでいた。

だが、この事がギリシャの司に繋がるとは誰も思っていなかった。


ーーーーーーーーーーーーーー


話は飛んでギリシャ。


「ギリシャから飛行機をだせない?」


今日、司は日本に帰る予定だったが、王女様の一言で全てが終わった。


「ええ・・・飛行機は当分出せないんです」


「な、なんでですか?」


司は理由を聞いてみたが、その理由は司に関係ありだった。


「どうやらゼロという組織の基地がギリシャにあ

ることがわかったそうなんです」


それを聞いた司は表情が変わった。


「ゼ、ゼロ・・・だと・・・!?」


「大丈夫ですか司?」


エリナに指摘されるまで司は固まったままだった。


「失礼しました・・・ところで、エリナ王女様。

一つ提案があるんですけど、いいですか?」


「ええ。司の頼みとあらば、何でもいいですよ」


とりあえず司はエリナに質問をした。


「たぶん今日から捜索隊をだしますよね?」


「ええ。そう聞いています」


そして、少しうなずいて頼み事をした。


「その捜索隊に俺を加えてくれませんか?」


最初はその発言にエリナも驚いていたが、何か納得したようで、許可をくれた。


「いいでしょう。私から頼んでおきましょう」


「ありがとうございます」


という訳で、司はギリシャの捜索隊に参加することになった。


ーーーーーーーーーーーーーー


時は数時間流れて、場所はギリシャの森の中。

捜索隊の人数は少数精鋭で、エリート達しか参加できない様子であった。


「これより捜索を開始する。敵の基地はこの森の

中心にある。この基地を発見した部隊は、報告

と同時に通信が途絶えている。各自警戒を怠ら

ないように!!」


捜索隊の隊長が説明を言ったあと、司とアテナの紹介があった。


「そして今回エリナ王女様からの推薦で、二人が

部隊に加わる事になった」


隊長からの突然の報告で、部隊のメンバーは少しざわつくが、隊長がすぐにその場を静めた。

そこで、二人が出てきた。


「どうも、立花 司っていいます。こっちは俺の

相方のア・・・」


アテナの名前を言おうとした瞬間、アテナに脛を蹴られた。

その事で司は察した、アテナという名前を出すと・・・とてもめんどくさい。


「こいつの名前は、アティナだ」


なんというダサい改名のしかた。

そうアテナは思った。


「というわけで、この二人が今回の助っ人だ」


中には歓迎する声もあったが、二人を良く思わない人もいた。


「よし、メンバーが揃ったことだし。作戦開始

だ。助っ人含めて8人が帰ってこれるように

頑張ろう。いくぞ!!」


隊長からの激励により、メンバーはより一層やる気をだした。


「アテナ・・・全員無事で帰れると思うか?」


「いや、下手したら何人か死にますね」


メンバーの中で、この二人だけが深刻な表情だった。




つづく












今回の解説。


ギリシャの捜索隊について。


ギリシャの捜索隊は、日本の特殊部隊のウィザードと同じくらいにエリートじゃなければ入れない。

今回の捜索隊も全員が優秀ではあるが、ゼロの戦力は未知数。

作中の二人が何かを感じ取っているが、それは今後のお楽しみ。


今回は以上です。

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