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3話 転校生

ナニコレ?ラブコメ?


朝、いつもより早く起床し、支度をする。

そして、学校近くの森に行く。


「おはようございます」


と、挨拶を二人にする。


「おはようございます」


「ああ、おはよう」


こんなやり取りをしてから特訓が始まる。

特訓のメニューは

1 体操

2 ランニング

3 魔力操作の練習

4 魔力を一気に放つ練習

5 組み手

6 基本魔術の練習

7 復習

8ストレッチ

と、このようなメニューになっている。

集合時間は、なんと5時。

正直つらい。


ーーーーーー


こんな感じに日が過ぎていき、気がつけば1ヶ月

たっていた。


「今日は、新入生がいます」


なるほど、今日は新入生がいるらしい。


「どうぞ、はいってきて」


「は、はい」


入って来た女の子は金髪の外国人だった。


「イ、イギリスから来ました。

ステラ スミスといいます。

これから、よろしくお願いします」


男子達から黄色い声援が飛んでいる。


「ステラの席は・・・そうだな、神城の隣にしよ

う。

神城、よろしく頼む」


「はい」


ステラさんは隣の席につくと。


「これからよろしくお願いします」


と、挨拶をしてくれた。


「こちらこそ、よろしくお願いします」


そして休み時間。


「あのさ、どうしてステラさんはこの学校にきた

の?」


「え・・・その・・・」


「あっ、言いたくなければいいですよ」


「い、いえ、大丈夫です。話します。

そのですね・・・探している人がいるんです。

その人が、この学校にいると聞いてきたんで

す」


「その人の名前ってわかりますか?」


(なんか嫌な予感がしてきた)


「は、はい。名前は立花 司っていうんです」


嫌な予感的中。


「その人なら、私の知人です」


「え・・・えーーーー!?

そ、そうなんですかーー!?」


「は、はい。一応」


ーーーーーーーー


という事で、放課後に先輩の所に案内することになった。


「いつもはここら辺にいるんです」


「よぉ、来たか」


やっぱりいた。


「今日は連れがいるのか?

可愛い子だな」


「えっ、は、はい・・・」


「先輩・・・セクハラですよ」


「すまんすまん」


「で、そちらは?」


「は、はい。ステラ スミスと言います。

イギリスからあなたを訪ねに来ました」


「えっ、俺?」


「そうです。司さんにお礼が言いたくて」


「お礼?・・・なんか俺したっけ?」


「知りませんよ」


「師匠、こんにちは」


「よぉ、香菜美」


「香菜美さん、こんにちは」


「あら、こちらの方は?」


「ステラ スミスと言います」


「私は、木戸 香菜美といいます。

よろしく」


「こ、こちらこそよろしくお願いします」


「で、師匠、何の話をしていたんですか?」


「いやー、何か俺にお礼がいいたいんだってよ」


「お礼?・・・師匠にですか?」


「それで、お礼って?」


「は、はい。二年前に司さんにはたすけてもらっ

たんです」


「「二年前?」」


「二年前・・・イギリス・・・可愛い女の子

あっ、あの時の女の子か」


「思い出してくれましたか?」


「先輩、何がイギリスであったんですか?」


「イギリスにたまたまいたときにな、通り魔事件

があってよ。

その時に襲われている可愛い女の子を助けてや

ったんだよ」


「そうなんですか・・・」


「でも、どうしてわざわざお礼何か言いにきたん

だ?」


「それは・・・日本に好きな人がいまして」


「へー、こんな可愛い女の子に惚れられてるなん

て、うらやましい限りだな」


「そ、そうですか!?」


「どうしたいきなり」


「い、いえ、すみません」


「そうそう、お前ら二人にも好きな人ぐらいいな

いのか?」


「い、いるわけないじゃないですかぁ!!」


「お、おう。そうか」


「そうですよ」


「由井は?」


「い、いません」


「お前ら二人とも可愛いんだから、もったいない

な」


「そ、そうですか?」


「先輩・・・い、いきなりどうしてんですか?」


「いや、率直な意見を言ったまでだ」


「そ、そんなことより、ステラさんのお礼のこと

は?」


「そ、そうでした。司さん二年前はありがとうご

ざいました」


「いや、ウィザードとして当然のことをしたまで

だよ」


「そ、それと一つお願いが・・・」


「俺は、可愛い女の子の頼みは断らない主義だか

ら、安心しろ」


「は、はい。で、ではお言葉に甘えて。

実は、司さんに魔術を教えていただきたくて」


「いいぞ、別に。もう、二人に教えているしな」


「あ、ありがとうございます」


「これからよろしくね、ステラさん」


「よろしくお願いします。ステラさん」


「こちらこそよろしくお願いします」


私達に新たな仲間が加わった。

それから数週間はちょくちょく戦闘はあったが、

比較的平和に過ぎていった。

でも、まさかあんなことがこれから起こるなんて、誰も思う人はいなかった。







今回の解説


超特殊魔力属性の一つ「祝福」について


祝福は治癒とは違い、再生を早めるだけであって

その人の魔力量によって治るスピードが変わる。

他にも、人の魔力をきょうかしたり。

相手の魔力を吸収したり。

いろいろなサポートにとても便利な属性。

この属性を持っている人は本当に少なく、狙われることが多い。




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