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22話 ネクロマンスデュエル Ⅱ

ホラー系は苦手ですなー。

二年前に起きた事件の一つに魔術第一高等学校の、理事長の娘が誘拐されるという事件があった。

その事件は、当時の魔術第一高等学校の一年生四人によって解決された。


ーーーーーーーーーーーー


突然現れ、司に抱きついた美人の女性に対して、三人は驚きを隠せなかった。


「あ、貴方と司さんはどんな関係なんですか?」


「ん?当然私の彼氏よー」


「「「は!?」」」


「京子さん・・・冗談はそのくらいで」


「えー、私冗談なんていってないよー」


「はぁ・・・これだからこの人は・・・」


「あのー夜木さん。本当はどんな関係なんです

か?」


「いやー実際の所。二年前に京子さんが誘拐され

て、それを俺達が助けたんだけど。その時に、

司に惚れたって所かな」


「いや、惚れたでは済まないだろう」


「そうだな・・・」


スカアハと涼が呆れた様子で、京子のことを見ていた。


「は、はぁー・・・」


それには由井も、困惑するしかなかった。


「そんなことより京子さん。早く運転してくださ

い」


「えー、私的にはーまだ物足りないけどー。司が

言うならー仕方がないねー」


京子さんは渋々運転席に戻っていった。


「じゃあ、行こうか」


「「「はい!!」」」


そして、五人は車に乗り込み、千葉への車の旅が始まった。


「そういえば師匠。あのでっかい剣はどうしたん

ですか?」


「あーあの剣ね。実は説明書がよく分からなかっ

たから持ってきてない」


「な、何て書いてあったんですか?」


「なんか、魔術結合人工回路がどうとかなんとか

書いてあってさ・・・」


「魔術結合人工回路?」


「一応スカアハに聞いたんだけどよ」


「いくら私でも、機械のことは分からん」


「な、なるほど・・」


「だからさ、今度また加奈子さんに聞きに行く

わ」


「その時は私も同行しよう」


「おう、サンキューな」


「何を言う。私と司の関係だろ?」


「まぁ、そうだな」


この会話を聞いた三人は、機嫌が一気に悪くなった。

だが、涼はそれに気付きフォローした。


「おいおい、車の中でノロケかよ」


「ノロケ?何を言ってるんだ?」


「さぁな、私にも分からん」


「こいつ、変態の癖に変なところが鈍いよな」


この一言に、三人は首を縦に降っていた。


「変態とはなんだ、じゃあ聞くぞ。メイド服

は?」


「は!?最高に決まってんだろ!!」


「墓穴を掘ったな・・・」


「私・・・夜木さんはまともだと思ったの

に・・・」


「夜木さんも、先輩と同じなんですね・・・」


「私、悲しいです・・・」


「司・・・泣いていいかな?」


「気にするな、奴らには素晴らしさが分からない

んだよ」


「そ、そうだな!!」


二人は固い握手を交わしていた。

それを見た三人はとても引いていた。

スカアハはずっと笑っていた。


ーーーーーーーーーーーーーー


「ついたわよー」


車の中で会話をしていると千葉についた。


「以外と早かったですね」


「まぁ、県境だからな」


「じゃあ、京子さんはここで待っていてくださ

い」


「はーい、待ってまーす」


「じゃ、行くか」


京子には車の中で待ってもらい、五人は墓地の中に入っていった。

その墓地は以外にも大きく、禍々しいオーラが漂っていた。


「以外と雰囲気ありますね・・・」


「そうですね・・・」


「おっと、早速敵が出てきたぞ」


そんな事を言っていると、地面からゾンビが涌き出てきた。


「ここは、俺に任せてもらおう」


「珍しいな・・・お前からいくなんて」


「俺がいくのが最善策だと思っただけさ」


「ふーん」


「じゃあ、やりますか・・・宝具展開!!」


涼が展開した宝具は杖だった。


「杖・・・ですか・・・」


「私、初めて見ます」


「一体どんな能力なんでしょうか?」


「・・・アンデットパーティー・・・」


涼がそう呟くと、地面からゾンビが大沸いてきた。


「あとは、勝手に倒してくれるさ」


「す、すごい。ゾンビを召喚して操る能力なんで

すね」


「いや、違うぞ」


「え・・・違うんですか?」


「あいつの宝具はただ単に自分の魔力を増大させ

るだけの能力だよ」


「じゃあ、あれが夜木さんの魔術・・・」


そうこうしているうちに、ゾンビは全滅していた。


「ゾンビは頭を潰せばお仕舞いだ。逆に腕や足を

切ってもピンピンしているから気を付けな」


「「「は、はい!!」」」


だが、そんなにここは甘くなかった。

少し進めばゾンビの大群がてでくる。

これの繰り返しが続いていた。


「本体を叩かないとダメだな・・・」


「ならば司よ。私と三人にここは任せて、お前と

涼で本体を叩いてこい」


「了解した。涼、本体の場所はわかるか?」


「俺はネクロマンサーだぜ。楽勝よ」


「なら、行ってくる。ここは任せたぞ」


「「「はい!!」」」


「任せてくれ」


こうして、四人はゾンビの撃退、二人は本体を叩くという様に、分散することにした。


「で、何処にいるんだ?」


「そんなの墓地の中心部に決まってるだろ?」


「本当か・・・?」


「ほら、居たぜ」


「まぁ、その様だな」


二人の前に現れたのは、一人の青年だった。


「よぉ、久しぶりだな」


「約二年ぶりだな」


「君たちがここまで来るなんてね。さすがにしつ

こいなぁ」


「まぁ、因縁があるからな」


「お前には借りを返さないとな」


「返せたらいいね・・・ふふっ」


青年は不適な笑みを浮かべ戦闘体制をとった。


「ああ、返してやるよ」


「倍返しにしてなぁ」


「いくぞ、涼」


「足引っ張んなよ、司」


「お前もな」


ここで大きな戦いが始まろうとしていた。



つづく。







今回の解説。


ゾンビの種類について。


ゾンビには二種類おり、

一つは魔力でできたゾンビ、

もう一つは死体を使ったゾンビ。

死体を使ったゾンビのほうが、性能がいいが、法律で禁じられている。

作中の涼のゾンビは、魔力のゾンビである。

ゾンビはアンデットという部類に入る。

アンデットはゾンビの他にも、幽霊や、完全に生き返った物もアンデットである。



今回は以外です。

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