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121話 最強対最強 Ⅱ

投稿が遅くてすみません。

でも、その分がんばって長くします。

え?今回は長いのかって?

長くないです。


二大組織であるウィザードとゼロの正面衝突は、東京を舞台に行われ、終結したはずだった。

だが、新宿に奴は当然現れた。

そう、新宿で現在戦っている彼らは全員理解しているだろう。

奴は人間を越えた人工生命体すら一段階越えた存在であると。


ーーーーーーーーーー


「一刀流必殺、半月切り!!」


青年は龍の一刀を軽々と避ける。

だが、龍の後にも追撃は青年に迫る。


「ヘルスキュワード!!」


「オーバーブラスター!!」


涼から放たれた魔術とシャニーのグングニルから放たれた強大な魔力が青年を襲った。

だが、青年はまず、地面から生える死の槍を軽々と避け、グングニルから放たれた魔力は紙一重で回避していた。


「まだだ!!ライトニングボルテックス!!」


「ダークチェイサーフルバースト!!」


青年が着地する前に司と皇気が攻撃を仕掛けたが、青年は空中を跳ねるようにして司の攻撃を避けた後、皇気の攻撃を片手で全て防いだ。


「嘘だろ!?」


「篠原・・・お前、今宝具を使ったよな?」


「ああ・・・だが、どうやら無効化されたらしい

な・・・」


「篠原 皇気の宝具を無効化するとはな。厄介な

相手というわけだ」


宝具が無効化されたとなると、青年には何かしらの能力があることがわかる。


「でも、神器なら違うだろう」


「言っておくが、ラーの天秤は今回は役に立たな

いからな」


相手の最初の攻撃から察するに、普通の人間では相手の魔力量に勝つことは不可能であろう。


「安心しろ。恐らく俺の神器三人がそろそろ着く

と思う。そうすればこの戦況も少しは変わるだ

ろ」


「だといいがな」


「後言っておくが、俺はもうあまり持たないから

な」


「それもわかってるさ。無理はするなよ司」


すでに四人組は逃げることに成功している。

この五人の最大の目的はたった一つである。


「「「こいつさえ倒しさえすれば!!」」」


再び攻める前に、皇気から指示が出された。


「作戦は特には無い。各自がそれぞれ判断してく

れ」


「「「了解」」」


返事と同時に、龍が一気に接近した。


「一刀流必殺、虚空!!」


龍がクサナギで斬りかかるが、あっさり回避されてしまった。


「ちっ、当たらないか・・・」


「遅すぎるよ」


ここで、回避のタイミングを見計っていたシャニーが、グングニルで攻撃を仕掛けた。


「ゴッドブラスト!!」


凄まじい魔力波が青年を襲うが、受け流すように上手く避けられてしまった。


「これも駄目ということか・・・」


「これも遅すぎるよ」


「いや、よくやったシャニー」


回避行動を取っている青年に、どこからかいきなり鎖が伸びてきた。

伸びてきた鎖は青年の体に巻き付いた。


「何だこの鎖は?」


「やっと来たか・・・随分と遅かったな」


「すみません。遅れました」


司達の前に現れたのは、待ちに待った神器三人組である。


「あの四人はもう逃げたのか?」


「ああ、ここにいるのは俺達だけだ」


「そうか。ならば何も気にせず戦えるというわけ

だな」


「俺達も頑張るつもりだが、頼んだぜお前ら」


「「「了解!!」」」


アンドロメダが押さえている青年に、スカアハとアテナは遅いかかった。


「デッドエンド!!」


「シャイニングランス!!」


「デットリーチェーン」


二人の攻撃に加え、アンドロメダの鎖で青年の力を奪う。

普通の生物ならば、ここまですれば大抵は倒すことが可能だろう。

だが、やはり青年は普通の生物ではないらしい。


「何!?」


「そんな馬鹿な!?」


青年はスカアハとアテナの攻撃を素手で止めたのだ。

確かにアンドロメダの鎖で両手は封じているはずだったのだが、青年は両手を自由に扱っていた。


「そんな・・・確かに拘束していたはずです」


「まさか・・・奴は神器すら無効化するというの

か・・・」


流石の皇気からも、驚きの声が漏れていた。

今まで、神器を無効化をする能力なんてものは確認されていない。

それゆえに、司達の驚きはここまで大きいのだ。


「これが、神器か・・・大したことないね」


「何だと・・・?だが、これはどうだ!!」


スカアハはゲイボルグに全力で魔力を込めた。

高濃度に圧縮された死の魔力を込めたゲイボルグには、最早触れることすら不可能であろう。

そう、これも普通の生物であればの話である。


「で?一体何をしたんだい?」


「お前・・・何か神に近い物が体に入ってるだ

ろ?」


「さぁ?僕も自分の体についてはよく知らない

な。それより、そろそろ終わらせるよ」


青年は、ゲイボルグとアテナの光の槍をつかんでいる手から、魔力を放出した。

アテナとスカアハは吹っ飛ばされてしまった。


「スカアハ!!アテナ!!」


その後、青年は軽々とアンドロメダの鎖をほどいた。


「そんな、こんなに簡単に抜け出すなんて」


青年は鎖から抜け出した後、司達の人数を数え始めた。


「丁度八人か・・・」


青年は司達が八人であることを確認すると、両手を前に出し始めた。

その姿を見た全員は察した、これはヤバいと。


「何か来るぞ!!」


それぞれが、咄嗟に回避や防御の行動をとる。

だが、司だけは何か覚悟を決めたような顔つきだった。

そして、青年から技が放たれる。


「八岐大蛇!!」


その名の通り、八個の頭を持つ魔力の大蛇が司達をそれぞれ襲った。

命中したかは定かではないが、爆風によって舞い上がった煙により、八人全員の安否を確認するのは不可能な状況であった。


「これで終わりか・・・」


相手を殺したか定かではないというのに、青年はすでに勝ちを確信していた。

たが、その満身が命取りとなった。

爆風で舞い上がった煙の中から、魔術武装を解いた司が凄まじいスピードで突進してきたのである。


「何!?」


これは今回の戦闘で、青年が初めて驚いた瞬間だった。

だが、青年は突進して来た司に対し、咄嗟に手刀を降ろした。

だが、司は左腕を犠牲にしてその攻撃を防いだ。


「ライトニングインパクトフルフォース!!」


司は全ての魔力を青年にぶつけた。

青年はそのまま吹っ飛んでいった。

神器や宝具を無効化するのが能力ならば、司には関係ない。


「後は・・・任せたぜ・・・」


司はそのまま意識を失った。

青年は吹っ飛ばされた場所で悶えていた。


「クソ!!アイツは絶対殺す!!」


流石の青年も屈辱だったのか、先程までの口調とは全く別のものになっていた。


「おっと、司はやらせないぜ」


「何・・・!?」


倒れている司の前に皇気達が立ち塞がった。

確かに全員ボロボロであったが、まだ戦闘ができるぐらいには体力がありそうだった。

アンドロメダは、必死に司に祝福の魔力をかけていた。


「どうした?まだ他の七人全員共ピンピンしてい

るぞ?」


「あれを防ぎきったのか・・・?」


「あまり人間を舐めない方がいいぞ」


青年は立ち上がると同時に、膝を着いた。


「くっ!!体が不安定になってきたか。すでに目

的は果たしている。僕は退散させてもらおう」


「待て!!」


青年は唐突に退散していった。

どうやら司の攻撃がかなり効いたらしい。


「おい、渡辺!!そんな事より司を運ぶぞ!!」


「ああ!!そうだった!!」


「司は私に任せろ。宛がある」


龍と皇気が司を運ぼうとしていると、スカアハが横から口を出してきた。

だが、スカアハの目はいつにも増して本気だったので、スカアハに任せることにした。


「お前らには本部や四人組に報告することを頼み

たい」


「わかった。司は頼んだぞ」


「四人組には俺が説明しておこう」


「本部へは俺も付き合おう」


本部への報告は龍、皇気、シャニーがすることになった。

四人組への報告は涼がすることになった。


「さてと・・・全速力で行くぞ、アテナ、アンド

ロメダ」


「わかりました・・・でも、何処にですか?」


「加奈子の研究所だ」


つづく。


今回の解説。


謎の青年について。


この青年は恐らく人工生命体であると考えられる。

ただし、スカアハの言った通り、神に近い何かを取り込んだ人工生命体である。

それは、恐らく八岐大蛇の血であろう。

そう、青年を一言で表すと、人型の八岐大蛇である。

更に他にもこの人工生命体は強化されている。

その一つが神器や宝具を無効化する能力である。

ただし、所詮は能力なので、怒濤雷撃の攻撃は通る。

そう、今回の敵はまさに最強であろう。


今回は以上です。



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