表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
120/127

120話 最強対最強 Ⅰ

投稿遅れてすみません。

これからは諸事情により、不定期になると思います。

ですが、1週間以内には投稿するのでお待ちくださいませ。

そして本編では、休まず長編です。


東京での大きな戦いは終わった。

池袋方向、上野方向、そして新宿方向でもウィザード側が勝利を納め、この戦争はウィザード側が実質的に勝利した形となった。

そして、新宿方面では、司と皇気が応援を待っていた。


「お前、魔力憑依はまだ解かないのか?」


「ああ、まだ何が起こるか解らないしな。しかも

動かなきゃ魔力の消費は押さえられるし。そう

言うお前もまだ武装は解いてないじゃん」


「まぁ、考えはお前と同じだな」


戦闘が終わったと言えども、まだ気を抜くには早いのである。

戦闘が終わった後に何か起きることは、意外と常識ではある。


「お、来たんじゃないのか?」


「あれは・・・なんだ、俺達の見知った顔も一緒

だよ」


「まぁ、どうせアイツ等もついて来たんだろ?」


「正解。その通りだ」


皇気が指を指す方向を見ると、四人組がこちらに向かって手を振りながら近づいてきていた。


「他にも何人かウィザードもいるな」


「まぁ、当然だろ。流石に見習いだけとはいかな

いからな」


「そうか、そういえばまだ見習いだったな」


この四人組の実力は、すでに魔術第一高校の中でもかなり上位のレベルの存在である。

なので、時々司はこの四人組が見習いであることを忘れてしまうのだ。


「アイツ等も随分と強くなったな」


「ああ、お前が強くさせたんだ」


「いや、俺は何もしてないさ。アイツ等が勝手に

強くなっていっただけだ」


司は確かに四人組に知識や技術を教えてきたが、これは全て姐から教えて貰ったことなので、自分は何もしていないと思っているのだ。

だが、恐らく四人組の方はそうとは思っていないだろう。


「俺はお前がそう思うならそれでいいけどな」



皇気は司のその気持ちを察したので、もうそれ以上何も言わなかった。


「師匠!!皇気さん!!無事でしたか」


「やっぱり司先輩達は無敵ですね」


「司さんと皇気さんですからね」


「お兄ちゃん達の強さは私達がよく知ってますか

ら」


四人それぞれが、司と皇気の勝利を喜んでいた。


「そういえば、アテナはどうした?」


「アテナさんはシェルターにまだ残っています。

どうやらまだ指揮を執っているみたいです」


「成る程。戦闘後のフォローまで完璧とはな。

流石、ギリシャの守護神ではあるな」


アテナは神器の中でも責任感が高いので、新宿のシェルターで指揮を執った分、しっかりとフォローをしているのだろう。

神器の中では、アンドロメダと同じようにしっかりしている者の一人である。


「スカアハとアンドロメダは大丈夫だろうか?」


「あの二人なら大丈夫だろう。お前が一番実力を

理解しているだろう?」


「いや、実力は心配してないんだ。問題なのは、

都市が原型を留めているかどうかなんだよ」


「あ、成る程・・・それは心配だな・・・」


その心配は的中しているのだが、まだその事をこの二人は知らない。

この二人がその事実を知ったらどうなるのだろうか・・・想像が出来ない。


「そうそう、他のウィザード達にさ、奥の方で敵

が二人が気絶してるって言ってきてくれな

い?」


「わかりました。私が行きます」


「わ、私も行ってきます」


香菜美とステラが司の頼みを聞いてくれ、他のウィザードに伝えに行った。

ちなみに、敵二人は皇気の魔力で作った縄で縛られているので、身動きがとれない状況になっている。


「そういえば、まだお二人は武装を解いていませ

んよね。何故ですか?」


「ああ、これ?これはただの保険だからあまり気

にするな」


「そうは言われても・・・」


周りから見ると、二人はとてもゴツい姿をしているので、木にするなと言われても難しいのである。


((気になってしまう・・・))


更には、司の魔力憑依は雷がバチバチ鳴っていて意外とうるさいので、余計に気になるのである。


「お、どうやら上手い具合に捕縛できたようだ

な」


ウィザード達が敵二人を運んでいる様子が見えたので、ようやく二人は安心することができた。

二人が安心していると、司の用件を伝達しに行った二人が帰って来た。


「伝達ご苦労さん。ありがとうな香菜美、ステ

ラ」


「いえいえ、このぐらいどうってことないです

よ」


「はい。司さんの頼みですから」


司はこの二人の良い子さに、思わず感動してしまっていた。

皇気も同じだったらしく、目元に手を当てていた。


「お前は良い子達に出会えたな・・・」


「ああ、俺の周りはひねくれた奴ばっかりだった

からな。これは心にくるわ」


「そうだな。お前もひねくれているから安心し

ろ」


皇気は感動しながらも、冷静なツッコミをしていた。

そのツッコミを司は聞こえなかったのかわからないが、スルーしていた。


「そんな事より俺達も帰るか、シェルターにさ」


「どうでも良くないが、それには同意だな」


司達もシェルターに帰ろうとした時、異変は起きた。


「お前ら・・・先にシェルターに行ってろ」


「何故ですか師匠?」


「いいから早く!!」


皇気が焦り、大きな声を出すが、すでに遅かったようだった。

司達の後ろに大きな衝撃が走った。

司と皇気がゆっくりと振り返ると、一人の青年がその場に立っていた。


「お前は・・・誰だ・・・」


司は緊張した声で尋ねた。

そう、司と皇気は警戒しているのだ、この謎の青年に。

二人が今までにここまで警戒している様子を見たことがない四人組は、動揺してその場から動けずにいた。

それどころか、四人組も乱入者の強さに気づいていたのだ。


「どうした!?早く先に行け!!」


「で、ですが・・・」


皇気は何としても四人組を先に行かせたいと考えている。

ここでの二人の役目は乱入者の足止めを全力ですることだと考えてはいるが、足止めになるかすら不安なのである。


「僕には名前はない。だけど、やることはある」


「何だと・・・?」


謎の青年は手を前に出した。

四人組は何をするのかわからなかったが、司と皇気は気づいた。

手を出した先には、敵の二人を運んでいるウィザード達がいることに。


「お前ら!!逃げろ!!」


司は咄嗟に注意をしたが、その時にはもう遅かった。

青年の前に出した手から、人間とは思えないほどの魔力が放出されたのだ。

放出された魔力は、ウィザード達に命中し、ウィザード達の姿は跡形もなく消えた。


「篠原!!」


「ああ、わかっている!!」


すかさず司と皇気が攻めかかった。

だが、これは捨て身の行動である。

皇気はともかく、司にはもう戦っていられる時間は少ない。


「君達では無理だよ」


「「何!?」」


青年が一言呟いた瞬間、青年二人の目の前から姿を消した。

そして次の瞬間、皇気の後ろに突然青年は現れた。


「速い!?」


皇気は咄嗟に防御行動を取ったが、防御の上から攻撃を食らった。

皇気はそのまま吹っ飛ばされてしまったが、司がすぐに再び攻めた。


「君は人間の中でも速い方なんだろうけど。僕か

らしたら遅すぎるよ」


「何!?」


司は確実に敵の隙を突いたつもりだったが、気がついたら再び司の後ろに回られていたのだ。

司も咄嗟に防御行動を取ったが、司も皇気と同様に吹っ飛ばされてしまった。


「後は・・・あの四人か・・・」


青年は全力で逃げている四人組に目を着けた。

そして、一瞬にして四人組の前に現れた。


「は、速い!?」


「う、嘘・・・」


「え・・・」


「あ・・・」


四人はあまりの驚きに咄嗟に動くことが出来なかった。

だが、四人に向けられた一撃を止める者がいた。


「嫌な予感がするから来てみたが・・・まさか的

中するとはな・・・」


龍が青年の攻撃を受け止めたのだ。

そして、敵の動きが止まった瞬間を狙い、龍と共に救援に来た二人が攻撃を仕掛けた。

だが、青年はそれを簡単に回避し、距離を取った。


「あれを避けるのか・・・」


「これはかなりの強敵だな」


三人の所に、先程吹っ飛ばされた司と皇気も合流した。


「二人とも来てくれたか。それと一人、久し振り

な奴がいるな」


「お前は・・・シャニーじゃないか」


「立花 司。お前とは話したいことがあるが、今

は後回しだ」


「ああ、そうだな」


これで五対一となった。

だが、これでも誰一人青年に勝てるとは思っていない。


「これで五人か。やることがふえてしまったよ」


「こっちもお前が来なければ良かったんだけど

な・・・」


謎の青年と五人の戦いは、厳しい戦いが待っているのであろう。


つづく。


今回の解説。


今の司の魔力憑依の限界時間について。


司は現在、二連戦で戦っているが、魔力憑依はあと数分は持つと予想されている。

だが、魔力憑依を解いた時の疲労は今までにないものであることも予想される。

なので、早期に戦闘に決着を着けなければならないだろう。


今回は以上です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ