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109話 二大組織全面戦争 Ⅱ

果たしていつゼロは攻めてくるのか・・・

まぁ、近いうちに攻めてくるだろう。

これは家に龍達が泊まることが決定し、慶夏、奈波がそれぞれ帰宅し驚愕した後のお話。

自宅に汐里、千尋が丁度帰宅してきた。


「ただいま」


「ただいま帰りました」


汐里と千尋が帰宅した時、家の中では男女八人がが四対四という形で向かい合って座っていた。

この光景を見た二人は流石に驚きを隠せなかった。


「なんなんだこの状況・・・」


「私にも訳がわかりません・・・」


流石に二人の存在に気がついたのか、八人全員が一斉に二人の方を向いた。


「あ、お帰り二人共」


「お帰りなさいませ」


「「「お邪魔してまーす」」」


それぞれが二人に声を掛けるが、神器達だけは声を掛けなかった。

スカアハとアテナはともかく、礼儀正しいアンドロメダも声を掛けなかった。


「あの三人は何をしているんだ?」


「ああ、誰が何の仕事をするのか話し合ってるん

ですよ」


「仕事・・・?ああ、ゼロの宣戦布告の事か」


「確かに神器の皆さんは戦力になりますね」


汐里と千尋は宣戦布告についていましがた本部で話し合いをしてきた後なので、神器達の戦力に早速目をつけたのだ。


「確かに動き回る神器は他にいないな・・・」


「この戦力をどうするかだよな・・・」


司達の問題はどうやら神器達をどう使うかという点らしい。

神器一人あたりエース級魔術師数人分の戦力になる。

配置によってはかなり強固な守りになるだろう。


「まぁ、神器達の意見も尊重しないとな」


「ああ、問題はそこだよな」


スカアハは強い敵と戦いたがっている。

アテナは守りやすい所を所望している。

そして、アンドロメダは激しい攻撃をしてくる相手を所望している。

やはり個性的な神器達である。


「もう一ヶ所に固めればいいんじゃない?強い敵

なら激しい攻撃をしてくるだろうから結果的に

アンドロメダとスカアハの要望は一緒だしな」


「成る程・・・そして守りやすい所ならアテナの

要望も叶えられるという訳だ」


「そういう事」


どうやら皇気と涼が答えを導き出したようだった。

だが、そんな都合の良い場所があるだろうか。


「最前線ならあるいは・・・」


「最前線と言っても何処から攻めてくるのかわか

らないからな。防衛地点の決めようがないな」


とりあえず今回の件は情報が少なすぎる。

このような状況では対策を立てる方が難しい。


「神器達の走力なら戦場を走り回れそうだけど

な」


「成る程・・・確かにその通りだな」


司が最終的に出した答えはこうだ。


「よし、完全自由にしよう」


「結局そうなるのか・・・まぁ、それが一番神器

達を生かす作戦だろうな」


結局自由が最強の作戦だということである。

神器達もどうやらこの作戦に異議はないようだった。


「千尋姐と汐里姐はゼロが攻めてきたらどうする

んだ?」


「私達か?私達はそれぞれ本部の防衛をすると思

うぞ。まぁ、後衛だとはおもうけど」


「最終防衛ラインに着くかもしれませんね」


ウィザード本部の最終防衛に着ということは二人が日本の魔術師の中で最強と言っても過言ではないということだ。


「まぁ、俺達が二人の所までは行かせないように

するさ」


「そこは四人共頼りにしていますよ」


「涼の事は私が本部に言っておこう。君はネクロ

マンサーだからな色々報告しておかないとな」


「汐里さんありがとうございます」


涼は一応はネクロマンサーなので、ウィザード本部防衛に参加するには上層部の許可が必要なのである。

だが、その点は汐里が何とかしてくれるらしい。


「戦力は十分だな。後は誰が誰と対決することに

なるかだな・・・」


「そこは宿命やら運命ってやつに任せようぜ」


「おい篠原。何カッコいいこと言ってんだよ」


「たまにはいいだろ?カッコつけたってさ」


皇気が柄にもなくカッコつけていたが、他のメンバーはそんな皇気をスルーすることにした。

皇気もスルーされていることに途中で気づき、カッコつけるのをやめた。


「まぁともかくこの話は今度こそここまでにして

おこう。はい、解散」


唐突な司の解散宣言に全員が驚いたが、時計を見てみると時間は十時を回っていた。

司は沙夜から睡眠はしっかりととれと教わっているので、日を跨ぐ前には寝ることにしているのだ。


「そうだな、もう寝るか。行くぞ渡辺、涼」


「「へーい」」


三人は司が用意した空き部屋で寝ることになっているのでその空き部屋に向かった。

そう、男三人で寝るのだ。

一つの部屋で・・・


「私達はこれから風呂に入ってくるわ」


「確かにお風呂にまだ入っていませんでしたね」


姐二人は入浴のために浴室に向かった。


「私もそろそろ寝ますね。お休みなさい皆さん」


「ああ、お休み慶夏」


慶夏はしっかりと挨拶をしてから自室に向かった。

慶夏は朝食などを用意するために早起きするので、いつも早めに寝ているのだ。


「私達のはもう少し話し合ってから寝ることにし

ます」


「そうか、お休み」


「ああ、お休み司」


「お休みなさい司」


「お休みなさいませ司」


神器達がまだ話すというので、司は神器達に挨拶をして一足先にその部屋を後にした。


ーーーーーーーーー


司は自室に向かわず先程部屋にいなかった奈波の元に向かった。

当然奈波の元とは奈波の部屋のことである。


「奈波ちゃん。まだ起きてる?」


司がドアをノックして訪ねてみると、部屋の中から返事が返ってきた。


「ええ、起きているわ。入っても良いわよ」


「じゃあ、遠慮なく」


司は何の躊躇もすることなく部屋に入った。


「話があるんでしょ?」


「ああ、あの後どうなったのか聞きたくてね」


司の言うあの後とは田島プロダクションでのことである。


「あの後はただ今後の事について話をしただけ

よ。まぁ、帰って来ていきなり物騒な話を聞い

たけど」


「確かに奈波ちゃんの復活に今回の件は少しは関

わってくるな」


ゼロが攻めてくると東京が戦場になる可能性は高い。

東京が壊滅すると当然アイドルである奈波も困るわけである。


「安心してくれとは言わないけどさ。ウィザード

本部はともかく、東京は俺達が何とか守るよ」


「ええ、そうしてくれないと困るわ」


奈波はこの時何故だか少し笑っていた。

その理由は奈波だけが知っているだろう。


「とりあえず奈波ちゃんの復活は決まったってこ

とで良いのか?」


「ええ、貴方達が東京を守ってくれたら復活する

ことは確定ね」


「はは・・・責任重大だな・・・」


改めて司の中に今回の件への覚悟が決まった。

奈波のファンである宣言をした以上、何としても東京は守らなければならない。

最早ウィザード本部の方がついでになりそうなくらいである。


「まぁ、あの後の事はまた改めて聞くよ。お休み

奈波ちゃん」


「ええ、お休みなさい司君」


こうして司は奈波の部屋を後にした。


「さてと・・・寝るか」


今日一日で随分と色々な事が起きたが、司のやることはただ一つ。

戦うことのみである。


つづく。



今回の解説。


汐里と千尋の権力について。


二人はウィザードとしても魔術師としても名前が知られている。

世界でもこの二人の名前は魔術師の中で知っている人はいないと言われるぐらい有名である。

ウィザード本部の中でも以外と上の立場にいるようで、龍や皇気に任務を言い渡せるのも地位が高いからである。

沙夜も有名であり、ウィザード特殊部隊の総隊長だったらしい。

結論から言うと有名人である。


今回は以上です。







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