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「あー、親に竜を買ってもらったていうクソガキか」
「言葉が悪いよ、ポム。まあ、その通りなんだけど」
「まだ竜を乗りこなせてないんだろう?団長もよくそんな奴を入れたもんだな」
「仕方ないよ。権力者に逆らうのは大変なんだよ。それに子供が竜を持ってると危ないからね。監視の意味も込めてると思うけど」
「それにしてもあんな子供が入団して訓練とか耐えられるのか?無理だろ」
「私もそう思うけど、団長が決めたことだしね。それとも団長に進言するかい?取り消せって」
「・・・そうだな」
「え!?本気かい!?」
「どんな理由があろうと、竜騎士団団員になるのは早すぎる。せめて見習いからだろう。団長に掛け合ってくる。見張りは任せたぞ、ベリー」
「ちょっとポム!まちなよー!」
ポムはベリーの制止の声を振り切って、宿舎の奥にある竜騎士団本部に向かった。