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寝かしつけたピーちゃんを大事に抱えながら、僕は正式に泊まる宿舎に案内された。


本来なら相部屋だが、ピーちゃんが一緒にいることから、1人部屋になった。親代わりの僕ならともかく他人だと攻撃するかもしれないという配慮だった。


「見習いで1人部屋か。羨ましいかぎりだ」


ポムが僕の肩を肘で軽く小突いた。


「よかったねー、ロファ。ピーちゃんとのびのび過ごしなよ」


とベリー。


「うん。ありがとう。ところで僕は家に帰れないのかな?」


「子竜が親離れするまで、ダメだ」


ポムが首を振った。


「まあ、親離れしてもピーちゃんは甘えてくるだろうけどね」


ベリーがピーちゃんの鼻先をチョンと触れた。


「いつになったら帰れるの?」


「半年だ」


「1年よ」


ポムとベリーはお互いを見た。


「半年だ!」


「1年よ!」


2人は言い争った。

どのみち僕は半年以上、家に帰れないんだ。

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