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怪しげな場所には、既に竜騎士団団員がいた。僕に気づくと、犬を追い払うようにシッシッと手を軽く上下に振った。


その態度にイラついた僕は、絶対に竜の卵は僕が見つけてやると強く思った。


とはいえ、他にありそうな場所にも既に竜騎士団団員がいた。


うーん、もしかして竜騎士団全隊が探しているのかもしれない。とても大掛かりだ。


だけど、負けられない。竜の卵を見つけるのは、この僕だ。胸のあたりで拳をギュッと握った時、偶然にも竜騎士団団員に連行されていくファウを見つけた。

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