表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

俺は鬼に勝つ 09話

9話「成功するのか?」


それから俺達は一度校長室に向かった。


校長「あの、これホントにやるの?」

克「何いまさら言っているんですか」

コウスケ「そうだよ。

     校長から言い始めたんだから」


そう、先ほど校長がゴム付けてみたいと言った事が原因なんです。


校長「いや、冗談で言ったんだよ。

   それに、明日正弘と勝負するんだよね」

克「そうだけど、何で校長が知っているんの?」

校長「なら、教える変わりにゴムは無しにしてくれないかな?」

克「俺は、良いけどコウスケはどうする?」

コウスケ「俺は克が良いと言えば俺もいいよ」

克「だとよ。

  これで、教えてくれるんだろ」

校長「分かった。

   ここだけの話だぞ。

   今回の正弘は薬を飲んで戦うと言っていた」

克「薬ね。

  何の薬かは聞いていないの?」

校長「今現在作るのも禁止されている薬だ。

   名前は死の墓と言われている」

克「死の墓?

  コウスケ知っているか?」

コウスケ「少しなら知っているよ。

     死の墓の薬は、自分の命を削って運動神経を高めるんだよ。

     だけど、何で正弘が作り方を知っているんだ」

校長「それは、僕にも分からないんだ。

   薬の開発していた人達は殺されているから誰も知っている人はいないはずなんだよね」

克「そんなに、危ない薬を飲んで勝負するのかよ。

  第一に、薬は何個まで飲んで大丈夫なんだよ」

校長「それは、完成具合による。

   もしも、不完全で飲んでしまった場合会長は死ぬのは確実になる。

   体と合わないと死ぬんだ。

   だから、1人何個まで大丈夫なのかとかないんだ」

コウスケ「なら、会長は明日の勝負で薬を使い死ぬ事になるんだな」

克「そんな、バカな話ある訳ないだろ」

校長「僕も、嘘だと思って見せてもらったんだ」

コウスケ「それで、その薬は本物だったんですか?」

校長「そこまで、分からないけど会長に頼んで1つ貰ったんだ。

   それが、これなんだけど」


校長は、自分のポケットから取り出した。


克「これが、そうなの?」

コウスケ「・・・・・・、本物だ」

克・校長「え!」

校長「今なんて言ったの。

   もう1回言ってくれないかな」

コウスケ「良いですよ。

     校長が、持っている薬は本物です」

克「なら、正弘は確実に死ぬのではないか」

コウスケ「いや、確かにこの薬は本物だけど死んだりする物ではない」

校長「なんだって。

    そしたら、会長はこの薬を使っても生きていられるんだな」

コウスケ「いえ、確かに死にませんけどリスクはあります。

     今回の、会長のタイプの薬は激痛です。

     なので、万が一この薬を飲んだ場合直す薬を飲まないと激痛で倒れこむ可能性があります」

克「治す方法は無いのか?」

コウスケ「いや、直す方法はあると思う」

克「ホントか?」

コウスケ「だけど、これをばれない様にできるとは思えない」

克「何をする気なんだ」

コウスケ「なに、ハッキングして薬の情報を盗むんだよ」

克「そんな事ができるのか」

校長「それは、止めた方がいい」

克「どうしてですか?

  会長の命が助けれるかもしれないんですよ」

校長「確かに、会長の命は助けれるかもしれないけど君達はどうするんだい?

   もしも、ハッキングを完璧にやって情報を盗んでもこの事を聞いていた人が話したら君達は殺されるんだよ」

コウスケ「校長の言っている事は分かります。

     けど、絶対にバレルとは決まった訳ではないですよね」

校長「いや~、そうだけど」

克「それに、この事を知っている人も限られているしね。

  だから、誰が言ったのかも分かるしね」

コウスケ「そうだね。

     で、どうする?

     俺自身、完璧にばれないとは言えないけどやるかい?」

克「俺は、賛成だよ。

  校長は?」

校長「え~?

   うん、何で僕も参加するみたいに言っているんだ」

コウスケ「いや、正直俺達二人の力では情報を盗む事も難しいけど校長がいたら少しは楽になるからさ」

克「それに、ここで校長がやらないと言えば。

  生徒が、死ぬのに何もしないで見ていましたと言えるしね」

校長「それが、狙いだったか?」

コウスケ・克「そうです」

校長「分かったよ。

   今回だけ、君達に力を貸そう。

   PCは校長室にあるのでやろう」

コウスケ「分かりました」

克「了解」


こうして、克・コウスケ・校長の三人で校長室に入り。

校長の裏室に行き、PCの電源をつけて1人当たり3台で作業する事にした。


校長「いいか、絶対に相手に感知だけはされるなよ」

コウスケ「分かっていますよ」

克「そんな、失敗しませんよ」

校長「よし、今からここに会長助けるためのチームを結成する」

コウスケ・克「やめてください、そんなのいやです」


校長に、言ってからハッキングの作業に入った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ