俺は鬼に勝つ 08話
8話「天才がいた」
克は、先に自分の家に電話をかけた。
プルルプルル。
ガチャ。
克「なんだよ、また留守番電話かよ。
お母さん、悪いけど今日は帰れないからよろしく」
そして、俺は電話を一度切ってコウスケの親に電話をしようとした。
コウスケ「あ、克」
克「うん?なんだ」
コウスケ「俺の親に電話しなくっても大丈夫だよ」
克「どうしてだ?」
コウスケ「今さっき、親から電話きたんだ。
だから、親には言ってあるから安心して」
克「分かったよ」
校長「よし、電話も済んだし今日は校長と克君とコウスケ君三人の貸切学校だ」
克「校長寂しかったんですね」
コウスケ「そんなに、寂しいなら言ってくださいよ」
校長「いや、寂しくないよ。
僕は、寂しい事なんかなれているもん」
コウスケ「寂しくないなら、今日は帰りますね」
克「そうなんですか。
嘘言っていると後悔しますよ」
コウスケと克はコンピューター室から出ようとした。
校長「いや、すまん。
僕が嘘を言っていた。
だから、今日は学校に泊まってくれ」
コウスケ・克「・・・・・・・・・・」
なぜか、コウスケと克は黙って校長の方を見た。
そして、ニコッと笑った。
校長「何笑っているんだよ」
コウスケ「いや、何にも笑っていませんよ」
克「確かに、笑っていませんよ」
校長「なんだよ。
そんなに、笑いたそうな顔して言うなよ」
コウスケ「ごめんごめん、やっぱり校長だけど子供は子供だなと思ってさ」
克「おい、それ言ってはダメな言葉だぞ」
コウスケ「あ、やべ」
校長「だから、僕はガキではない。
僕の名前は、海道広人10歳だ。
分かったか」
コウスケ「おい、克今の聞いたか」
克「何を?」
コウスケ「今校長が自分の名前を言ったぞ」
克「え!、マジで。
俺聞いていなかった、コウスケ教えてくれ」
コウスケ「良いよ。
校長の名前は海道広人なんだと」
克「おお、俺も始めて聞いた名前だな」
コウスケ「確かに。
なんで、こんなに凄いはずなのにニュースとかTVに放送されていないんだ」
校長「それを、聞くのか」
コウスケ「え?聞いては、不味い事ですか?」
克「すいませんけど、俺も気になります」
校長「分かったよ。
今から言う事は誰にも話すなよ」
コウスケ・克「分かった」
校長「確かに僕は、スーパー子供だけどニュースとかには出ていない。
それは、僕自身が断ったからだ。
僕は、小学校の授業を1年で全部覚えて校長に頼んで小学校を1年で卒業した。
それから、僕は中学校に入り1年半で中学校の勉強を覚えてまた校長に頼んで1年半で中学校を卒業した。
僕は、義務教育の2つを終わらせて次に向かったのは高校だった。
もちろん、高校も1年で卒業した。
それから、僕は暇な時間を過ごしていたらTVの人たちが来て色々聞きたかったみたいだけど僕は断った」
コウスケ「凄いな。
何で断ったりしたの?」
校長「それは、俺と比べたりする親が出てくるからだ。
俺は、自分の子を信用できない子が嫌いだった。
だから、TVに出るのを断った」
コウスケ「そうだったんですか。
おい、克聞いていたか?」
克「うん?何を?」
コウスケ「やっぱり、聞いていなかったなのか」
克「すまん、何か凄すぎて途中から聞いていなかった」
校長「まあ、聞いていなくっても僕は怒ったりしないから大丈夫だよ」
克「よかった。
とにかく、広人は凄いと分かった」
コウスケ「そうだね。
でも、そんなに凄いのになんで自分で開いて感染したウイルス退治しなかったんですか?」
校長「それは、まだ僕が極めていなかったからだよ。
だから、君達にお願いしていたんだ」
克「なるほど。
そしたら、今は極め終わったのかな?」
校長「うん、終わったよ。
だから、どんなウイルスでも退治できるよ」
コウスケ・克「おお、凄い」
校長「凄いだろ、見直したか」
コウスケ「はい、見直しました。
だけど、エロの所は見直せないかな」
克「確かに、俺もそうです。
校長の凄さは分かりましたけどエロの所は見直せないかな」
校長「なんだよ、君達は良い事言っていると思ったら最後に酷い事言っているんのに自覚は無いのか」
校長は、少し怒ってコウスケと克に向かって言った。
コウスケ「いや、だって俺達が何回も直したの知ってますよね」
校長「知っているけど・・・・・・」
克「校長が、自分でウイルス退治できるようになった事により校長は自分で直せるからエロサイトに何回も行きますよね?」
校長「・・・・・・・、いや・・・・」
コウスケ「それに、なんで毎回たくさんのウイルスを僕達がタダで退治しているのに何回もウイルスに感染するんですか?
悪いとか、思ったこと無いんです」
校長「いや、思ったことはあるけど・・・・・」
コウスケ「あるけどとか言っても現にエロサイト、何回も開いてますよね。
それに、何回も言いましたよね。
エロサイトは開くなと」
校長「だって、エロサイトでシコリって出したいんだもん」
克「確かに、分かりますけど止めた方が良いですよ」
校長「なんで?」
克「いや、何でといわれても困るな。
後は、コウスケに聞いてね。
頼んだぞ」
コウスケ「何で俺に振るのよ」
校長「コウスケ君教えてくれないかな」
コウスケ「う~ん、まだ校長には早いからもう少し大人になってから教えるね」
校長「分かった」
コウスケ・克は、また校長の事を子供だと思った。