表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/14

俺がセーラー服!?

俺はしばらく気を失っていた。目の中が赤だの紫だの黄色だのと真っ暗になった。気がついたら保健室のベッドに寝かされていた。俺は体を起こすと中年の養護の先生が


「あら、小川さんもう大丈夫なの? もう少し寝ときなさい」


(ありゃ、俺が小川さんだって… この養護のババア、ボケ出したのか!?)


と思った。ふと、俺の足を見ると何とズボンでなくスカートを穿いているではないか… びっくりして起き上がり保健室の大きな鏡を見ると何とセーラー服を着た小川千恵が写っていた。


「いい加減にしねえか、このバカ!!」


俺はなんだか声が甲高い気がする。気のせいかと思った、とにかく急いで家に帰る事にした。男がスカートを穿くなんて… もし、クラスの連中でも見られたらヤバい事になる。


俺の家は市営団地5棟の501号室だ。階段を上り俺の家の錆びたドアを開けると


ゲラゲラ…


お袋がテレビを観ていた。


「一夫なの? 帰ってきたのは?」


ダッダッダアッ…


俺は急いで俺の部屋の襖を開け、洋服タンスからブリーフとランニングシャツに黒いシャツ、ジーパンを出してタンスの鏡を見るとまだ小川千恵がいたのだ。


「んっ!? ということは俺はいったい何処なんだ!?」


俺はセーラー服の上着を脱ごうとし、セーラー服を胸まで捲り上げたら白のブラジャーがしてあった。ブラから未熟な小さな二つの脹らみを両手で揉むと


「いててえっう!!」


もしかしてもしかすると…


俺はセーラー服のプリーツの巻きスカートに手を突っ込み、ブルマとパンティの中に手を入れると…


「なあい!! 無くなってる!?」


何と俺の大事なモノがないのだ。こうしてはいられない、俺と千恵が入れ替わっているかもしれないのだ…


ダッダッダアッ!! バタン!!


「一夫、どこいくの!?」


階段を駆け降り、自転車置き場からサイクリング車を出し千恵の家と向かった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ