表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/14

クライマックス

いよいよ俺の家族は転勤を控え、引っ越しの準備が終わった。あと3日しかない。3日以内に俺達が戻れないとするとチエは行ってしまうのだ。一生チエは男のままだ。俺も女のままだ。チエは黒の詰襟学生服姿で青白い顔で学校に出てきた。


「ねえ、カズオ君。放課後音楽室に来てちょうだい!!」


「うん!!」


放課後、音楽室に来たら、学生服姿のチエがピアノに座っている。


「あたしのピアノ、聴いてね…」


チエはショパンの曲を弾いた。ピアノの腕は上手いほうだ。俺は聞き入ってしまった。こんなに上手とは思わなかった。


バアン!!


突然、ピアノをやめて泣き出したのだ。


「さようなら、カズオ君…」


チエは音楽室を飛び出してしまった。


「おい、待てよチエ…」


チエを追い掛けた途端、足がもつれて、階段にいたチエにもたれ掛かり、俺とチエが階段から踏み外して下に転げ落ちてしまった。


俺は目から火花が飛び散り、青や赤の光線が飛び交い気を失った。

しばらくして起き上がると俺の胸がスースーする。俺は千恵が着ていた詰襟の学生服を…


(えらいこっちゃ、又、着替えなきゃ…)


「ねえ、ねえ!! あたし、ぶってぶって!!」


バシャパシャ!!


なんか千恵の甲高い声が聞こえる。ふと、見るとセーラー服の千恵が


「ねえ、あたし達戻ったのよ!!」


「えっ!!」


俺は自分のを見ると。黒の詰襟の学生服にズボンをはいていたのだ。俺は立ち上がった。


「あたし達、戻ったのよ!! 戻ったのよ!! 一夫君が大好き…」


我に返り、俺はチンポコがあるか確めた。俺と千恵が背中を合わせ、俺は学生服のボタンを外しカッターの上から胸を触ると平らだった。


「ない…なくってる!!」


千恵はセーラー服の上から


「ある!! あるわ!!」


腰をかがめズボンのベルトを緩めズボンの中に手を入れると


「あった…」


千恵もスカートの中に手を入れブルマとパンティの中に感触を確め


「ない、なくなってる!!」


お互い正面を向き


「俺、千恵の事好き!!」


「あたしも一夫君の事、大好き!!」


「俺、ションベンしたくなった…」


「あたしもおしっこ…」


一夫は男子便所へ、千恵は赤いスカートのマークの女子便所へ入っていた。


一夫はズボンのチャックからチンポコを引っ張り出し、朝顔に向け


ジャー ジョボジョボ


出したあと滴を切りズボンにしまった。


千恵は個室のドアを閉め、スカートを捲ってブルマとパンティをずり下ろし、尻丸出しで便器にしゃがみ、股の間から


チィー ジョボジョボ


顔を赤らめながら紙で股を拭いた。


一夫は先に便所を出てきて、千恵が女子便所から出てくると


「気持ちよかったか?」


「うん!!」


「俺も家に帰る…」


「あたしも… じゃバイバイ」


「バイバイ、千恵!!」

中学校卒業して10年後のある時、山本一夫はある会社のサラリーマンだった。一夫は酒を飲み過ぎて急性アルコール中毒で城山市立病院に救急搬送された。病状は大したことなく二日間入院。看護師さんが


「山本さん、酒控えてね… あれっ!! あんた城山中学校の時の一夫ちゃんじゃないの?」


「看護婦さん、俺の事…」


「あたしよ覚えてる?千恵よ 小川千恵!!」


「ああっ、もしかして小川!! 千恵ちゃん!?」


「そうよ」


退院してから付き合い、結婚してしまったのだ。


それから7年後


「ねえ、パパとママがおかしい…」


5歳の娘が中学校の頃のアルバムを見て、俺はガニ股でセーラー服、千恵は内股でヨナヨナして学生服の修学旅行の写真。娘には俺と千恵二人だけの秘密だ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ