オレが生理!?
一夜明け、カズオはエンジ色の学校ジャージを着て旅館のロビーにいた。朝、早くだったので誰もいない。
「カズオ君!! カズオ君、おはよう!!」
男子用の青色の学校ジャージを着たチエが
「ちょっと来て…」
ロビーのソファーに座ると
「何だよ…」
「ねえ、あなた体どうもない!?」
「どうもないってどうもないよ…」
「あなた、もうすぐ生理が来るのよ…」
「生理!?」
カズオがロビーに聞こえるぐらいの大声で
「大きな声出さないで、あたしもうすぐ生理なの、あたしは慣れているけど。カズオちゃん初めてだから心配で…」
「ふうん…」
「あたしのボストンバックの中に花柄のポーチが入っているの、その中に生理用品があるわ。使い方教えるわ。もうすぐアレが来る前に…」
「来る前に何だよ…」
チエは顔を赤らめながら
「他人事と思って、心配だから言ってるの。ナプキンを広げてパンティの股ところに挟むの… ナプキンの裏にマジックテープがあってパンティのクロッチの部分に貼るのよ、後と前間違わないでよ…それとパンティ汚したらすぐに洗ってちょうだいよ…」
オレはトイレに入り、「魔法のチックル」の柄のパンティをずり下ろしチエに言われたとおりにナプキンを股に挟んだら股がもぞもぞしてなんともない感じだった。
セーラー服に着替えて集合するときも歩き難かった。九州の修学旅行も終わり、羽田空港に着いた。千恵の家に帰りつくと、股のところがじわっと熱くなった。慌てて便所に駆け込みパンティをずり下ろすとナプキンが血で染まっていた。
「これが生理か…」
翌日、学校
「小川千恵さん!!」
「…」
「小川さんは?」
女子生徒が
「小川さん、体の具合が悪くて休むそうですと小川さんのお母さんが言っていました…」
「あら、そう…」
千恵の家
カズオがネグリジェ姿でダルそうな顔していた。
「千恵、生理ぐらいで休まないの… こんな顔していら生理と思って男の子がからかうわよ」
カズオは男が体験できない腰の重みと頭痛に苦しんでた。それに股が痒く痒くてたまらない。
「千恵、毎日下着穿き替えないからこういう事なるのよ…」
お袋が「ララベル」プリントのパンティのクロッチを見せながら
「こんなに黄ばんでおりものやオシッコ拭かないから… デリケートなところ清潔にしなさい。明日産婦人科に診てもらいましょう」
城山市内の産婦人科
セーラー服姿のカズオと千恵のお袋が一緒に待っていると
「小川千恵さん!! 診察室へどうぞ」
オレは初めて産婦人科というところの診察室に入った。股を広げる台がありカーテンが引いてあった。
「千恵さん、診察台へ」
女医さんから指示があり、オレはセーラー服のスカートを捲り、パンティを脱がされた。カーテンで仕切られ先生が股をいじくり回されたのだ。
「陰部湿疹ですね。薬あげますので風呂上がりに塗ってね。それと下着を毎日穿き替える事…」




