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透明になる
灰色の空を見上げれば木の葉が揺れる
伸びゆく雲の合間に光が差して、
白蛇のように輝いている
枝葉を揺らしてサラサラサワサワと吹く風
鳩と目が合って歩く
わたしの足元に楓の枯れ葉がじゃれつく
枯れ葉がどこまでも、流され転がってゆく
わたしも風に吹かれて一緒にかけっこしたくなる
ああ、わたしは枯れ葉となる
言の葉を重ねて 転がって、流されて
じゃれ合って、傷付きやすくて、
涙して、
この空の下、あなたがいる、そのことに
掬われるよ、また、頑張ってゆけるんだ
現実を受け止めて歩いてゆける
深く柔らかな心が羽ばたこうとしている
明日へ 明日へ、
昨日が今日になって、明日へ
もう、あなたを知ってしまったから
わたしはこの深水の柔らかな心を知ってしまったから
ああ、わたしは枯れ葉となる
言の葉を重ねて 転がって、流されて
じゃれ合って、傷付つきやすくて、
涙して
灰とならず 白蛇の光に導かれ、
言の葉、枯れ葉となって、柔らかな土となれる、
そんな場所を探して、彷徨って
心の中へと還ってゆく




