⑥月炎の舞踏会
【月炎の舞踏会】
首 領:「リンタロー・アイザワ」
種 別:「冒険者」
階級位:D級
構成員:4名
登 録:神迷塔ギルド協会
称 号:神迷塔のルーキー
月炎の舞踏会のクランメンバー。
まず前衛に3人の女の子がいる。
とある寒い雪の日。
珍しい食材の買い出しの時、
ノスティアの貧民街で出会った猫の獣人のマルタ。
虎のように明るい髪色で力が強い。
根っこはドジだが、
ロリッ娘ならではの素早しっこい身のこなしで敵を攪乱しつつ、
部分獣化をした時は鋭い爪で優秀なアタッカーになってくれる。
【マルタ・レスワラ の登録情報】
・ステータス
名前:マルタ 種族:猫人族
所属ギルド:神迷塔ギルド
所属クラン:月炎の舞踏会
役職:メイン 斥候者
サブ 攻撃者
資格:神迷塔冒険者C級
加護:なし 魔法:なし 耐性:打撃耐性B 毒耐性B
固有スキル:猫人獣化
自由記載:ダンジョンでも鼻が効く。
指標レベル:3
そしてダークエルフでありながら、
ノスティアのとある領主の家でメイドをしていたスミーナ。
スミーナはいつも褐色肌を包むメイド服を着ていて、
大人びた振る舞いで俺とマルタに魔法を教えてくれる先生のような存在だ。
胸が大きいからかよくマルタには嫉妬されてる。
俺としてはもっと仲良くしてほしいものだな。
スミーナは魔法知識もさることながら、
月光剣と呼ばれる最強格の剣技を操る黒魔術師。
いつも冷静で頼りになるが表情は読みづらい。
クーデレというやつだろうか?
【スミーナ・ノヨドコナ の登録情報】
・ステータス
名前:スミーナ 種族:ダークエルフ
所属ギルド:神迷塔ギルド
所属クラン:月炎の舞踏会
役職:メイン 攻撃者
サブ なし
資格:家庭菜園師1級 1級調理師 専門魔獣調理A級・・・(以下略)
加護:不明 魔法:黒術魔法全般 耐性:催眠耐性
自由記載:月光剣を修得している。
指標レベル:3
そして最後は、
俺と同じヒューマンで、
最強の炎使いであるアンデルシアたん。
アンデルシアたんは俺の天使......いやいやじゃなくて、
ノスティアのとある領主の娘だった。
そう、スミーナが仕えていた貴族の屋敷はアンデルシアたんの家だ。
俺はアンデルシアたんの家へ料理番として赴き、
そこで2人と出会った。
アンデルシアたんは寒い冬を暖めてくれた炎魔法にぞっこんで、
日夜問わず7歳の頃から鍛錬を繰り返していたらしい。
それにも関わらず彼女の能力は中々実らなかった。
しかし、アンデルシアたんが16歳を迎えた時。
俺は彼女とスミーナを
アイギス領の代表的なダンジョン神迷塔に誘った。
そこで前衛を張った炎剣士アンデルシアたんの能力は開花。
俺なんて足元にも及ばない程の無双っぷりを見せてくれたのだ。
そう。アンデルシアたんの炎魔法が弱く見えたのは、
寒冷なノスティアで炎魔法を繰り出していたからだった。
【アンデルシア・ベラレルタの登録情報】
・ステータス
名前:アンデルシア 種族:ヒューマン
所属ギルド:神迷塔ギルド
所属クラン:月炎の舞踏会
役職:メイン 攻撃者
サブ 回復者
資格:神迷塔冒険者B級
加護:寒暖の加護 魔法:炎術魔法全般 耐性:火炎耐性A 熱耐性C
自由記載:戦闘で負った傷を熱消毒、熱止血可能。
指標レベル:4
さて。俺はと言えば、、、
そんな優秀な仲間に引っ張られるだけのお荷物凡夫だ。
だがマルタは俺にはみんなを引っ張れるリーダーシップがあると言ってくれた。
これもあの冥王に召喚された影響だろうか?
【リンタロー・アイザワの登録情報】
・ステータス
名前:リンタロー 種族:ヒューマン
所属ギルド:神迷塔ギルド
所属クラン:月炎の舞踏会
役職:メイン 支援者
サブ なし
資格:神迷塔冒険者E級
加護:なし 魔法:前衛支援 転移魔法 耐性:なし
自由記載:武器を研ぐ『研石』を持参。
指標レベル:2
まあ実戦では向こうの世界に居た時何らと変わらず冴えないままで、
みんなを後衛からちょっとバフするばかり。
でもみんなにはそれがいいらしく、
俺はめげずに今日も彼女たちとダンジョンに潜ろうとしている。
「ほ......本当に良いんですか?確かにリンタローさまのクランは目覚ましい成長を遂げていらっしゃるとは思いますが、ここはまだ。いえ、かなり、時期尚早かと思いますが。特にリンタロー様が。」
可憐な受付番ルーゼンさんの注意喚起を聞いて
マルタが俺の脇腹を肘で小突いた。
「だってよリンタロー、言われてるニャ!!ニャハハハ!!」
獣化をし肉体の大きさを変化させるマルタの服装は露出が多い。
そんな天真爛漫なマルタの笑顔が今日も痛いのであった。
TIPS『指標レベル』
・神迷塔ギルドの受付係が入塔許可を出す為の、
冒険者指標レベル(最終判定記録)は以下の通りである。
指標レベル:1(実績が無い程度)
:2(軽い経験がある程度)
:3(一人前な程度)
:4(プロフェッショナルな程度)
:5(多くの危険を許容できる程度)
:6(秘匿されし禁域に挑める程度)