、きっと
、きっと
……先輩に 私の花をあげたのは
あなたの子供の頃の話が あなたの苦痛が 話を聞いた瞬間に 痛くて痛くて
……救いたいと 思えてしまったからだ
できなくとも
たとえ 嘘でも
同じと言われたときから
一見しただけで 関わってはならないと解っていた
通りすがりの 消えていくただの通りすがりの
……それでも 仕様が無かった
あの時 僅かに残していた 私の 大事な一部を置いてきて
空白が拡がって
今では 殆ど 残っていない
……それがよいのか悪いのか解らない
色んな 時に それぞれの私の一部を置いていく
何もかも無くした私は
禊をしたあとのように
真っ白にまっさらに なってしまえば
いつか丸ごと 私を変えられるだろうか
……それなら 関わってならないと あの一見の直感は 感覚は
私を失う 直感 だったのだろうか