15 生存者
ゴブリンの集団と一緒にオークの村へと足を運ぶ。
途中何者かに接触することなく無事村へとたどり着いた。
『ギャガ…、ヤギャグギャ…』
ドルイドゴブリンが言葉を発する。思わず声が漏れたかのようなつぶやきで、その驚いた様子が見て取れる。実際ドルイドゴブリン以外のゴブリンも同じような表情している。
事実オークの村は言葉を失うほどの状態である。家々は焼き払われ、住人たちは無残にも切り伏せられ、遺体はそこら中に広がっていた。遺体の損傷は激しく多くのものがなぶり殺されたかのうである。生きている者は見当たらなかった。
ゴブリン達は悲痛な面持ちでこの現状を目にしていた。
『ガウガウ…、ギャッカッギャウゥ…。ギギャガ… ウゥゥ…。』
子供ゴブリンが涙を流してオークの村を見つめている。
この村には彼の知り合いが居たと言っていたが、その人物も恐らく…。
「本当ろくなことをしないわね人間族って」
ミミは不快感を隠そうともせず怒りを顕にしている。
この村を襲った連中は何故このようなことをしたのか。単なる村になんでこんな酷いことが出来るのか。彼女には理解できないのだろう。
いや、誰も理解などしたくないだろう。
「とりあえず、彼らを弔ってあげないと」
瓦解した家から手頃な大きさの木の板を探し、その上にオークの亡骸を乗せる。まずは遺体を一箇所に集め、全て集めたら彼らを弔ってやらねばならない。
「ミミ、彼らの弔い方って土葬でいいのか聞いてみてくれないか。もし別の弔い方だったらその方法も知りたい。」
遺体を運ぶ傍ら、ミミに彼らに埋葬方法を尋ねるよう促す。
ミミはドルイドゴブリンの方へと飛んでいき、彼に色々と伝えている。
暫くするとミミがこちらに向かって飛んできた。
「土葬で問題ないみたいよ。」
「そうか、特別な埋葬方法じゃなくってよかった。」
そう安心してオーク達を運んでいく。
世の中には色々な弔い方があり、鳥葬なんてものも存在するぐらいだ。異世界にはもっと不思議な方法があってもおかしくない。しかし今回は元の世界でも馴染みのある土葬である為、自分でも手伝えるだろう。
しばらくの間オークの亡骸を運んでいると、子供ゴブリンがこちらに近寄ってきた。
『ギャギャグギャ、ギャオクギャ。』
こちらに話しかけてきた後、彼はオークを運ぶのを手伝いはじめた。
子供ながらも、何かをしらしなければと思ったのだろう。
小さい子供に遺体を運ばせるのはどうかとも考えたが、自分が口出しすることではないと思いとどまる。そんな彼を横目にしながら、オーク運びを再開する。
遺体運びを始めてから結構な時間が経過したが、まだ全ての遺体をというわけには行かなかった。だかある程度は集めることが出来た。もう少ししたら全て集め終えるだろう。後はこの遺体を埋葬する穴を掘るだけだ。
だがこの数の遺体を全て埋めるとなると、かなりの大きさの穴が必要になる。自分とこの場にいるゴブリン達だけでは手が足らないかもしれない。一度ゴブリンの集落に戻り人手を募ったほうが良いのではないだろうか。ただ、多くのゴブリンを一度にこの村に向かわせるというのはやはり難しいだろう。やはり時間はかかってしまうが、この場にいる者だけで埋葬しなければならないだろう。
幸い穴を掘るための道具などはオークの村に残されている物があるので、それらを使わせてもらうことにしよう。
村の外れに行き、ゴブリンたちと手分けして穴を掘り始める。いくら住人が居なくなったとはいえ、村のど真ん中に墓を掘るのはいかがなものかと思い、村の外れに穴を掘ることにした。
皆一生懸命穴を掘っている。ゴブリンの子供も、重労働に弱音を吐くことなく汗だくになりながら穴を掘る。やはりこの世界のゴブリンは元いた世界のゴブリン像とはイメージがかけ離れているなと改めて感じさせられる。ゴブリンの子供と出会った時に傷つけなくって本当に良かったと心から安堵する。
ゴブリン以外の種族についても、接するときは細心の注意を払って対応しなければと改めて心に刻み込む。彼らは決して蛮族なんかではないと。
穴を掘りながらこれからの事を考えつつ、ふとこの村の全体図を見ようとマップを表示させる。遺体集めの時には村全体の様子まで気が回らなかったが、今は穴を掘るだけで他にやることもなく、掘りながらでもマップは確認出来るので何気なくといった思いからだった。
何気なく見たマップであったが、そこには信じられないものが表示されていた。
「………え?」
思わず声漏れてしまった。
自分の周りには穴を掘っているゴブリン達の存在を示すマーカーが表示されている。この村には自分たちしか居ないはずだ。だが確認したマップには、自分たち以外の存在を示すマーカーが村の中に表示されていたのだ。
「…誰かいる?!」
一瞬ミミかと思ったが、彼女は頭の上に座っている。
彼女ではない。
では誰だ。
「もしかして、生き残った人がいる…のか?」
村の中は一通り見て回ったが、隈なく探索したわけではない。もしかしたら見逃しがあったのかもしれない。
そう考えた時にはすでに行動していた。道具をその場へ投げ捨てマーカーが表示されている場所へ一目散に駆け出す。周りのゴブリンが驚いた様子でこちらを見ていたが構っている暇はない。
マーカーはその場から一切動いて居なかった。隠れているならそれでも良い、だがもし動きたくても動けないのであったならば…。例えば怪我をしていて身動きがとれないのならば…。
状況は刻一刻と迫っているのかもしれない。ならば急いで救助しなければならない。
走りながらメニュー画面を確認する。アイテム欄には応急キットが収納されている。それをいつでも取り出せるようにショートカットへと登録する。これで素早く使用することが出来る。また水や携帯レーションも取り出せるように同じようにする。これらならばなんとか助けられるかもしれない。
マーカーが表示されている場所に到着する。辺りには瓦解した家々があるばかりで人の存在は確認できない。改めてマップを確認するが、やはりそこには人の存在を示すマーカーが表示されている。瓦礫の下敷きになっているのかと思い辺を見渡すがそのような様子は伺えなかった。
マップ表記を拡大表示し、より詳細にマーカー位置を確認しやすくする。
マーカーが示されている場所に近づくが、やはり人は見当たらない。
…いや、その場所にかすかに違和感を感じ取る。
辺りは瓦礫が積み重なっているが、そのマーカーが示す場所だけ僅かに瓦礫が退けられている。そしてその退けられた場所に大きめの板が敷かれている。その板の周りをよく見ると、板を何度も動かしたような後が見て取れた。
もしかしてこれは…
その板を横に退けてみる。するとそこは床下収納のような空間になっていた。大きさとしてはそこまで広くはないが、子供程度ならスッポリ入れそうな大きさである。マーカーを確認するとこの床下収納の位置と重なるようにして表示されている。
間違いない。この中に生存者がいる。床下収納に隠れていたことで、人間の手から逃げ隠れることが出来たのだ。
「心配しないで。大丈夫だ、助けに来た。」
中に居る生存者に声をかける。言葉が通じないことは百も承知だが、それでも声をかけ続ける。威圧的にならないよう、ゆっくりと諭すように落ち着いた声色で丁寧に。しかし中の生存者は一向に姿を表さない。未だこちらを警戒しているのかもしれない。だがそれも致し方ないだろう。
生存者を確認しなければと思い、中を覗き込むようにして床下収納に近づく。もしかしたら反応したくても身動きが取れない状況なのかもしれない。
さらにこちらが近づくと、それに反応するかのように気配が動き出す。
突如黒い塊が収納から飛び出しこちらに迫ってきた。
「うぉわっ!?」
突然のことで思わず声を上げて後ろに倒れてしまう。するとその影はこちらに覆いかぶさる用意にして身体の上に乗り上げてきた。
「シャーーーーーーッッ」
威嚇声とともにこちらに詰め寄るとその身体に備わっている鋭い鉤爪でこちらを引っ掻いてくる。その鋭い爪は生身の身体であれば容易に切り裂くことが出来るであろう。事実、こちらの腕には無数の切り傷が刻まれていった。
しかしそれらは致命傷にはならなかった。こちらの身体はボディーアーマーによってその胴体を完全にガードしており、銃弾さえ防ぐことのできるその防御力は鉤爪に対しても遺憾なく発揮されていた。
突然のことで多少驚いたがあまり、これらの装備のお陰でダメージを防げたことで冷静に物事を観察することができた。
突如として襲ってきた黒い塊は、その身体を黒い毛で覆われていた。いや、毛ではなく羽といったほうが適切であろう。鳥のような羽、より正確に言うのであれば翼であろうそれを目一杯広げその場で羽ばたかせている。そして猛禽類を思わせる鋭い鉤爪を今なおこちらに向かって繰り出している。
しかし目の前にいるそれは鷹や鷲といった猛禽類ではなかった。いや、鳥ですらなかった。
大きく広げられた翼を持つ身体は鳥のそれではなくもっと別の…、そうまるで人間のようであった。そしてさらに驚くべきことにその頭部はまさに人そのものように見て取れた。その見た目は10代前半位であろうか。まだ幼さが伺える顔はどうみても人に見える。ボサボサの髪の毛ではあるがこれといって特別奇妙というわけではなくごく普通の子供そのものである。
そんな存在がこちらを威嚇するようにして声を張り上げ、今なお爪を立ててくる。
そのあり得ざる造形に目を見張ったが、しかしゴブリンやオークがいるような世界だ。そんな者が存在していたとしても不思議ではない。そしてそのような存在に自分は心当たりがあった。
「いわゆるハーピー…ってやつか!?」
ハーピー、またはハルピュイアと呼ばれる亜人種でありファンタジーなどの創作物ではかなりメジャーな存在だったと思う。しかしいくらメジャーとはいえ、こうして実物を目の前にするとやはり驚きは隠せない。
ハーピーは未だこちらを威嚇し続けている。村がこんな状況だから、仕方がないとは思う。だからといってずっとこのままで居るわけにはいかない。とりあえずハーピーを落ち着かせなければならない。
「落ち着いてくれ! 俺は君を傷つけるつもりはない! 助けに来たんだ。」
こちらに争う意思はないことを伝えるため両手を広げハーピーに話しかける。ここでハーピーを無理やり抑えつけたらさらに警戒すると思い手を出さずにひたすら話しかける。
「頼む、落ち着いてくれ! 俺は何もしない! 危害を加えるつもりはないんだ!」
今なお激しく威嚇するハーピー。
このままでは埒が明かない。
ずっとこの状況が続くのかと思われたその時、いきなり目の前にミミが現れてきた。
「こらーーーー!! ちょっとは落ち着きなさいって言うのよーー!! こっちは何もしてないでしょうがーーーーー!!!!!!落ち着け鳥あたまーー!!!」
そうするや否やハーピー目掛けて突進しその頭をポコポコ殴り始めた。
この状況を見かねてミミが割って入ってきて来てくれたのだ。
とはいっても、ミミの姿は普通の人には確認することが出来ず話しかけたとしても暖簾に腕押しではあるのだが、それでもこうして援護してくれるのはありがたい。
…まぁただ単にキレて殴りかかっただけのようにも見えるが…。
しかしそんなミミの行動だが相手に存在が認識されないので、あまり意味はない。
精霊は普通は知覚されない。ミミ自信がそう発言していた。
…そうあまり意味は成さないはずだった。
しかし、実際は違う結果をもたらした。
突如目に前に現れたミミに驚きハーピーは威嚇を止め固まっていた。
「ピィ??」
「ふぇえ!?」
「はぁ!?」
三人揃って間抜けな声をあげて固まる。端から見たらなんともシュールな絵図に見えただろう。いや、そんなことを気にしている場合ではない。
「ミミの事が見えるのか?」
ミミにそう訪ねるも、彼女は自分の言葉に応えず、ハーピーの反応を確認するように目の前をいったり来たり左右に揺れるように宙を漂っている。そして当のハーピーはというと、きちんとミミの存在を確認出来ているのだろう、彼女の動きをしっかりと目で追っていた。
「え、嘘本当に? うわー。この子私の事がちゃんと見えてるよ。」
「やっぱりミミの事が確認出来てるのか。」
「うん。って言うか、凄いしっかり見えてるよ。存在を認識してるとかそんな次元じゃなくそりゃもうバッチリと。シュンと同じように普通にね。」
ミミのその発言に驚きを隠せなかった。精霊とはそんな簡単に見えるものなのだろうか。もしかしたら普通に見える人が沢山いるのかも知れない。しかしこのミミの驚く様子からやはりかなり珍しいものなのだろう。
ミミの事が見える。それだけでも驚きなのだが、しかし次の瞬間更なる衝撃が訪れた。
「精霊さん...ミミ? シュン?」
ハーピーが自分とミミの名前を口にして言葉を発したのだ。
そう、言葉を発した。
彼女が喋ったとを聞き取ることが出来たのだ。
これはどういう事だ。
この世界に転移てきて、ゴブリンの言葉は理解することは出来なかった。元の世界とは言語が異なるからだ。しかし、今目の前にいるハーピーは確かに自分が聞き取ることが出来る言葉で喋っていた。
彼女がこちらに判る言語で喋ったのか?
いや違う。
彼女のしゃべる言葉を自分が理解したのだ。
そう、ミミと同じような感じで。
メニュー画面を開き確認する。
「これは…、彼女の名前なのか。」
画面には自分とミミの他に、もう一人別の人物の名前が映し出されていた。チャット欄には恐らく…、これが彼女の名前なのだろう。
しかし、なぜ彼女の名前が?
ゴブリン達の時は表示されていなかった。ゴブリンの子供も、ドルイドゴブリンも、他のゴブリンでも名前は現れなかった。
それなのに、なぜ彼女だけは違ったのか。
いや…、考えていても仕方がない。
あまりの出来事に驚いたが、今はそんな事をしている場合ではない。
ここには生存者を救出しに来たのだ。
確かに名前が映し出されたことは気になるが、今は彼女を保護することが先決だ。幸い彼女の言葉は理解することが出来た。であれば…。
「落ち着いてくれ。先程も言ったが、君を傷つけるつもりはない。助けに来たんだ。」
「ピィ…、助けに?」
「うん、この村に生存者がいないか確かめに来たんだよ。そこで君を発見したんだ。どうやら無事だったみたいだけど。大丈夫かい、どっか怪我とかしてないか?」
落ち着かせるようにゆっくりと話しかける。
先程までは興奮した様子でこちらを威嚇してきたが、今はだいぶ落ち着いているように見える。もしかしたら、また襲われると勘違いしていたようだ。
この村の現状を鑑みれたそれも致し方ないだろう。
「まったく、話を聞かないんだから。それにしても、あなた私の事見えるみたいだけど、声も聞こえているんでしょ?」
ミミはハーピーに確認するようにして話しかける。話しかけられたハーピーは頷いてみせた。やはりハーピーはミミのことが見えているし声も聞こえているみたいだ。
「ちゃんと聞こえているみたいね。だったら好都合だわ。ちょっとあなた、せっかく見えているみたいだし、私達が助けに来たって、その奥にいる子にも伝えてちょうだい。」
「え、奥の子…?」
「そうよ。奥にもう一人隠れているわよ。」
そう言わてて慌てて床下収納の方に視線を向ける。まさかこの奥にまだ生存者が居たとは思いもしなかった。マーカーでは気が付かなかったが、もしかしたらマーカーが重なっていて見逃していたのだろうか。
ミミに言われた通りハーピーは床下収納の中へ入っていって、そこでなにや
ら話し込んでいるようだ。どうやら本当に中に別の人物がいるようだ。
少しして床下からハーピーと一緒に別の生存者が出て来た。現れたのは小さなオークであった。恐らく子供であろう、その子供オークは怯えた様子でこちらを伺っている。
「オーク!この村の生存者がいたのか!」
思わず大声を出してしまった。
いきなり声を荒げたせいで子供オークはビクッと震えさらに怯えてしまった。
「あっ、ご、ごめん。怯えさすつもりはなかったんだ。ただ生存者がいたことにビックリしてしまって。でも無事で本当によかった。」
怯えた様子の子供オークはハーピーの後ろに隠れてしまっている。なんとか落ち着かせようとするが、なかなかうまく行かない。やはりこちらの言葉は伝わらないようだ。
どうしたものかと考えているとハーピーが子供オークに向かい合い言葉をかける。
「ピィ、大丈夫。 精霊さんはね、悪いことしないよ。 自然とお友達。 私たちともお友達だよ。だからね、その精霊さんとね、一緒にいるこのオオカミさんもお友達だよ。」
『…ォ、オグオゴグゥヲ…。 オウボグォフゴ?』
「うん、精霊さん。ここにいるよ。ちっちゃくてひらひらしてて、とってもかわいい精霊さんだよー。精霊さんはね、悪い人のところには居ないんだよ。だからこのオオカミさんは、いい人なんだよ。」
ハーピーが子供オークにこちらのことを説明してくれているようだ。どうやら彼女にとって精霊とは良き友人という位置づけらしい。ミミのお陰でなんとかなりそうである。もしこれが自分だけだったならばこう上手くは行かなかっただろう。
ミミの方を伺うと腰に手を当ててウンウンと頷いている。
良き友人…。先程問答無用で殴りかかっていたのは…気にしないでおこう。
ハーピーに説得されたお陰か、幾分警戒が和らいだようだ。まだ完全に気を許したわけではなさそうだが、それでも最初の怯えようからしたらだいぶマシである。
「とりあえず、ここにいるの何なので外に出ないかな。実は向こうに一緒にこの村に来た人たちがいるんだ。ゴブリンんの群れなんだけどさ。」
「ピィ?ゴブリン?」
『オクオクォク?』
外に行く道すがら自分たちがこの村に来た経緯を説明する。
「それでこの村に来たんだけど…二人の他に生存者は?」
ハーピーに尋ねるとハーピーは子供オークに一言二言話した後、再びこちらに顔を向け首を横にふる。
「他に生きてる人たちはいないの…。」
分かっていたことだがやはり生存者がいないのかと気落ちする。それでもこの二人が生き延びていたことは僥倖だ。
二人と一緒に村の外へと向かう。そこではゴブリン達が今もなお埋葬の為の穴を掘っている。そこへ二人を連れて行く。
『ギャ? グギャグギャガ! ギャヤガギャギャァ!!』
『オォク! オークオクオクォクク!!』
こちらに驚いたゴブリン達が声を上げている。その中で子供ゴブリンが大声を上げながらこちらに走ってくる。それを見つけた子供オークも声を上げながら走っていく。二人の距離が縮まると二人して涙しながら手を取り合っている。
「そうか、子供ゴブリンの知り合いってこの子だったのか。」
涙を流す二人に目を向ける。
彼が生き残っていてくれて本当に良かった。
こうしてこの村を訪れたゴブリン一行は生存者との再会を果たしたのだった。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
ここに来て登場人物が少しずつ増えてきましたね。
今回登場したキャラクターにはある秘密があります。
それが次回明るみになる!…かも?
というか別に秘密という訳ではないのですけどね。
ただ普通のハーピーとはちょっと違うかも…?
もしよろしければお気に入りやブックマークなどをして頂けますと大変嬉しく思います。
ご感想なども頂けますと作者のモチベーションが上がり、更新頻度にも表れます!
何卒よろしくお願いいたします!
それではまたお会いできることを楽しみにしています!