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男というのは意外なところに目がいったりする

オレはテーブルに座って朝食を食べている。

天気予報では今日は晴れだそうだ。

あぁよかった…傘もって行かなくていいのか。

あぁ……本当に……。

………………。

「本当に…よかった……」

オレは寝言をブツブツと話していた。

「何もよくないから!早く起きて!」

誰かがオレの肩を揺らす。

目を開けたくない目を開けたくない……。

だって……目を開ければ…。

「前原クン!やっぱり夢じゃなかったんだよ…!」

あ〜もぅそんなこと言われなくともわかってるよ…。

そろそろマットに肩をガンガンされるのを嫌になりしょうがなく目を開けた。

ゴールデンウィーク初日。朝。時間帯なんてわからない。

ただあまり熟睡はできてないことは確かだから7時とかそういう時間帯だろう。

ザァーーーー……

運のいいことに外では大雨のようだ。

…傘…いるじゃないか…。

微小ながら手の届かないような高さの窓から光が差し込んでいる。

ちなみに開いているので雨水が時々はいってくるわ冷たいわで……。

しかもように湿気がある……。

「ねぇ!どうするの前原クン!」

宇佐凪がオレにたずねる。

外から閉じ込められてるオレに何をしろと…?

天井を見ていたのに宇佐凪の顔が横から現れる。

ピクッ……

本能ながらかオレは一瞬宇佐凪の成長過程である胸に目がいった。

オレも宇佐凪も体操服であり、しかもこの湿気だ…。

B…いや…C?

揺れるんだから………………。

体操服……湿気……揺れる……?

違うとは思うけど……ノーブラ!?

いやいやいやいやいやいやないないない…。

……………。

…オレは寝返りをして宇佐凪に背を向ける。

「…オレは現実逃避を開始する!!」

そう言って、目を丸めている宇佐凪をあとに睡眠を開始した。

正直もう宇佐凪と目をあわせる自信が……

もうオレにはなくなった。

馬鹿野郎…オレ…!

ありがとう…雨…!

ビバ…湿気!

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