8話絶対的な正義
「ちくしょぉぉぉ」
6番がとっさに傷を治せる能力をもった生き物を召喚し、9番の傷を一瞬で治した。公明はそれを静かに見ていた。
「ありがとうございます。6番さん。僕の不注意で。」
「あぁ。」
6番は能力の代償をうけ、血が極端に少ない状況になり今にも倒れそうになっていた。
「君たちは能力者だ。僕が滅ぼす悪だ。君たちがどんなにいい人でも能力をもっていれば悪だ。だからここで死んでもらう。」
「6番さんはやらせない!全身硬化!」
9番はそう叫んだ。だが体が固くなることはなかった。
「な、なんでだ。なんで能力が使えない!」
「もう終わりなんだよ。さようなら。」
公明が静かに2人に近づく。2人に抵抗することは出来なかった。
「ちょっとまったぁぁぁぁぁぁぁあ」
その場にいる全員が驚いた。だが6番にはこの声に聞き覚えがあった。
「その声は。まさかコスモスさん。コスモスさんですか?」
謎の男は答えた。
「そうだ。俺がコスモスだ。」
コスモスーコスモスとは管理会公認のヒーローだ。おそらく能力を持っている。だがコスモスの能力を知っているものは誰もいない。この時代にヒーローを名乗っているのはコスモスしかいない。コスモスは管理会ができる前そう、100年前からヒーローとして人を助けている。コスモスは謎のスーツで体をおおい仮面をつけているため姿を見たものはいない。10年に1度なぜか管理会の世界本部に行っている。
「コスモス?!あのスーパーヒーローのコスモスさんですか!!」
9番が嬉しそうに言った。それもそのはずだコスモスは能力者の中いや人の中では英雄とされている。
「コスモス。あなたも能力者なんだろ?ならお前は俺にとって悪だ。」
公明が言った。それを聞いてコスモスは笑った。仮面をしているから顔は見えないが確実に笑っている。
「私は絶対的な正義だ!この世で私を正義と認めない者は全て悪だ!それは揺るぎないことだ!絶対的な正義はひとつでいいのだ。よって君は悪だ。今逃げるなら見逃してやる、だが抵抗するなら。容赦はしない。」
「あなたを殺す。」
「2人はさがっていたまえ。」
コスモスは6番と9番にそう言った。
「いくぞ正義。お前を殺して俺が正義になる。」
公明はナイフを握り、コスモスにむかって走る。コスモスは構えもしなければ武器も手に取らなかった。またも公明の手がコスモスの体にふれた。そしてさっきと同じようにナイフを突き出した。コスモスは軽々とナイフをもって突き出した手を右手ではらい、そのまま重心を傾け公明の足に足をひっかけた。公明が走った勢いのまま倒れた。そしてコスモスは腰にぶら下げていたハンドガンを公明の背中に突きつける。
「チェックメイトだ、悪。お前は俺に負けた。もうやめろ。」
公明は悔しそうな顔をした。そして倒れた状態からゆっくりと起き上がり、ナイフを天井になげた。
「ん?何をしている?」
コスモスが公明から目をそらしナイフを見た瞬間公明は全速力で逃げた。それはやはり普通の人とは思えない速さだった。だが能力者としては遅いきがした。
「覚えていろコスモス!お前はいつか殺す!」
そう言って公明は目の前の海に飛び込んだ。すぐにコスモスが海を見たがそこにはもう公明はいなかった。
「ありがとうございます。コスモスさん」
そう言って6番は気を失った。
「すいませんコスモスさん。本部まで6番さんを運ぶのを手伝ってもらえませんか?」
「ああ、私も日本支部に用事があるからな、いいだろう。」
〜本部〜
「今回はうちの者が世話になったなコスモス。」
大和が親しそうにコスモスに言った。
「おう。大和。だけどすまないな相手を捕まえられなかった。そのせいでお前んところの部下が能力を使えなくなった理由が、わからなかった。」
「ああ、助けてもらえただけで十分だ。今回の犯人についてはこっちで対処する。」
「じゃあな。あ、そうそう本題を忘れてた。世界本部からお前に教えろって言われてることがある。黒い悪魔には神がいる、だそうだ伝えたからな。」
「そうか。わかった」
大和は静かに答えた。
〜医務室〜
「ん?ここはああ医務室か。」
「6番さん!大丈夫ですか?」
心配そうに9番を見つめる。
「ああ、大丈夫だ。お前こそ大丈夫か?能力は?」
「能力の方はまだ使えません。能力が戻るまではおそらく本部待機です。きたばかりなのにすいません。」
「いいや。防げなかった俺のせいだ。次頑張ろう」
9番は嬉しそうに答えた。
「はい!」
そして6番は誓った。絶対に9番の能力を取り戻すと。
コスモス俺的にとても大好きです!悪を許さない正義のヒーロー。ここからコスモスも結構絡んでくるのでぜひぜひお楽しみに!コメント、アドバイス、ブックマーク、評価お願いします!