5話犠牲
「さぁ。いくぞぉぉぉぉお!」
ライズはそう言ってまた天井にむかって20発以上の弾丸を放った。その弾丸は6番と9番に当たらずひたすら天井近くを回っていた。
「次は何をしたい?」
9番がそう言った。
「まぁ気にするなさぁ楽しもーぜ!」
その瞬間9番が吹っ飛んだ。
「大丈夫か!9番!」
9番を吹き飛ばしたのはすごいスピードで飛んできた砲丸だった。
「僕の能力はふれたものを操れる。だから僕はこの場にないものでも過去にふれてればそこからここまで飛ばすことができるんだよ!」
6番が動いた。
「召喚!」
狼のような生き物が2匹でてきた。2匹はライズとカルイド目掛けて走っていく。
「そんな犬っころでなにができるんだよぉ!」
ライズが銃を連射する。一瞬で生き物が蜂の巣になる。2匹が倒れた瞬間9番がカルイドの横にいた。
「な、お前はさっきの攻撃でひるんでたんじゃねーのかよ!」
9番がパンチでカルイドを勢いよくとばす。
「くっ。こい!」
カルイドの声とともに入口の方からマットのような分厚いやらかいものが飛んできてカルイドを受け止めた。さすがにパンチがきいているのか血はでてないが腹をおさえている。
「さぁこっちもいくよ?」
6番がそう言ってまた新たに鳥のような生き物を10匹召喚した。
「その程度のものでなにができるってんだよ。」
ライズが銃を乱射する。だがしかし鳥がよけて1発も当たらなかった。そして鳥たちはライズにむかって飛び。10匹全てがライズに刺さった。
「がっ」
ライズの体じゅうから血が飛び出る。
「ちっ。こうなったら1人だけでも。」
ライズがそう言って天井を回らせていた銃弾全てを9番に撃った。
「9番よけろ!!」
6番の声は届かなかった。9番はもはや原型をとどめないほど、ぐちゃぐちゃになった。
「はっはは〜。ざまーみろ!!」
ライズはまた笑う。
「貴様。タダですむと思うなよ」
その瞬間人形をした奇妙な生き物が1匹召喚された。
「なんだ?悪あがきか?それよりカルイド!くたばってねーだろーな。」
「当たり…………」
カルイドが返事をしてる時カルイドの首から上はなくなっていた。
「カルイド!何しやがった!」
6番が悲しげに笑う。
「君もすぐ楽にする。せめて9番のためだ生きて返すつもりはない。」
そう言い終わるとライズの首がとんだ。
「戻れ。」
奇妙な生き物が消えていく。
「13番!こちら6番応答願う。」
「こちら13番。何でしょう。」
「任務は成功しました。ですが犯人は死亡。そして9番も死亡しました。」
泣きながらそう言った。
「了解しました。詳しいことはまた帰還してから聞きます。そこのあとしまつはこちらでやるので帰還してください。」
「了解」
会話の終った後に残ったのはホールに響く6番の泣き声だった。
終わりました。戦闘が。なかなか最後はいろいろありましたね。はい。まさか1人になってしまうとは。アドバイス、コメント、まってます!