朝、目が覚めると
そんなこんなで朝まで抱き合うようにしてゼンタイすがたのままで二人過ごしてしまった。傍から見れば変態そのもののような感じだったけど。
朝陽が差し込み始めた午前五時、わたしは視界が真っ赤なゼンタイに覆われてぼんやりと見えていた。すると晴美がばかっ! と立ち上がってきた。
「な、な、なんでわたしこんな事になっているのよ! 全身が気持ち良いなあと思って目が覚めたら全身がピッタリと覆われているのよ、なぜ? さては、あんたのせいでしょ! そこの女みたいな醜悪なヤツ!」
そういって晴美はわたしをゼンタイ姿のままでいたぶり始めた!
晴美の方が、こういったプレイは上手なので私のほうがいたぶられてしまった。晴美といったらわたしが感じそうなところとおもったら激しく摩ったり技をかけたりしたの。ゼンタイ姿のままで!
激しい運動みたいな事をしたのでわたしは完全にばててしまったの。それで、しばらくするとぐったりしたところで、晴美にマスクを外されてしまった。
「あんたゼンタイの趣味があったわけなの、これって強引じゃないのよ」
「ごめんなさい晴美、あなたの酔っ払った姿をみていたらイタズラしたくなってね。それで黙ってゼンタイを着せたのよ、そしたら私も着たくなって・・・」
「そうなんだ。でもわたしは良いのよ、一度ゼンタイを着てみたかったから。条件付だけど許してあげるわよ」
「いいけど、なによその条件って」
「今日は日曜日でしょ! そしたら今日午前中だけでもいいからこのままゼンタイで付き合ってもらえない?」
「ゼンタイってまさか?」
「そうよ、だって家じゃゼンタイで過ごせないでしょ、わたしの家族の目もあるし。まあ直ぐにゼンタイOKな男友達を探す事できないから、このまま付き合ってよ!」
「!?」
結局、わたしは晴美にいわれるままゼンタイ姿で一緒に戯れる破目になってしまった。昨夜はわたしが思う通りにできたけど、朝からは彼女のペースだった。これじゃ、いつもと一緒だけど私も気持ちよかったのでそれはそれでよかったけど。
晴美は午後から男友達に会うといって帰る支度をしていた。バックには自分が着ていたゼンタイと、男物のゼンタイをしのばせていた。
「バイバイ! また来るわね。これからしてくれるわよね、ゼンタイプレイを! なんか病みつきになってしまったわ、じゃあね」
わたしは彼女ににとんでもない事をおしえてしまったのかもしれなかった。