脱がして着せてやろうゼンタイを!
居眠りしている晴美を起こさないように、そっと横にしてから服を脱がし始めた。彼女は良いところのお嬢様と聞いたことがあったけど、それが本当なのかはどちらでもよかった。彼女の服はどれも高級品ばかりで、三つで税抜き980円のパンツを買っているわたしとは住む世界が違っていた。
それにしても意識の無い人間の服を脱がすので本当に骨の折れる作業だった。四苦八苦しながらわたしはようやく一糸纏わぬ姿にしてしまった。彼女のその姿を見ると、なぜか女なのに欲情してしまいそうだった。
このような状態なのに晴香は余程泥酔しているのか、気が付かないようだった。それにしても、晴香のハダカ、同性のわたしが見ても・・・腹が立つ! わたしみたいに彼氏いない暦が生きてきた年数と同じという身からすれば、この身体で何人の男を誘惑したのだろうか・・・
そんなこんなを考えていたけど、これから彼女の魅力をゼンタイで隠しつくしてやろうというわけだ。彼女の姿は本当に同性のわたしが見てもうらやましいというか、やきもちを焼くというか・・・綺麗だ!
もし、わたしが男だったら犯してしまうところだろうけど、それって犯罪だ! 女同士がした場合は・・・まあ、法律に詳しい人でも聞いてみたらいい話だ、それは。
ともかく、晴香は酒臭い息を吐きながら熟睡していた。これからわたしが弄ぼうとしていることを知らずに。ここでわたしのボロボロで古い携帯で写メを一枚記念に撮ってしまった。
わたしは取って置きのゼンタイを箱の中から取り出してきた、サイズはMなので小さいかもしれなかったけど。とりあえず足の先からゼンタイを着せる事にした。