グレヱテル
ただ、何かに飢えてる
ああそうさグレヱテル
僕はこの世を憂えてる
だからこうして震えてる
君は如何して怯えてる
君をこの眼が捉えてる
だからこうして狂えてる
君に触れ悶えてる
君は僕を拒んでる
それでも僕を咥えてる
しっかり脚を絡めてる
せめて僕は堪えてる
何が、何がそんなに恐いというの
僕はここに、君とこうして
そっと膚を重ねてる
この時が続くようにと
君の中で溺れてる
君の中に溢れてる
君の泪が零れてる
君に名前を呼ばれてる
僕は静かに薄れてる
点と線が途切れてる
きっと良く眠れるから
だから、きっと僕らは
愛しき儘に汚れてる