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Re:HeartBreaking Romance...  作者: スイーツ男子
everything with you
9/10

これはゾンビですよね?


「あの、聞いていい?」


「『夢じゃないんだよね?』って質問以外ならな」


「う……、悪かったわよ」


かなり棘のある言い方だった。


「それはもういいから。正直に言うとまだ頭が痛いけどね。それよりも」


まだ問いただすべきことがある。


「何で店に居たのか簡潔に答えて」


答えによっては通報する必要がある。警察が役に立つかは知らないけど。


「…………」


彼はすぐには答えなかった。主観的な意見を言えば、“迷っている”ように見えた。

――何を?何か言うことをためらうような後ろめたい理由があるの?

私の中で疑念が首をもたげた時、彼の口が開いた。


「……石を、探していた」


「石?」


「指輪の形をした……いや『今』は違うかもしれない。とにかく赤い石を探している」


「………やっぱり泥棒?」


「断じて違う。堂々と買うだけの蓄えぐらいあるからな」


「!、そっか」


良かった。

あれ、いや良かったのか?

結果的に勝手に侵入されたんだけど。


「なんで昼間に探さなかったの?」


「目の前にお前がいるのに家捜し出来るか。それに急いでたんだ」


「急いでた?」


「あれは俺に必要なモノだからな」


遠い何処かを見るような様子で彼はそう言った。

何かに想いを()せていたのか、それが何なのかは分からない。


分からないけど、見ているだけで心がきゅうと締め付けられるような、そんな顔で彼は私を見た。






正直に言って私には心当たりがあった。というか有りまくりだった。


赤い石。


私の胸元にぴったり収まってるペンダント。叔父さんから送られてきたアレだ。


「その石って高価なものなの?」


自分でもやらしいと思ったけど、聞かずにはいられない質問だ。


「ああ。誰だって喉から手が出るほど欲しがるだろう」


なるほど価値はあるらしい。しかしまた疑問が湧いてくる。


「そんなものが何でうちにあると思ったの?うちの骨董店なんてガラクタだらけだよ?」


「……お前、本当に価値が分かってないのか?」


「はい?だって知らないモノの価値なんて分かるわけないじゃん」


一応名誉のために言っておくと、赤い石の存在に思い当たった時に私はすぐ言おうとしたのだ。


――しかし、ためらってしまった。

好奇心で聞いてしまった言葉によって。




「あれは“エリクシール”だ」




謎単語がまた出現。


「……なにそれ?」


取り敢えず聞く。


「お前は何も知らないのか?“賢者の石”だよ」


「それって……“ただの鉄を黄金に変える”っていう?」


それならば聞いたことがある。某ポッターさんとか某錬金術師が色々やってたやつだ。

ええ?

でもこのペンダントがそんな凄いものとはどうしても思えない。

あ、でも先輩も興味を持ってたし…。



「ああ。それと“命を与える”とも言われている」



「命を、与える?」


突飛な話だった。普通はまず信じないられだろう。どこの新興宗教だよって感じだし。


でも。


「それは本当、なの?」


吸血鬼(ふろうふし)の存在が目の前にいるっていうのに賢者の石は信じられないってか?それはおかしいだろ?」


その言葉に体が震えた。別に寒い訳じゃない。


(死者が甦る?)


反射的に服の上からペンダントを握り締めた。



「?、どうした?」


「い、いや何でもない」


彼の目を見れなくて顔を反らす。それでも胸元は押さえたままだ。


(落ち着け私)


今気づかれるのはダメだ。ペンダントについては考える時間が欲しい。


そんな打算によって私の頭は急速に冷えて行く。


「……私はただ『これは現実だ』ってことは認めたけど、『あなたが吸血鬼だ』とかそういうことはまだ信じてないから。だから賢者の石とかも信じられません」


ぴしゃり、言い切った。


「おいおい、どんだけ頭が固いんだよ。本当にめんどくさいヤツだな」


「こんなことをあっさり信じる人の方がおかしいから。ちゃんとした証拠がないと」


「姿を消して見せたじゃねーかよ」


「……マジックとか?」


「お前、舐めてんのか?」


うわ、凄まれるとかなり怖い。というか優しい人だと思ってた人が豹変すると怖さが倍増するんだけど。


「はぁ。もういい分かった。別に無理にお前に信じてもらう必要はねえよ。俺は石さえ手に入ればそれでいいんだ」


「なんでそんなもの欲しがるの?不老不死なんでしょ?」


「あ?信じてないんじゃなかったのか」


「それは……その、か、仮定の話よあなたが吸血鬼だって仮に認めた場合の話」


「……本当に面倒くさいヤツだなお前」


何だろう、凄く呆れられた。でも正直言って彼の言葉を全て信じるには、彼に対する信頼というか思い出が足りなさすぎる。というかまだ会って3日か4日だし。


そんな人間(?)の言うことをホイホイ信じられるような中二病でもDQNでもなかった。



「うるさい。現実的と言って」


「そうかよ。それなら俺が石を探す理由なんてお前には関係ないこと説明する必要は無いな」


「……あっそ。言う気がないなら私だって無理に詮索なんてしないし」


つーん、と視線がぶつかり合う。


「………」「………」




そしてまた無言の()



自然と胸元に手が伸びて、ぎゅっとペンダントを握り締める。



――頭痛がしそうだった。いろんなことが一気に起こりすぎてもうどうにかなりそうだ。


時計を見る。まだ5時前だし。


外はまだ暗いけど、もう少ししたら白んで来るかもしれない。私と同じように外を見た彼は、


「……ちっ。そろそろ帰るか」


不意にそう告げた。



「え?あ…、そうだよね」


まさかうちから学校に行かせるなんてあり得ない。ましてそれを人に見られでもしたら……。


ポクポク、チーン。


私の学校生活、終わるよ完璧に。



「なんだ残念そうだな。そんなに俺と一緒に学校に行きたかったのか?」


そんな事を考えていた矢先、ふざけた口調でからかわれた。


「なっ…!」


顔がサッと赤くなる。冗談だってわかってるのに!


「さ、さっさと帰れ!」


「へいへい、分かってるよ」


「に、にに、二度と来るなっ!」


「あん?それは無理だな」


「え?」


「それじゃあな」


かなり不吉な事を言った彼が向かったのは……窓!?


「ちょ、ちょっとそっちは!」


私は驚いて制止をかけようとした。けれどもう遅い。



「――学校で会ったときは普通に、な。それじゃよろしく“ヒ・ナ・タさん”?」


振り向き様に見た彼の瞳は爛々と“紅く”て。

伸ばした手は虚しく空を切る。


そして。

彼の姿は朝靄(あさもや)の中に溶けて消えていった。


まるで魔法みたいに――





何となく窓枠に触れた。冷たい鉄は私の手の熱を急速に奪っていく。


その感触をひとしきり確かめて。


「……ふぅ」


と、息をはいてそのままベッドに倒れこんだ。そしてしばらく目をつむる。


…………。


心臓の動悸がやけに激しくて、全然落ち着かない。


(ここで眠って起きたら全部夢ってプランは――無理か)


そうして私はこのまま一睡も出来ずに、寝不足で重い目蓋を擦りながら学校に行くことになるのだけれど。



少し考えた。

アルカードくんのこと、そして“彼の探し物”について。


(嵐、どころじゃないよね。もはや天変地異の襲来だよ)


しかも奇襲だし。いや夜襲か?どちらにしろ最悪だけど。


(それに『賢者の石』…)


…………。


布団を頭から被る。そしてペンダントを握りしめた。


そうして、夜は明ける。



「あ、おはようですいいんちょさん。今日も眠そうですね」


「あー、うん。今日はリアルに寝不足かも」


朝。

早めに学校に行こうかとも思ったけど、結局いつもの時間に来た。


「今日の数学の課題きちんとやった?」


「あ、あー!すっかり忘れてたです。うっかりさんでした」


そして藤堂ちゃんといつものように朝の談笑をしていたのだけど。



(…………はぁ)


頭の中を占めるのは昨日の出来事ばかり。


(インパクト強すぎでしょどれもこれも……)


お陰で何から整理すればいいのか検討もつかない。



「……さん。いいんちょさん聞いてますか?」


「え?」


いけない。意識が遠いところに行きかけてた。


「ゴメン藤堂ちゃん。なんの話だっけ?」


「本当にらしくないですよ?今、私が昨日入手したスクープについて話してたんです!」


「え、あー、転校生ネタ第七弾ね」


「そうなのです!今回はスゴいんですよ?なんと彼のとんでもない秘密が明らかになったんです!」


藤堂ちゃんは高らかにそう宣言した。


「とんでもない秘密?そ、それってまさか……!?」


“アレ”がバレたの?まさか昨日の今日で?息を飲む私。藤堂ちゃんの口から出た言葉は――




「なんとっ!アルカードくんは転入後一週間で既に5人に告白されて全員振っちゃったらしいのです!!」




「…………へー」




まぁ…、このオチは予想済みだったかな。若干ヒヤリとはしたけど。


「あっ、噂をすれば、です」


と、私の反応の薄さなんて全く気にも止めない藤堂ちゃんが指をさす。


その方向には。



「ああ、おはようございます。今日はいい天気ですね」


少女漫画的点描粒子(略してST粒子。効果:レーダー撹乱)を見にまとった『王子様』がいた。


本日も笑顔を絶賛振り撒き中のようだ。昨日までの約一週間はそれ以上の事を感じなかったのに。


(あれが『演技』ねぇ……)


役者にすらなれるんじゃなかろうか。

まぁ、昨日(というか今日)の豹変を知ってる身からすると胡散臭さはどうしても感じてしまうけど。


(コレが知らぬが仏ってヤツなのね)


挨拶をされて嬌声をあげる同級生を眺めながらそんなことを思った。



「日向さん、藤堂さんもおはようございます」


そしていつの間にか、挨拶回りの順番が私達まで回ってきたようだ。

彼は私達のすぐそばに立っている。


「おや日向さん、顔色が優れないようですが…どうかなされたんですか?」


彼はしゃあしゃあとそんな言葉を吐きやがってくださった。


(お前がそれを聞くのかよ!)


ってツッコミは勿論出来ない。が、多少はやり返さないと気がすまないねコレは。


「……あー、ちょっと寝不足なんだ。夜中に物音がして起きちゃったんだよね。それから眠れなくて」


「へぇ。それは災難でしたね。物音の(ぬし)は何だったんですか?」


「うーん……コウモリ、かな。凄く大きいコウモリが店に入ってきちゃったの。鍵はかかってたはずなのにね、おかしいでしょ?それでいてあっさり私なんかに見つかっちゃうなんて、本当に馬鹿だよねそのコウモリ。あはは」


「ふふっ、それは確かに興味深いですね」


「あはは」


「ふふっ」


まるで公家同士の化かし合いみたいな雰囲気。






「……二人が怖いのは気のせいです?」


私達の間に挟まれた藤堂ちゃんが怯えてたのはちょっと可哀想だった。


と、そこに。


「あ、鈴鹿くんおはようです」


「!」


藤堂ちゃんの言葉に体が強ばる。


「……ああ、おはよう」


「鈴鹿くんは今日も血圧低そうですね」


「藤堂が高すぎるんだろ」


そんな会話をしながら彼は私の隣の席に座った。

その間にアルカードくんはいつの間にかほかの女子の元に向かっていた。


いつか刺されるんじゃないかなアレ。紳士というよりかホストに見えてくる。



(――いやいや、今はそんなことを気にしてる場合じゃない!)



「…………」


会話をするべきなのに、口にするべき言葉が定まらない。


『昨日の事怒ってない?』

『本当にごめんなさい』

『昨日、私が逃げた理由は――』


ぐるぐると廻る私の頭の中の歯車はなかなか噛み合ってくれない。

うーあー、イライラする!


「いいんちょさん?何だか怖い顔になってますけど、どうかしたんです?」


「あ…、いや何でもないよ。ただちょっと自己嫌悪に押し潰されそうになってただけ」


「?、それって」


ガラッ。


「はーい、ホームルームを始めまーす。全員席についてねー?」


と、そのタイミングで先生が教室に入ってきた。


「あ…、あのいいんちょさんっ!何か悩みがあるんでしたら教えてくださいね!絶対ですよ!!」


「うん、ありがと……」


――彼女は(さと)い。

人の心の機微を敏感に感じ取るだけの聡明さがある。



(だから、“怖い”)



バレる訳にはいかない。

私の醜さを、偽りを、綻びを。



(だから私は――強くあろう)




そんな私を“彼”が見ていたなんて知らずに、そう決意した。



1時限終了後。


「っ…!」


「…………」


声が出ず失敗。



2時限終了後。


「すっ………あ」


「…………」


話しかける前に鈴鹿くんが席を立って失敗。



3時限終了後。


「………」


「………」


4時限が体育のため着替え直行。会話不可能のため失敗。



で、何も出来ず昼休み。


「どうしたんですか本当に?今日のいいんちょさんおかしいですよ?」


「うん自分でもわかってる」


「鈴鹿くんと喧嘩をしたですか?」


「っ!」


やっぱり気づかれた。


「……うん。それに似た状況なのは確かだよ」


聞きたい、話したいことは有るのに上手くいかない。

そんなもどかしい状態を喧嘩って言うかは微妙だけど。


「そーなのですか…。じゃあボクにお任せです」


「え?」


「パーっと解決させることに関しては定評があるんですよ?」


ニコッと笑う藤堂ちゃん。

えーと、これはどうなんだ?


「信じていいの?」


「どーんと任せてくださいです!」


「……うん」


小さな体で胸をはる彼女。それでも何だかとても心強く見えた。




「と、言うことで仲直りしてください鈴鹿くん」


「………何だ藪から棒に」


前言撤回。


目の前には鈴鹿くん。

教室に戻ってきたところを藤堂ちゃんに強制的に腕を引っ張られてそこにいる。



(いやいやいや、トンデもない荒業で解決を図ろうとしてるんだけどこの子!?)



「というか仲直りって、俺は誰とも喧嘩した覚えは無いんだけどな」


「え?でもいいんちょさんは――」


「ストップ藤堂ちゃん。後は私が話すから」


そこで私は藤堂ちゃんを制して前に出た。


「……日向か」


「あの鈴鹿くん、昨日は本当にゴメン!」


私はすぐに頭を下げていた。


「怒ってない?」


恐る恐るそう聞く。


「なんで俺が怒るんだ?まぁ、急に逃げられたからビビりはしたけど」


「――っ!」


(良かった!)


怒ってはいないみたいだ。

そこで、

私はそれがあまりにも嬉しかったのか、後に続けるべき言葉を見失ってしまった。


「あー……えーと、取り敢えず本当にゴメン!あの奇行には理由が一応ね」


「ああ」


「えーと、あれ何を言おうしてたか忘れちゃった。えと、そのあの理由だけど、ちょっと理解されないかもだけどちゃんと…」


支離滅裂。言いたい事が上手くまとまらない。それでも何か言わなきゃと口だけが動く。


「あの、えーとつまり私が言いたかったのはその…あれ?」


わたわた、という擬音語がぴったりな状態。



そんな私を見かねたのか、はたまた気まぐれなのか。


「理由があるのは分かってるよ。だからちょっと落ち着け」


彼は突然、私に向かって手を伸ばした。


「……ほぇ!?」


手が、


鈴鹿くんの手が私の、


私の頭の上に乗っていた。


「……っ!?」


そしてその手は、優しく私の髪を撫で始めた。


頭に手を置かれた瞬間は、あまりに驚き過ぎてよく覚えてない。


それでも数秒もすると今の恥ずかしすぎる状況が認識出来た。



(振り払うことも出来る)


だけど。


(なんでこんなに安心できるの?)


優しいその手を振り払えるほど、私の心は強くは無い。



(――おとうさん)



そこに父性を感じてしまったのは私の弱さだった。





「落ち着いたか?」


「……ハイ」


鈴鹿くんは平然としている。

彼にとってあれはそこまで深い意味のある行動ではないのかもしれない。

対する私は顔から火が出そうだった。


「しかし、慌てる日向っていうのはレアだよな。初めて見た気がする」


「え?そ、そう?私、自分のこと結構慌てっぽいと思ってたんだけど」


「ふーん。じゃああれが日向の素の顔なのかもな」


そう言って、彼は屈託なく笑う。


――ドキリとした。


な、なんなんだこの爽やかさ。風早くん並みだよ。君に届くよそれなら。


胸がポカポカ、というかフワフワというか。何だかよくわからないけどとにかく顔が熱い。


なんなんだろ、コレ。



「ん。落ち着いたんなら理由、ちゃんと聞かせてくれるんだよな?」


「え……?あ、うん」


昔感じた事があるような。

心が落ち着く、そんな感覚。




「それは、理由は私が……」




その時、

キーンコーンカーンコーン…。

予鈴が鳴った。


「残念、でいいのかなこれって」


「私に聞かれても…」


すごく困る。


「続きは放課後か?」


「あ……、うん。その時にちゃんと言うから」


ゼッタイにきっと。


「分かった」


そう言って彼は席に座った。

私の隣の席。変わらずそこにいる。


――何かが変えられそうな気がする。それは彼なの?彼が変えてくれるの?


何だか分からないけど、さっきより心が軽くなったのは確かだった――






「……ラブですね」


「と、藤堂ちゃん!?」


うわわわわわわ、存在を忘れてた!


「いつの間にラブを育んだんですか!もうっ水臭いです」


「ち、違うからそんなんじゃないから!」


「とにかく新ネタゲットだぜ!!早速学校中に広めてきます!」


「待って違う誤解だから。それにもう授業始まるからーー!」




拝啓、お父さんお母さん。人の誤解を上手に解く方法を教えてください。


A.誤解を恐れてたら何も出来ないわよ?

それにほら、『君ともこうしてわかりあえたんだ。人はいつか時間さえ 支配することができるさ』ってアムロも言ってたし。


……。

夜子、お父さんはもうツッコミきれん。だから今日は強制的に閉じる。じゃあ元気でな。あぁ、時が見える…。


じゃあねー♪




††


「昨日のドラマ本当に面白かったよねー。あの展開マジ予想外だったし。あ、そうだアルカードくんは昨日のドラマ見たー?」


「…………」


「アルカードくん?どうしたの急に難しい顔して」


「……分かっていた事とはいえ流石に苛立つな(ボソッ」


「え?」


「あ、何でもないですよ。ただの独り言ですから」


「そ、そう?それじゃそのドラマの話なんだけど――」



転がる石は更に速度をあげていく。


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