第1章1話 寝起き直後
…最近、FallOut3にハマって抜け出せない状況(←どうでもいいよ)
~前回(第1章0話)のあらすじ~
捕鯨船団『タロンカンパニー』がクジラを追っている途中
『島みたいな船』が目の前に浮上、この事を本国…アメリカ合衆国宛てに
送信、この結果装甲巡洋艦「ミネアポリス」が向かう事になる
そして「ミネアポリス」の乗員たちが余りの大きさに驚く
~前回のあらすじ終わり~
1920年9月5日、15時23分
『タロンカンパニー』にて
船員1「船長…これって余りにも大きすぎはしませんか?」
船長「……これが戦闘艦だったら正に、浮かぶ戦城だな…
…もしいきなりこれが攻撃してきたら我々は死ぬな……」
船員1「…船長、余りにも不吉すぎます、言わないでください…
それに…無線ではアメリカ艦隊がすでに近海に到着しているとの情報が入っていますので、
もう帰って行っても大丈夫ではないでしょうか?」
もはや1km…否、少なくとも4kmはあるであろう巨大な物が目の前に浮かんでいるのだ
これが攻撃を仕掛けてきたら高々900tほどの船が耐えられるはずがない
船長「いや、もしこいつが動くとしたら、我々はこいつが向かう方向を無線で
伝えなければならない、だから合衆国海軍が来るまで此処にいよう」
船員2「…仕方ないけどりょーかい」
同時刻、『島みたいな船』にて
??1「そう言えばメインサーバから学んだが、こう言うのは祝砲を持って
相手を迎えるのが礼儀ってもんじゃないか?」
??2「そうですね…どのような時でも第一印象が大事ですからね
祝砲はどのようにいたします?」
??1「彼らの方式で行こう、主砲を抜く全砲門発射用意」
??2「諒解マスター、主砲を抜く全砲門発射用意完了
宙雷はどうします?」
??1「無論それも抜きだ」
??2「諒解、いつでも発射可能です」
??1「自分の合図を待て」
??2「諒解」
??1「それと近くにいる小型船に被害が出ない様、機内に収納しろ、強制的にで良い。
それと換気システム作動この星と同じ環境にせよ
それと…奴らが撃ってきても撃ち返すなよ、絶対に撃ち返すなよ」
??2「諒解、強制収納開始」
15時25分
『タロンカンパニー』にて
船員3「船長!目の前の『島みたいな船』の動きがありました!!!」
船長「それでどのような動きだ!?」
船員3「それが巨大な手のような物が少なくとも6本がこちらに向かって接近中!」
船長「嫌な予感がするな…面舵逃げろ!!」
船員3「………駄目だ!手の動きが速すぎる!!捕まる!!!」
船長は船員3と付き合いが長く奴は『タロンカンパニー』の中で、一番操舵が上手いという事を知っていた。
しかしそれでも逃げ切れないと言うのならば逃げるのは絶望的である
船長「…武器庫から武器を出せ!!全員応戦しろ!!」
船員達「諒解!」
そして、捕鯨船団は一様に拳銃や散弾銃、または捕鯨砲を使い応戦をし、中には捕鯨砲用の装薬を銛に括り付けて撃って爆破させるものもいた
…が、しかし現実とは無情、その巨大な手みたいなものに対して銃撃し続けたが傷一つ付ける事も無く『タロンカンパニー』は貴重な弾薬を次々と消費していった…
そしてその巨大な手はすべての漁船を掴み…本体の中に入れられた
アメリカ軍『ミネアポリス』にて
一応目視できる範囲まで来ているミネアポリス、つまりその一部始終を見ていた
副長「艦長!!あの『島みたいな船』が『タロンカンパニー』の
船団を巨大な手みたいな物で襲っております!!」
艦長「…何だと!!総員戦闘用意!!目標、『島みたいな船』!!!」
見張り「艦長!巨大な物体の装甲に変化があります!!
多分ですが大砲かと!!」
艦長「見せろ!……何だあれは……」
『島みたいな船』が装甲の中から出した大砲…一言でこれを表現するならば
針鼠…否、そんな生易しいものではない、むしろ針山の方が合っている
艦長「…奴は一体何だ?」
艦長がそう呟いたが、その答えに答えられる者等この艦内には誰一人としていない
此処で『島みたいな船』に場面を映してみよう…
??2「全副砲群、50cm、28cm、3cmエネルギー凝縮砲全砲門発射用意完了」
??1「では10%の威力で発射せよ」
??2「諒解」
そして、大量の50・28・3cmエネルギー凝縮砲が空に向かって放たれた
その幾多もの砲弾は空気を切り裂き光速を遥かに超える速度で大気圏を突破した…
尚、その時の衝撃波は未だに何kmも離れているはずのミネアポリスでも感じたとも言われている
またもミネアポリスに目を向けてみよう、そのミネアポリスの甲板上の砲塔の上に彼女はいた
女性?と思う方がいらっしゃるかもしれないが
そうでない方もいるかもしれない、だが解らない方に対して説明すると彼女は艦魂、艦に宿る魂で妖刀や九十九神のような…一般人には見えない存在(例外あり)である。
そして尚且つ、世界では一般的に軍艦や漁船の艦魂(および船魂)は彼女(又は姉妹)と呼ばれているため、それが影響してか女性である。
他にも理由が多々あるだろうがこれを書いている奴は余り知らないため書けない…
…話が多いに反れた、視点をその女性…ミネアに向けてみよう
ミネア「…此処で私は死ぬのかな……まぁ…廃艦して死ぬよりも戦って死んだ方がまだマシな方かな?」
廃艦になった場合、艦魂はゆっくりと病死のように苦しみながら死んでいく…
それならば自らの宿命でもある戦いで死んだ方が良い方であろう、所謂、逆説の幸福と言う物である
ミネア「まぁ…27年も生きられた事は合衆国に感謝しましょう!!
それと私を戦いの中で死なせてくれる敵にも感謝しましょう!!
私の名前はミネアポリス!!さあ!!!いつでも来なさい!!」
そう言いながらミネアポリス(魂)は自らが持つサーベルを向いて相手に向けた。
…サーベルは突き刺すように特化している、切ることに関しては余り保証はできない
しかも、相手が相手だった。
そのか細い剣は長年連れ添った相棒でも何時もに増して頼りが無いが、それでも彼女はその愛刀と共に戦い愛刀と共に死ぬつもりだった…
しかし相手は撃ったは撃ったがあれ以降、全く撃ってこない。
むしろ自分を狙い撃ったならば今頃砲弾…か何かのスコールではないだろうか?
色々な思いを馳せた…そして考え付いた結果が
ミネア「…まさか…威嚇?」
因みにどうでもいいかもしれないがほぼ同時に艦長もミネアと同じ事を言ったが話が別になる
『島みたいな船』にて
??1「よし、礼砲は済ませたな……それでは、揚陸用小型機を用意、
それに遠隔操作型機械兵を乗せ、あの武装艦の隣に着水せよ…そのあと自分はこの星の原住民と話してくる」
??2「了解しました、しかしその方法だと揚陸用小型機はかなり危険にさらしますよ」
??1「…化石並みに武器に小型機とはいえ傷をつけることは不可能だろうから
大丈夫だ…でも一応護衛の機械兵を6体乗せていけ、「護衛」プログラムを元とした
「カスタム」プログラムで絶対にこちらからは撃た無い様にせよ」
??2「諒解、小型機発進準備完了しました」
??1「よし、では発進…それから撃つなよ、絶対に撃つなよ」
??2「諒解…と言うかそれは、何かのネタですか?」
??1「…何なんだろうな?悪い霊がついていたのかな?まぁいい
では…ちょっと遠隔操作用の操縦してくる」
??1がそう言うと周りが光を放ち操縦席がある部屋に転位した
…因みに、久々に転位したせいか壁に激突したというのはまた別の話である
後書き
要塞「さーて、次回のさざ○さんは…」
??1「ボケるな!!!要塞!!!!」
要塞に向けて、右ストレートをし倒れたところを脚4の字固めで攻める
要塞「ぐるじい…ごめんなざい…」
??1「よろしい、では次回「第1章2話 出会い」よろしく」
要塞「それと…どんな感想でもいいから送ってくださいね!!」