第1章11話 協約の日 上
此処で問題です、4か月も放置していた要塞好きは後書きでどのようなことになるでしょう?
~前回のあらすじ~
人類側がほしい技術一覧と外交の戦略をある程度決めた
~前回のあらすじEND~
1920年9月26日(昼過ぎ)
昼が過ぎて、ティータイムに入ろうとしていた時にそれは来た
ビリュー「…やっと終わったか(ボソッ)……それでは参りましょうか」
そう言って今までいた部屋を後にする、これから向かうのは…会議と言う名の戦場だ
ビリュー(ある程度覚悟しなきゃなぁ…)
そして会議場へと向かうビリュー…そこには各列強から小国まで各国の重役達や外交官達が勢揃いしていた。
後ついでにビリューの胃がキリキリと締め付けられるような感じがした…
ビリュー「(ええい、自暴自棄になるな、落ち着いて行け、急げば上げ足を取られる)」
議長「さて…我々が最初に君に提案するのは技術供与について、そして君が宇宙に帰るための資源の供給、および人材の派遣についてだ」
ビリュー「私としては…前者に関しては一部技術を除く物と順番が違う物、を除く物については準備が出来てます」
議長「…質問だが、『一部除く物』と『順番が違う物』に分けたのは何故?」
ビリュー「『一部除く物』と『順番が違う物』の違いは似てるようでも少し違います…例えばその技術を得てから得た経験をもとに
新しい技術を開発する…これを『順番』と仮称しますが、その経験も無くいきなりその技術を得たらどうなるでしょうか?
そんなことになったら『順番』が乱れて研究者や学者の間で混乱が起きてしまい、その結果は大幅な延滞となるといった意味です。」
米「それでは、一部除く物についての情報は?」
ビリュー「例えるなら軍事技術に直結する物、今で言うならば…少量でも大量の爆薬に匹敵する爆薬の配合比率、火を付けても爆発しない爆薬に、どの様な形状の弾丸が一番人体に影響を与えるかといった研究資料などですな。
あとは…大量破壊兵器等にも直結するような技術も控えます。」
仏「…我々がそのような物を持って滅ぼし合わないようにですか?」
ビリュー「それもありますが…もし自分が提供した技術で天才が死ぬかもしれない…そうなったら自分の首を絞めることにもなります。
自分の言いたいことはそれです。」
日「ならば我々の独自開発によって得たそのはどうなります?」
ビリュー「…その兵器が引き起こす結果の研究資料を公開します。」
ようするに、『大量破壊兵器等の軍事技術は渡さんが、自分達で作るのならそれがどのような結果を及ぼすのかの資料を見せる』と言う事である。
伊「…ではその軍事技術の線引きですが…」
色々細かい話となって5日間位話し合った結果が、大体こんな物になった
・内燃機関や発電機に関する効率化等の技術
・金属の加工方法、合金などの生成に関する技術
・食料の養殖方法など
etc.etc.
…これよって、人類の文明は一気に20年分~10年ほど進むはずだろう………え? もっと細部まで書け?
……どーでもいい技術を入れたら200個くらいかな? それを永遠と長々と文字を消費すると?
そうなったら書いている奴が死ぬだろうな…ん? 何言ってんだおれ
ビリュー「これくらいで宜しいですね?」
議長「私達の方は既にどの様な情報がほしいかを決めておりますが…まぁ大体ほしい物が手に入ったので良しとしましょう」
ビリュー「後、これらの技術で発展するであろう機械の整備方法やそこらの技術ですが、海底大地を大使館だけの地とするのでなく
仮称ですが専門技術学園等を設立したいと思います」
…学園都市ならぬ、学園国家でもある
議長「あ、よろしくお願いします…因みに、宇宙に戻る方法を模索していると言う事ですが、私達の案は第2の海底都市を作って
そこに科学者や技術者を集めてそこで研究させます。 此処から生み出される技術は我々とパ連で共有すると言うのは?」
ビリュー「新たな海底大地…あの一つで済ませる予定でしたが、まあ良いでしょう」
議長「ありがとうございます、無論、資材と人材関係は我々から提供させていただきます」
…海底大地で少し儲けさせろ、といった意味だろうか?
ビリュー「わかりました、その件の細かい調整は後日としましょう……さて…この日をこの技術供与についてだけで終わらせるのは勿体ない…
私がこの会議を開いたのにはもう一つ理由があります。 此処から先は国家機密…いや、人類機密とでも言った方がよろしいでしょうか?
そのような内容の話を提案します、議長」
一瞬、議会はざわついた……無理も無い、いきなり予定に無かった事をするのだから
議長「ビリュー君、それはいきなりすぎないかい? もう少し後にしても…」
ビリュー「……解りました、せめてどのような内容を話すかを言わせてもらいたいのですが」
議長「…よろしい、許可します」
ビリュー「ありがとうございます、内容は……」
ビリューはそこで区切った、せめて彼らが理解がある種族であることを願うと共に、友たちの事を思った
ビリュー「(…すまん、これを言わないと彼らから信頼を得られそうにない……それに、約束、だしな…)」
ビリュー「自分の乗る宇宙戦機がどのように地球上に堕ちたかと、私の種族と出生についてです」
おまけ
パ連、海底大地にて
兵士1「いやー、飯が旨いね全く!! 特にこの肉っぽい物が! こりゃ牛肉か!?」
…中世は、牛肉と言うのは途轍もなく高価でなかなか手に入らず、普通の人は豚肉や鶏肉を食べていたが
ソヴィエトの様な広大な所では田舎に行けばまるっきり中世な所もあった…そのため牛肉は稀にしか食べられない物なのだ
兵士3「なっ! うまいだろう!!! それにしても、この真ん中に穴のあいてなんかの穀物で作られたスティックうまいな…」
………まさかと思うが、うまいb「………信じられない……お前ら……ウォッカがあったぞ!!!!」
書いている奴がツッk「おい、それほんとか!? どこだ!!!!」
だからおm「こっちだ!!この飲み物が入った箱だ!!」
……グスン………おっと、そこにあったのは現代人では見慣れている『アレ』
しかし、今は1920年…おそらくモスクワでもないだろう
兵士1「……ん? 何だこの箱…あかねえぞ…」
兵士3「ちょっとまて、なんか書いてあるが…よめねぇ……誰か読める奴は?」
兵士1「俺よめねぇ…」
兵士2「…田舎生まれの俺達が読めるとでも?」
兵士3「…だよなぁ」
兵士4「ちょっとどきな、小僧共」
兵士2「オッ、我が部隊の筋肉教祖! ヴォルクノフだ!!」
兵士1「やれー!! ヴォルクノフ!!」
ヴォルクノフ「…おう……フンッ…ヌ!? ヌヌヌヌンウウアアア!!!」
…ヴォルクノフはそれを、己の筋肉にものを言わせて中にあるウォッカを取ろうとした……だが、微動だにしない!!
兵士1「…すげぇ…あのヴォルクノフですら開かないなんて……だがあのウォッカ箱に手形が付いている…」
そして、5分の筋肉と金属のせめぎ合いでが軍配が上がったのは……
ヴォルクノフ「……ぬぅ…無理だった……もっと筋肉を付けなければならぬの…」
あんたそれ以上どこに筋肉を付ける気だよと思う、その場にいたソヴィエト兵士達と書いている奴であった。
その後、何人もウォッカ目当てにその箱を開けようとしたが、誰もあけきれなかった……そう、誰一人……
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士官「フンフッフフーン♪ WPが溜ったな♪ ついにウォッカが買えるな~♪」
ウォッカごときで、これ以上ない程の上機嫌で尚且つスキップをしてウォッカ箱に行く士官…
捕虜生活での嗜好品…特に酒等は無いと思っていたが、あった時の高揚感は何物にも代えがたかった
士官「…ゲッ、何だこの手形……まぁ…いいかぁ! えーっと…この身分証をこの穴に入れるんだよな…」
入れた瞬間、吸い込まれてボタンらしき所が光る…そして…ボタンを押して……
士官「ウォッカ、ゲットだぜ!!!」
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後日、士官一人で飲んでいるのを見られて、暴動が起きかけて護衛型機械兵にお仕置きされた…(後に自販機暴動と名がついた)
…そのまた後日、その事を聞いたビリューはやっぱり教育は必要だな…と思ったのは、言うまでも無い
要塞「……」
ヴォルクノフ「さて…聖筋肉教に入りたいと言うのは貴様か?」
要塞「(…ビリュー…俺の名前で聖筋肉教に改宗するという申し込みをしたのは怨むぞ…)……はい」
ヴォルクノフ「ほう…ならば聖筋肉教の教えを説く…その後で、聖筋肉書を渡すから2時間程は私の出すトレーニング内容をこなしながら朗読しなさい」
要塞「…(あぁ・・・しんだ・・・)…解りました」
答え:聖筋肉教に改宗させられる
ファナ「さて、次回のネフィリムは?」
ビリュー「あぁ、ちょっと俺達の事を話すぞ? 無論奴ら限定でな?」
ファナ「え? 私達の関係のこと?」
ビリュー「……? いや、俺達がこの星に堕ちた理由と、俺達の種族についてだな」
ファナ「………そっちね!! そうよね、そうだよね!!」
ビリュー「あ、あぁぁ、そうだが…さて、もうそろそろ次回予告しなきゃな」
ファナ「うん…それじゃぁ、次回」
ビリュー「第-1章-4話」
ヴォルクノフ「聖筋肉教」
ビリュー&ファナ「異議あり、炎の時代1」
ヴォルクノフ「…君達もや ら な い か?(聖筋肉教を)」
ビリュー「断る」
ファナ「…なんだろうこのカオス…それじゃぁご意見、ご感想まってるからね~」