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第1章8話 大英帝国 上

すいません、2カ月もあいてしまいました

~この前のあらすじ~

フランスと外交、ついでにドイツ、イタリア、オランダなど西欧諸国が集まる

そして、ソビエト軍がまた海底大地に侵攻しようとしていたので小型隕石弾2発を使い

一発は、モスクワのモスクワ川の真ん中に命中、モスクワが水浸しになり衝撃波でガラスも割れちょっとした経済打撃を引き起こし

もう一発は、海底大地に侵攻しようとしていたソビエト軍一個大隊に直接命中させて消滅させた

そしてソビエト上層部は余りの力の差に恐怖をして外交手段を使って停戦したがっている。

因みに、現在ビリューはマルクを大量に持っております

~この前のあらすじ終焉~






9月13日

その日、ロンドンはパリよりも人で溢れた

なぜなら、道にはもちろん家の屋根の上や煙突に押しをかけてまでビリューが乗る「巨大な鉄製飛行船」を見ようとしていた。

ちなみに、欧州大戦(第一次世界大戦)で一応ロンドンはドイツの飛行船団によって空襲を受けたが

恐怖は興味には勝てなかったのか?多くの人がロンドンに観光をしに押し掛けた


なお余談だが、この日だけで8人が屋根から落ちたが余りにも人が気すぎていたため、下にいた人がクッションになり軽傷者しか出なかったのはまた別の話である




そしてイギリス市民たちを待ちに待たせてる、ビリュー達義兄妹はの方に目を向けてみよう


ビリュー「ファナ~どうしよう、紳士服の定義がわかんないよー」


ファナ「普通の儀礼用軍服の方がいいよぉ!というか専用機械兵に憑依するから別にいらない!!」


ビリュー「そうだよ、だが、相手は一流の海軍国家だからいつ艦魂さんが来て招待されてもおかしくないようにしてるんだよー!!」


ちょっとだけ怒りました、普段は義妹に対し甘い(と言うか甘えてる?)ビリューが


ファナ「…まぁ…今は平時だしアメリカにいるミネアさんから伝わっているかもしれないしねぇ…」


ファナ、そこで納得するか?


ビリュー「だろ、だーかーらどんな服にするかを迷っているんだ」


ファナ「…やっぱり儀礼用軍服の方が良いんじゃない?私もその服を着て一応付いて行くし、見える人がいればいたらで手柄だからねぇ」


ビリュー『ありがとよぉ、ファナ~』


そして、ビリュー兄妹の服装は無事決まり、ビリュー一向を載せたルジオアー43型輸送機がロンドンの真ん中を流れているテムズ川に着水をした

…その時少し波が立って、何人かの靴が濡れたと言うのはまた別の話となる


兎も角、テムズ川に着水した「全金属飛行船」から降りてきたビリュー達は外交団達から出迎えられ、護衛兵達(王室直下の近衛歩兵一個連隊)が多くいるため大英帝国の面子を潰さない様に護衛型機械兵『コへルペッツ』は

今回お蔵入りとなった、そのため事前に米仏などから情報を仕入れていた大英帝国側外交団+近衛歩兵達は少し動揺をしたものの、すぐに気を取り直しバッキンガム宮殿へ向かって行った



そして気になる今後の予定だが、まず最初にイギリス国王ジョージ5世に謁見をしその時に形式的に国交を結び、その後に詳細等を決めると言う…今までなかった物であった

…もちろん、ビリュー達のいた星…と言うか世界では大昔にはそう言う事はあった物の最早資料でしか残っておらず、更にビリューの様な一艦魂がこのような事をするまでも無く

ビリューとファナは上記ではおどけていたが内心では「少しでも噛んだら死ぬな…」と思っていた程怯えきっていたのはまた別の話であるがあえて此処に記す






まずは、イギリス国王との会談の風景をおたのしm…ご覧ください


ジョージ5世「初めまして、ビリュッセンド中将、朕は、グレートブリテンおよびアイルランド連合王国並びに海外自治領の君主であるジョージ5世じゃ」


ビリュー『拝謁の栄に浴し恐悦至極であり、名前まで覚えていただけるとは言葉に出来にゃい程光栄であります、陛下』


やばい、少しだけ噛んだ!!


ジョージ「さて、早速本題に入ろう、我が連合王国と国交を結ぶかね?」


ビリュー「はい、恐縮ながらこりゅから末永くよろしくお願いします」


あぁ又噛んだ、と思いながらも強引に突き進み言葉遣いを気を付ければ何んとかなるはず!


5世「それでは、その外交書にサインを願う」


ビリュー「解りました、陛下」


国王「…というか、作品中で言うのは忍びないが朕の名前が出てくるたびに変わっておらぬか!?作者よ!?」


いや、ほら、新しいおもちゃを手に入れた子供・・・と言うか、そう言う話はできれば裏方でやってください!!!




と、ともかく王との会談は終わり王宮内にある別の大部屋で詳細を決めており、米欧諸国による国家認証の際の条件の様なものがほとんどであったがその時にこの前ロシア方面に落とした隕石弾についての話が出て

その時の状況はこのような物であった


外交官A「本格的な国交を結ぶ前に余談ですが、この前ロシア方面に落とした…「小型隕石弾」の使用の話についてです」


ビリュー『あぁ、あれですね』


外交官A「…もし、我々が貴国と敵対してきた場合にも同じように使いますか?」


ビリュー『いえ、あれはただ単に敵対してきた組織の指令場所や攻撃目標が内陸部だったために使いました』


外交官B「ならば今後、敵対してきた組織が内陸部にいたら使うと?」


ビリュー『いいえ』


外交官A「ならば、全隕石弾の廃棄を約束していただきたい。あれがある限り我々はもとより状況を理解した市民が枕を高くして眠れないでしょうから」


ビリュー『・・・解りました、ですがその代わりと言っては何ですがそれを廃棄するにあたり、確認を取るため世界の全国家の集会を開いていただきたいのです

それついでに他の国交が取れなかった国とも国交を結びますのでお願いします』


この時、ビリューはあくまでも「大英帝国」の条件を丸飲みにしたのではなく、少し相手に難題を押し付けてでも条約を結ぶ必要性があると感じた

何故なら、ここで丸飲みにしてしまうと隕石弾を態々使って廃棄したら、外交面で安く叩かれて対等な(こっちはそれなりに威張れるがあくまでも対等)立場で国交を結べずに

いらないイザコザが起きてしまい地球脱出が長引いてしまうかもしれないからだ

…因みに、この発言でイギリス側は少し沈黙して小声で何やら話していた…多分相談ごとであろう


外交官B「…そう言う世界規模の話となると我が大英帝国を持ってしても難しくなりますな…

ならば、後に隕石弾の廃棄を目的とした国際連盟からの声明を出して召集することとしましょう…ですがこれだけは約束していただきたい

我が大英帝国並びに大英帝国の保有する植民地に隕石弾を向けないでいただきたい」


ビリュー『解っております、これから盟友になるであろう国家に牙をむけるのは自分としても不本意ですからね』




このとき外交官たちがビリューの言った言葉の意味をすぐに理解した





『盟友でなければ即座に牙をむける』…と





こうして、大英帝国相手に対等(?)に国交を結び、ビリューの欧米国交結びの旅は終わった…かに見えたが、

ビリュー曰く「隕石弾の全排除等に向けたの国際会議の出席に向けてサーノをこちらに向かわせます、無論費用はこちら持ちで、寄港はそちらの都合でお願いします」


・・・とのことで、大英帝国(主に外交部と軍部、それに警察)はまたも「うれしい悲鳴をあげて」大忙し、なんせ6km級の巨大な戦艦もとい戦機が寄港するのだから…

…まぁ、色々と爆弾発言をした後でビリューは一応のためにテムズ川に繋いであるルジオア-43式輸送機の中に帰って行った


尚、大英帝国側から「費用はこちら持ちですが最高級のホテルに泊まりませんか?」と聞かれたがビリューは「友好国としてこれ以上迷惑はかけられません、御心遣いありがとうございます」と丁寧に断った

…因みに、失礼を承知で断った理由はもう一つ別な理由がある、その理由は…




ビリュー『さて…もうそろそろかな?』


ファナ「ん?あ、あっちに来たよ」


ファナがそう行って指をさした方向から、ヒトからでは見えない光が輝いた

その光はまぶしくないが、なぜか直視することが出来ない様な神秘的な光だった


???「…よかった、やっと見つけた…」


ビリュー『初めまして…かな?ミス』


ファナ「ようこそ、私の機内へ」


???「あっ、スイマセン、自分の所属と名前は大英帝国王室海軍所属「ウェイマス級」軽巡洋艦の「ダートマス」の艦魂で階級は中尉です

よろしくお願いします」


ビリュー『初めまして、ミスダートマス、自分の名前はビリュッセンド…ビリューと呼んでくれ』


ファナ「私の名前はヴァファナス、階級は少佐、ファナと読んでねぇ」


ビリュー『改めて歓迎するよ、ようこそおいでになりました、』


ファナ「ちょっとぉ!それ私のセリフ!!」


ダートマス「仲が良いのですね、解ります…改めて、私は王室海軍の艦魂の代表としてこの手紙を渡しに参りました、どうぞ」


ビリュー『ありがとう、ミス…どれどれ……なるほど、今度の立食会に呼んでくれるのですね』


ダートマス「はい、勿論ファナ少佐…殿もお呼びいたします」


ファナ「お心遣いありがとうございます…あぁ、それと敬称は付けなくてもいいですからね」


ビリュー『無論自分もな…あぁ、それと行く時はちゃんと生身で行くから安心してくれ』


ダートマス「解りました…それでは、また何れお会いいたしましょう」


ビリュー『お気を付けて、またお会いしましょう』



・・・と言うわけで、栄誉ある王室海軍の立食会に呼ばれましたとさ…






次号へ










・・・行く前に各国に視点を移してみましょう

まずはソビエトロシアから


レーニン「…で、この後我々はどうしたらいいと思う?まずは同志スターリン」


スターリン「…はい、自分としましては素直に海底大地の領有を認めて謝罪し、そのあとで国交を結ぶべきと思います」


つまり一言で言ったら大喧嘩して、ボロ負けした後で「ごめん、俺が悪かった!対等に扱ってやるから許してくれ」と

虚勢を張って出ているのと同じである


レーニン「…わかった、それでは同志トロッキー」


トロッキー「同志スターリンの案と少しかぶりますが、自分としては海底大地領有を認めると共に、今後怨まれないためにも領土の一部譲渡が妥当かもしれません

…或いは、国交を結ぶ際に相手の有利な条件をいくらか出した方がよいかもしれません」


レーニン「フム…同士スターリンの案もいいがトロッキーの方に一理あるかも知れんな…もういっそのこと合成案はどうだろう?

例えば、素直に領有を認め謝罪し、その時に国交を結ぶ際に相手の条約を飲むといった具合かな?」


スターリン「しかしあまり下手に出過ぎると舐められて「もっと領土をよこせ」と言ってくるかもしれませんし…」


トロッキー「憂鬱だな…」


「「「ハァ……」」」




次はスルーにスルーされていた日本


C「どうする?」


B「どうするって言っても…まずは国交を結ぶ努力だろ」


A「そのあとで同盟を結ぼう、まずは経済同盟から」


B「…経済同盟…ねぇ…こんな貧国強兵国家相手にしてくれるかな?」


A「皮肉ですかな、海軍大臣殿」


加藤友三朗(A)「皮肉でも行っていないとやってられませんよ…ただでさえ『宇宙から来た戦機が国家を立ち上げた』とか言う三文小説のような出来事が目の前で起こっておるんですから…

ねぇ、陸軍大臣殿、それに総理大臣殿」


原敬(C)「そうですねぇ…まさに三文小説ならどれほど助かったか…」


田中義一(B)「まぁ、そうですな…とにかく、大日本帝国の目標としてはまずは国交を結ぶ

次に経済同盟、欲を言ったら軍事同盟という順序になりますな」


原「しかし…海軍大臣の言うとおりこんな貧国強兵国家を相手にしてくれるのかがまずは疑問だ」


田中「なに、我が大日本帝国ならば海底国家(パッグヴァジノ連邦国の略称)と対等な関係を結び経済同盟も順調に行けますよ」


加藤「…それもそうだな!!」


原「…(こいつら…精神主義に凝り固まっているからなぁ…どうにかした方がいいかも知れんの)」





とにかく、このような事が話し合われたとか…

最後に、捕虜となったソ連兵一同は…海底大地の一部区域で少し仕事はある物ののんびりとしていた


指揮官A「俺の…息子がァァァ…」


救護機械兵「落ち着いて、まずはこの薬を一日に三回、指に少しつけて塗る事、そうしたら又元通りになりますよ」


指揮官A「本当ですか!?」


救護機械兵「本当です、しかし一日三回を守らなければ…」


指揮官A「…どうなるんだ?」


救護機械兵「……」


指揮官A「え?どうなるの?と言うか何で何にも言わないの?ねぇ?」


救護機械兵「……あなたの体の穴と言う穴から血と内容物が吹き出て死にます」


指揮官A「…気を付けて塗ります…ではありがとうございました」


救護機械兵「お気をつけて~」


…と場面が違った、もう少し右だ



兵士A「はぁあ…と、細かい作業も結構疲れるな」


兵士B「おい、休むな…もう少ししたら休めるからそれまで我慢しろ」


兵士C「はぁーぁ、指揮官殿は息子が『ボトリ』しちゃうし…もう運ぶのも大変だったな」


兵士A「…あの時あそこで見張っている奴の親戚…みたいな奴が手伝ってくれなきゃ俺達死んでたよ」


兵士B「まったくだ…しかし…此処って俺達が住んでいた所より凄い待遇が良いな…給料は物品払いだけど」


兵士C「文句言うな…そのうち金の支払いになるさ」


兵士A「でもなぁ…あの液体の食べ物も結構うまいんだが肉が食いたいなぁ…」


兵士B「え?お前知らないの?肉の触感と肉の味がするあの液体の奴もあるぜ」


兵士C「マジか、すげぇな!!あの変な液体!!」


護衛型機械兵「…」


兵士たちの世間話が白熱するにつれて護衛型機械兵の冷たい(?)目線も徐々に増えていく

漫画的表現をするなら『ジトーーーー』


兵士A・B・C「「「・・・・・・・ごめんなさい、仕事します」」」


護衛機械兵「ナラバ、良イノデス」


兵士A「さあ、仕事仕事」


…因みに、細かい仕事と兵士Aが言っていたが、内容はこれから来るであろう大使達のための部屋作り&外装作りで、大まかにはできていたが

細かい所は割とテキトーで、捕虜であるこのソビエト兵士達にこの細かい作業を手伝わせていた…なぜか給料付きと言う高配偶だった








今度・・こそ次号へ



要塞「今回の話はいかがだったでしょうか?って、ブべラ!!!」


要塞に飛んでくる大量のパイプ椅子…何処かのプロレス試合か


要塞「い、一体何ブべぇ!?」


ビリュー「更新が遅い!!!」


ファナ「二か月も何してたの!!!!」


要塞「ちょ、まて!!!説明するからパイプ椅子を下してくれ!!」


ビリュー「あぁ、そうだな…だが説明しだいではまたお前にパイプ椅子を飛ばすからな」


要塞「…自分が部活が忙しいと前説明しましたよね」


ビリュー「あぁ」


要塞「あの逃亡策を投稿した後、更に忙しくなりましてね…今も現在進行形で忙しいです」


ファナ「大会終わったんじゃないの?」


要塞「…現在、試験中で更にとある先生が勝手に決めた課題で更に忙しくなっている」


ビリュー「成程…」


要塞「理由は話したぞ、許してくれるな」


ビリュー&ファナ「せめて理由を活動報告くらいには書け!!!!」


要塞「ウッギャァァァァ!!!!!!」


二分後、要塞はパイプ椅子の山の底辺に埋もれていた…


ビリュー「…よしファナ、いつものやるぞ」


ファナ「それでは次回」


ビリュー「第1章9話」


ファナ「大英帝国 中」


ビリュー「(手抜き?)それではご意見ご感想ご批判よろしくな!!」


ファナ「私達へのファンレターも待っているからねぇ」


ビリュー「…それ、応募してたっけ?」


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