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異世界 完全遭難のネリナル ~生命錬成サバイバル~ 白の章 素材から、生命を生み出し、大自然を生きよ  作者: chickenσ(チキンシグマ)
第二章 遭難生活

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うん、知ってた 3


 法の力の違う使い方を。

 どうにかして、見つけようとするから、難しいのだ。


 元来、必要な手順をなぞり。

 彼女たちを管理するには、どうすれば良いか、考えれば良い。


 名前は、管理する力の名称。


 素材は、法の力が吸い上げていく。

 竜紋によって、強くなったと思われる、沙羅自身の力。


 願いは、彼女たちの居場所と、強さを簡単に、確認できるようにしたい。



 全く違うことをするには。

 全く別の力が、必要だと考えがちだが。


 やれば分かる、そうとしか、言いようがない。

 大概の場合、応用で解決できてしまう。



 引き出しが、あるか・ないか。

 ただ、それだけの話だろう。


「なるほど…。

 コレが、ジュライ子と、岩沢の、力の在り方、な、わけだ…」


 一つのことしか、デキないと思いがちな、力の使いみち。

 デキることは、限られているのだろう。


 だが、いままで、力を使ってきた感覚が、デキないと断言させない。


 デキないかもしれない、は。

 不可能だ、と、言うことでは、ないのだ。


 力の見方、捉え方を変えるだけで。

 使い方は、無数に展開していく。


「管理する力の名称かぁ…。

 目次? インデックス? ステータス? う~ん辞書? ちがうなぁ…」

 力を見るだけなら、ステータスで良い。


 だが、彼女たちの居場所も、となると、話が大きく変わってくる。


 ゲームで表示される、ワールドマップの。

 ドコにいるかを、視界の右端に、小さく表示するなら。

 ステータスなどではない。


「そうか、コイツらの総称が、必要だなぁ…」

 こうして、思考は、脱線していくのである。


「法の力で生まれた命達を、なんて呼ぶか…」

 彼女たち全員の名称。

 法の力によって生まれた、命の名称だ。


 名称を決めるのなら。

 彼女たちの総称を、組み合わせたほうが、具体的だろう。


「ふざけて、ヒロイン錬成とか言ったけど、ウケなかったしなぁ…」

 本編でも、カットされているぐらいである。


「そんなネタ名称、言いたくないしなぁ…」

 視界が汚れるので、是非とも封印して欲しい。


 沙羅は、何の気なしに言ってみたら。

 ちょっと冷たい、みんなの目線を受けたのを、思い返し。


 真面目に、考えてみることにする。


 ダメ子とゆかいな仲間達では、反乱が起きかねない。


 主に、ダメ子以外から、猛抗議を受けるだろう。


 

 法の力は、そのままで良いだろう。

 法の力で生まれた生命は、単純に略称すべきだろうか?


「法力生命? まだ、ちょっと、うまく言えてないなぁ…」


 ちょっと、ではない。


 かなりダメである。


 沙羅は、ここでまた。

 ネーミングセンスを、問われている。


「法の力で、錬成して生まれてきたわけだろぉ?

 法力錬成生命か?」



 漢字を並べれば良いモノではない。


「結構、良いとこまで、煮詰まってる気がするなぁ…」



 沙羅のボキャブラリーのなさが、さらけ出された、だけである。


「もっと、カタっ苦しさをとるなら、横文字言語だなぁ…」



 沙羅は、安易だった。


「機械翻訳するとして…」



 それにも気づかず、続行である。


 法力は、リーガルフォース。


 錬成は、フォーマラゼイション。


 生命は、ライフ。


「リーガルフォース・フォーマライゼイション・ライフ」

 なにか、技でも、飛び出しそうだった。


 本当の異世界転生なら、技名がスデにあり。

 たいていの場合、覚えるだけで良い。


 地面からアンデットあたりが、出てきてくれたほうが、気が楽である。

 考えなくて良いのだから。



 なにもかも、ノンチュートリアル・サバイバルが問題なのだ。

 考えなくても良いことを、考えなければならない。


「なんだ? この、中学二年生ぐらいが、大好きそうな横文字は…」


それが分かる沙羅も、同じ穴のムジナである。


「ダメだ、デメだ。錬成っつうか、錬金術は…。って、同じだだなぁ…」

 そろそろ、気づくべきである。


「ダメだ横文字、カッコ悪い」

 正解である。


「え~っと…」

 日本人らしく、日本語に頼ったら、どうなるか?


「あっ! 法力生命、ネリナルでどうよ。いや、まだ固いなぁ…」



 そして、渾身の合わせ技が、沙羅の口から吐き出される。



「LLネリナル?」

 ハンバーガーセットだった。


「だめだ!」

沙羅のネーミングセンスが、である。


「なんで、頭文字が、LLセットみたいに、なりやがった?」

小説を書いてる、私が聞きたい。


「じゃあ、カタカナで。

 文字だけ抜いて、リーライフ・ネリナルか?」


 リーガル・フォース・ライフを、言いやすくしただけ、だったのだが。

 リーライフとは、元気で活発なという意味になる。


「これは、当たりじゃないか?」

 沙羅は、誰に同意を求めているのだろう?


 とりあえず、沙羅は。

 一つの単語に、2つの意味をもたせることに成功し、ご満悦である。


 元気で活発な、法の力で生まれた生命、ネリナル達。

 彼女たちを言い表すのに。

 こんなに、ピッタリな言い方も、他にないだろう。


 考えついた、経緯を知らなければ。

 あと一歩で、ダメ子と同レベルである。


 沙羅は、ネーミングするのも全てに。

 とことん、地雷を埋めないと、気が済まないのか。

 命名された全ては、指摘されたら、闇深い。


「リーライフ・ネリナルの管理か…」

 長かった。

 そして、言いにくい。


 さらに、沙羅は、めんどくさがりだった。


「もう、ネリナル管理で、良い気がしてきたなぁ…」

 サラダから、ここに極まれりである。


 リーライフネリナル達の力を図り。

 居場所を分かるようにする力を、なんと呼ぶか。


「もう、ネリナル・マニジメントで良いな」

 横文字にして。

 ゴロの調和を、安易に取ろうとしている感が、ハンパない。



 もう、めんどくさくなっているのだ。



「一応、これで仮に決まりだとして…」

 仮ではなく。

 今までの流れからして。

 もう、リーライフ・ネリナルで、確定である。


「え~と?」

 法の力は、使う明確な意思と。

 条件が、クリアされていれば、使うことがデキる。


 その結果。

 周りの素材を食い荒らし、生命が誕生する。

 だが、コレでは、何かを、物理的に使わなければならない。


 そして、どうなるのか。

 毎回のように、ヒヤヒヤしなければならない。

 突きつけられた結果は、結果でしかない。


 良いも悪いも。

 見てからしか、分からないのでは。

 管理とは、ほど遠い。


 何かに、干渉したいわけではなく、見たいだけだ。


 いつもは、手を突き出し。

 法の力を使う意志を、固めているが。


 そこまで、大きなことしなくても良い。

 チェックしたいだけ、なのだから。

 ほぼ、ノーリスクで、見たいときに、見られる手軽さが必要だ。


「目だけで、法の力を使うイメージか?」



 頭に、左右の目の色が違うキャラクターが、思い浮かんだ沙羅は。

 やはり、中二病経験者だ。



 思いついたなら、試すしかない。



「……。なんだ、この恥ずかしさは」



 今なら、恥は、自分の中で勝手に生まれ、勝手に消えていく。

 沙羅は、自分の中に意識を向け。


 法の力の存在を確認し、閉じた両目を開け、願う。

 リーライフ・ネリナル達の力と、居場所を簡易に見たいと。

 心のなかで、ネリナル・マネジメントと唱え、目を開けば。


 前を歩く、スレイの頭の上に数字が現れた。



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