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Endless-Year  作者: 旭
エンドレスの始まり
3/4

2周目:ムキムキの女の子はお好きですか?

小説を書くことがここまで楽しいとは...

今さらですがもっと昔から書いておけばと後悔しました。

俺は高校でアオハルを手に入れるためにイメチェンもとい高校デビューをすることに決めた。


しかし、いざイメチェンするとしても何をすればいいか全くわからない。


どうすればいいのか。

そんなことを考えていると、突然部屋のドアが開いた。


「ねぇ和人、私の眼鏡メガネどこにあるか知らない?」


姉さんだ。


「知らない。ていうか普通失くさないでしょ。」


「もー、返事は知らないって言うだけでいいでしょ。いつも一言余計なんだから。」


そう言って部屋を出ていく姉さん。


旭原あさはら みやび

俺より1つ年上の姉である。

女子では珍しい175cmという高身長。

かなりのモデル体型で顔もそこそこいいとなってそれなりにモテるらしい。


「開けたならちゃんとドア閉めてよ。それと部屋に入るときはちゃんとノックして!」


部屋を出た姉に聞こえるように注意する。


それをちゃんと聞いていたのかはわからないが、

開いていた窓からの風によってドアはゆっくり閉まっていった。


年上の姉を持つ俺だが漫画によくある義理の姉弟とかそういうわけでもない。


現実はそう甘くないものだ。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


少し昔の話をしよう。


姉さんは中学生の時まで太っていた。

遺伝のせいなのか家族全員肥満体質だったので仕方ないと言えるだろう。


しかし、俺は肥満デブが大嫌いだったので毎日筋トレをすることでスリムボディを維持していた。


姉さんは特に自分の体型を気にしていなかったようだが、ある日事件は起きた。


姉さんは卒業式の日に好きな人に告白したのだ。


それも皆が見てる前で。


そのダイヤモンド並みのメンタルはすごいと思うが、


ワンチャンあると思ったのだろうか。


結果は即答で「ごめんなさい。」であった。


相手が言うにはデブは恋愛対象外だったらしい。


そんな相手の声と周りから聞こえる自分に向けた笑い声を聞いておかしくなったのか、

姉さんは死んだ目をして帰ってきた。


死んだ目といってもそれはもうひどい状態で、

もはや目そのものが機能していないのではないかと思うほどであった。


これから部屋に引きこもってしまうのではないか。と心配したが姉さんは意外と強い人だった。


次の日の朝、起きると俺の部屋で姉さんがベンチプレスをしていた。


何事かと思えば姉さんは

「私痩せる。

良ければここの筋トレ器具貸してほしい。

あと、悪いけど筋トレ手伝ってくれる?」


寝起きでまだボーっとしていた俺は思わず目が覚める。


(姉さんが筋トレ?頭でも打ったんじゃないか!?)


そんなことを考えていると、

姉さんは昨日あったことを話し始めた。


ある程度の情報網で姉さんに何があったかは知っていたが俺はその話を真剣に聞いてあげた。


「なるほどね...」


全てを理解した俺は姉さんを見る。

いつにもなく真面目な顔だ。

ここまで頼まれると断りずらい。


「いいよ。

年頃の女の子がその体型なのももったいないしね。

協力してあげる。」


その声を聞いて姉さんはやる気が出たのかベンチプレスをやり始める。


「でも条件がある。」


姉さんはベンチプレスをやめてもう一度こちらを見る。


別に条件なんて無くてもいいのだが個人的にこちらにも利益が欲しい。


「俺が手伝って筋トレする場合は必ず100円渡すこと。

それと、これから俺が困ったときには一度だけでいいから助けて欲しい。」


1つ目にはある目的がある。

2つ目はおまけみたいなものだ。


断られそうな気がしたのだがそんなことはなく、

普通にOKしてくれた。


「姉さんを入学までにムキムキにしてあげるよ。」


そこから姉さんへの地獄の筋トレを始めた。


毎日さまざまな部位の筋肉を鍛えさせて、

有り余った脂肪という名のエネルギーを燃焼させてやった。


俺は少しSだったのかもしれない。


しかし、それぐらいに鍛えないと痩せることは不可能だった。


だが、いくらなんでも1ヶ月で痩せるのはキツイものだった。


しかし、ここである感染症が世界的に流行り始めた。


幸か不幸かそれによって、学校はしばらく休校。

さらに2ヶ月ほど期間を得ることができた。


神様は努力する人間を見放さなかったのだ。


 ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄

筋トレ開始から3ヶ月が経過し、

6月上旬。


姉さんは生まれ変わり、美ボディを手に入れたのだ。

読んでいただきありがとうございます!

良ければ評価やコメントなどしていただけると嬉しい限りです。


更新する曜日を決めようかと思っています。

次回の前書きに書きますね。

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