1週目:俺は【中キャ】だった。
ちゃんと更新できるか不安...
それでも頑張るので読んでもらえればうれしいです!
俺の名前は旭原 和人
神野高校に入学する新高1だ
俺は今これ以上ないほどに緊張している...
高校受験の時でもここまで緊張しなかった。
俺が緊張している理由、
それは簡単に言えば[高校デビュー]だ。
......【高校デビュー】それは高校で青春を送るためには必ずと言っていいほど必要なものだ。
もちろん不必要なやつもいるだろう。
だが、俺には必要不可欠だった。
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皆さんは中学校の三年間に思い出はあるだろうか...
クラスでワイワイ、友達とカラオケ、好きな人と隣の席etc...
そんな中学生活を過ごせたなら喜ばしい。
が、それは簡単ではない。
こんな素晴らしい青春を手にいれられるのは学年でも一握りだ。
そんな一握りに俺は入れなかった。
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高校入学前の春、俺は自分の部屋で叫び苦しんでいた。
「悔しい!!
俺もクラスのリア充みたいに青春したかった!!!
なんだよ!俺の何が悪い!やっぱり顔か!?顔なのかぁ!!」
部屋でそう叫んでいると下の階から「うるさい!」と母に言われおとなしく黙りこむ。
柄にもなく大声をだしてしまった...
......【陽キャ】それは現代のパリピの中で生まれた謎単語。逆の意味で【陰キャ】という単語もあり、それは主に学生達の間で使われている。意味は言わなくても伝わるだろう。
中学時代俺は陽キャになれなかった。
しかし、陰キャでもなかった。
......ようするに【普通】だった。
俺はこの【普通】という謎のポジションが嫌いだった。
【普通】の俺には入れる場所がなかった。
そんな自分が嫌いになった。
......俺は変わりたかった。
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