表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

神話獣 人化される

誤字脱字報告、感謝です。


フィリーは、木が密集した中を、とても早く(だいたい高速道路で見た森と体感同じ感じ…てことは、時速100km!?早っ!)それでいて揺れが驚くほど小さく走っていった。風もほとんど感じない。ほんと、どうやって走ってんの?


「フィリーすげえ。速いのに揺れが小さい!これがフォレストウルフの力?」

『グレイトフォレストウルフだよー!あと、この早さはスキル〈森走り〉のおかげだよ〜』

「そうか、魔獣もスキル持ってるのか、いや持ってるよな普通。じゃあ魔法とか使えるの?」

『風魔法は得意だよ!』

「そうか、風が小さいと思ったら、フィリーの魔法のおかげか。」

『うん!おんなじ方向に風を起こしているの!』

「そうか。すごいぞフィリー!」

そう言ってフィリーの頭を撫でてあげると、尻尾が大きく揺れた。喜んでいるな。


ーーこれが、時速100kmで走る狼の上で行われた会話である。

緊張感を、主人公(と作者)はもといた(現実)世界に忘れて来てしまったらしい。


その時急に、森の中で木ばっかだった視界がひらけた。頭上に青空が広がる。その先にいたのは…


「おいおい、マジかよ。そりゃあフィリーが逃げたのも納得だわ。」

『ご主人様?大丈夫なの?』

「ああ、任しておけ。もうちょっと近づいて。」


まずは、か、鑑定しよう。こえー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ベヒモス Lv567

神話獣

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

鑑定、ベヒモス:世界三代神話獣の一つ。二足歩行の超大型の魔物で、体長は50mを超え、どこでいつ、どのように現れるかは不明。とにかく強く、周りにあるものを破壊し尽くす。


レベルが意味わからん。

視界がひらけたのは、周囲の木々が倒されていたからだ。視界の先にも絶賛森林破壊中のベヒモス。こちらに気づいた様子もない。


(ていうか、テイムできんのあれ?)

テイムの有効射程が気になるところだが、回数制限があるので、なるべく近づいて…

(目視30m!今だ!)

「テイミング!」


ーテイムに成功しました。名前を付けてください。


「マジかよ…」

『あれ?うごきがとまったよ〜。ご主人様のおかげ?』

「ああ、なんていうか、自分でもびっくりだ。」


そう言いながら、動かなくなったベヒモスの10m前でフィリーが止まる。ていうか、50mか。たけー。でけー。よく見えない。

テイム最強じゃね?まあ、固有(ユニーク)スキルのおかげだけど…


『わたしを飼いならした(テイムした)のはあなた?』


その時、ベヒモスがゆっくりこっちを振り向き、遥か下にいる僕ら(フィリーとそれに乗っているを見ながら念話で訪ねて来た。女の子の声?メスなのかな?おとなしい、落ち着いた声だ。とてもさっきまで破壊活動をしていたとは思えない。

少し喋りにくいな、こうゆうときは…これかな


鑑定、大小化:テイムした従魔の大きさを変える。ただし、元の大きさより大きくできない。


「大小化!」


そう唱えると、ベヒモスがどんどん小さくなっていき、最終的に、ほぼ人サイズの1.5mになる。こうしてみると、結構かわいいな。


『これは?…不思議な感覚。けど悪くない。それで、もう一度聞く、調教した(テイムした)のはあなた?』

「ああ、間違いない。僕だよ。」

『そう…男の子だったのね。名前を付けてちょうだい。まだ洗脳(テイム)は終わってないわ。』


何故だろう。この子がいう「テイム」には、いかがわしい感じがする。まあいいや。名前か…

べフィー、もいいと思ったが、フィリーがいるし紛らわしい名前は良くないよな。よし、なら


「パティ、とかどうだ?」

『かわいい。いい名前。わたしはパティ、これからよろしく。えーと…?」

「ソータだ。呼び捨てで構わない」

『ソータ…よろしく。』

「ああ、こちらこそよろしく。」


不思議な感じのする子だ。なんだろう、見た目は完全に獣だけど、人間にしか見えない…


『ご主人様!?フィリーが空気になってる!』


あ、やべ。完全に忘れてた。

「ごめんフィリー。今から仲間になるパティだ。挨拶しなさい。」

『んっ、ご主人様の仲間はわたしの仲間!よろしく〜。』

(あ、口調戻った)

『わたしはパティ。あなたも従魔?よろしく。』


ていうか、従魔同士でも念話できるんだ。念話便利〜

そういえばと、あたりを見渡すと(元は森だった)平原(切り株付き)が広がっている。


「そういえば、フィリーは怒ってないのか?森を荒らされたんじゃないの?」

『大丈夫〜。今はフィリーはご主人様のもの!ご主人様が怒ってないならわたしも怒ってないよ〜」』

「おおーいい子だなあ、かわいいなあ、よしよし」

撫でてあげると、尻尾が大きく振られる。親バカ…っていうか、飼い主バカがでてきたなか?


と、じゃれ合いはこの辺にして

「パティ。今から人化のスキルを使ってみたいんだが、いいか?」

『人化?構わないが、何故?』

「なんとなく使ってみたいのが一つと、パティがかわいいだろうと思ったから、パティの人化を見たかったのが一つかな。」

『ソータがしたいのなら、構わない、好きにしてくれ。』

「では早速…」


「人化!」とか思ったかね、諸君!

残念ながらわたしもバカじゃないのだよ!だから、ここで今すぐ人化をさせて、裸の女の子とごたいめーん…とかになると思ったかね?はっはっは、甘い!あまいぞ!とれたてのイチゴで自分の誕生日に自分でイチゴケーキを作って、自分独りで食べた、涙が混じった少ししょっぱいあのショートケーキ(7号)よりあまいぞお!



わたしはきづいていたんだよ!その可能性にな!そして、空間魔法の格納になにかが入っていることは、転移してからずっと気づいていた!そう、そこには


ー女性服(全身セット、魔法でサイズ自動修正) 5


誰だ入れたのは畜生!いや、いやっほう!ご丁寧に下着まで完備してるじゃないかあ!ありがとうございまーす。いや、違うぞ!自分は断じてそんな性癖ではないが、これでも、(体は)思春期の男の子、健全な男子なら、誰もが喜ぶはず!



と、とにかくっ!これを使って人化させようと思ったんだよ!本当に誰が入れたのか知らんが、結構服はかわいいしな…え?何故わかるかって?空間魔法で入ってるのは全て頭に思い浮かべられるんだよ!


と、ここまでコンマ一秒で考えて、パティに格納から出した動きやすそうな服(下はズボン、下着付き)を渡し、後ろ向く。フィリーに乗ってるから首だけだが。


『ありがとう。だが、ソータ、どうして後ろを向く?』

「多分女の子になるだろ?そして服をきていないだろ?以上!これ以上言わせないでくれ!」

『別にわたしは良いのだが…ソータがそう言うのなら。』


わかってくれたか。理性が持つかわかんないんだよ。これでも元23歳童貞。今は17歳童貞。女性に対する免疫(ウイルスかよ)がない自分にとって、裸は目にいたいのだ。わかってくれ。


『ご主人様〜。フィリーは〜?』

「また今度な、今は待ってくれ。」

『やった〜、ぜったいだよ!』


フィリーも可愛くなるだろうな〜、ていうかまだパティも見てないけど。

そろそろ行くか、振り向いたまま確認する。


「じゃあ行くぞ、いいか?」

『うん』

「よし、人化!」


次の瞬間、後ろから光が溢れた。そして、すぐに光が収まる。

「よし、大丈夫か?そのまま服を着てくれ。魔法でサイズが変わるはずだから大丈夫だと思う。」

「ああ、人体って不思議な感じがするが、違和感はない。悪くないな」

『パティ、かわいい〜!』


(多分人化したであろう)パティを見ていた(別に羨ましいとか思ってないんだからね!畜生!)フィリーが、驚嘆の声を上げる。ていうか、フィリーに可愛いとかってわかるのかな?


『よしきたぞ。大丈夫だ。』

「そうか、では…」


そうして振り向いた瞬間、目に入ったのは…

感想、ポイントに期待です。

途中は、筆者の体験ではありませんが…主人公(さくしゃ)が22の時の誕生日…という設定です。奮発して、ケーキ作り付きのイチゴ狩りツアーに出かけたのですが、渡す相手がいなかったなんて…


{作者:そ、そんなことはいいから、続きがきになるなあ〜}

{女神:ここまでくると哀れですね}


筆者と作者は別人です。(←ここ重要)


知らなくていい設定2


空間魔法には〈収納〉と〈格納〉がありますが…

収納→中で時間が経つ

格納→なかで時間が立たない

という違いだけです。主人公は転移(Lv4)が欲しくて空間魔法を取っているので、Lv2と3で取れるどっちも持っています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ