終わりと始まり
よろしくおねがいします。
あと一話投稿します。
俺は奥山奏太。神奈川県に住む、中小企業で働く23歳だ。
若いといえば若いのだろう。おじさん呼ばわりされると、怒る自信はある。
いや、呼ばれないよ!若くて元気なお兄さんだよー。ほら、こっちおいで〜
……
最近は、仕事にもなれ、少しだけ、休日を謳歌する余裕も生まれてきた。
しかし、慣れというのは、時折、「油断」を誘うこともある。鯛ヤキっ!
はい。よく人に「ノリがわかんないって言われない?」って言われてます。
ある日、機械を使って、金属プレートを裁断していた。
とある道具を作っていて、それに使うのだが、金属の板を入れるだけで、ベルトコンベアに運ばれ、みごとな鉄のプレート(フレーム)に早変わり。ベルトコンベアに乗って出てくる。正真正銘のブラックボックスってやつだ。
2、3年使っているが、仕組みが全くわからない。
(初めての頃は、先輩からよく危ないから気をつけろって注意されたっけ…)
危なかしかったからなぁ。いつか自分も後輩に…
いかんいかん、おっさん的発想になるところだった。
しかし、今でもブラックボックスの内部は気になっている。
2、3年のちょっとした経験による慣れで、近づきすぎたのがいけなかった。
次の瞬間、流れる金属板に手を取られ、そのままベルトコンベアに連れ去られる。
さらに、それによりバランスを崩し、ベルトコンベアの上に、うつ伏せにダイブ。
結果顔面から機械に入り込むことになり、思わず、あまりにもの恐怖に目を瞑る。いや、やっぱみたいから開けとこう。(人間の知識欲すごい)
そう思い、開けてブラックボックスの中身を見た瞬間、「あ、無理だ」ってわかった。
ーーごめんよ、ベルトコンベアの上で逆さにクロールする方法は知らないんだ。
そのまま意識がブラックアウトした。
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つぎに、気がついたときには真っ白い空間にいた。
「ここは……黒から急に白って、目に悪いよね。」
「おはようございます。ソータさん。起きて早々何を考えているんですか?」
と、急に女の人が、姿を現した…って、あーはい。女神さんですね。あれは、思いっきり幼女ですね。どう見ても外見年齢対比100倍以上だね。ロリババア?
「ソータさん?すごく失礼なこと考えてませんか?」
おお、その顔は…怒ってんだろうけど、可愛い。
ともあれ、
これはいわゆる転生ってやつ?ちょっとワクワクしてきた。自分ってまさか選ばれた人的なやつかな。1億人に一人とか…流石にそれはないか。
「おめでとうございます。あなたは、女神からのプレゼント“死ぬ直前の異世界転移”(←これ大切)にご当選いたしました。パチパチ」
なんか笑顔で、拍手を送ってくる女神。
あれ?イメージと違う。もう少し清楚な感じだと思ってたけど、言ってることは悪徳商法のおじさんみたいなことだ。なんか行動もバカっぽいし…
ていうか“死ぬ直前”なんだ。だから(色々危ない)描写なしに意識が暗転したのか。
ーーー女神「“残酷な描写ありは保険”の意味がわかりましたか」
作者「そこ、そんな笑顔で、メタ発言するんじゃない。許しちゃうだろう?」
女神 「冗談ですよ。まあ、この後もこんな感じでいくので、ホントに保険だと思ってくれれば良いです。」
ーーーーーーー終わり。次回から中括弧{}でおおくりします。
「あなたは、地球上の三人にひとりの運の持ち主です。どこの世界に転移したいですか?」
「当選率たかっ!」
「後の二人は、転生と魂の浄化です。」
「聞いてないのに!へーでもそうなんだ。」
意外な事実に驚愕しながら、転移(転生ではない)する世界の選択肢が頭に流れてくるので、その中から良さそうなのを選ぶ。ていうか、選べるのか…意外と種類多いな。
「剣と魔法と職業は定番だよなあー、ほしいよなあー。あとは、ステータスはない方向で。」
ステータスとかあったら、それで比べられそう。特に鍛えてもないから、いいステータスが出ると思えないし。(別に、つくんのがめんどくさいとか、書いたり管理したりがめんどくさそうとか、おもってないんだからね!ーーーー…ほんと、ステータス付きで連載する作者に敬礼を。尊敬します){作者のつぶやき}
「じゃあ、この(ステータスがない、設定が浅そうな)世界で。」
「はい、では、キャラ設定の間にお通ししますね。(書くのが楽になってよかった〜。)そのあとは、世界に目覚めることになるとおもいます。お別れですね。」
「(そんなんあるんだ…)あ、はい。(書きやすくしてくださり、)ありがとうございました。」
「いえいえ。女神として当然のことをしただけですから。」
{女神(?):おいテメェ、いつまでメタ発言させんだクソが}
{作者:そろそろふざけるのやめまーす}
手を顔の前でパタパタ振る女神。どうしてだろう、やっぱ行動がバカっぽい。かわいい。
{作者:裏の顔は怖いけどね}
{その後、作者の姿を見たものはいなかったという…). end
……
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「いえいえ。女神として当然のことをしただけですから。」
手を顔の前でパタパタ振る女神。かわいい。
「では、キャラさくせ…設定の間にお通ししますね。」
次の瞬間、奇妙な浮遊感につつまれたあと、見知らぬ部屋(空間?)に来ていた。
あるのは、姿見とタブレット端末。
「なるほど、これでキャラを作れとね。」
タブレットをしばらくいじる。まずは外見から。
そうして、出来たのは、ぱっと見、男か女か分かんない人物だった。
肩まで伸びた銀色の髪と、キリッとした、中性的な顔。165cmの男子としては低めだが、どっちともいえない身長。体格は、細めにしとこう。細マッチョ?いや、筋肉全然ないっすよ、僕。
声は、少し高いだけの男の子の声。これは男子ってすぐわかる。ええと…なに!ミックスボイス(高い声を地声のように出すこと)が使えるように設定できるだと!?ぜひさせてもらいます!
いやいや、自分は男だけどさあ、なんか、こういうキャラになってみたかったんだよねー。
相手が、「あれは男?女?」って迷う感じのキャラ。
ただ一つ言えるのは、美女か、美男子があてはまるって事だけだった。ブサイクではないな。
見た目の年齢は17〜20くらい?若返った〜。ビミョーだなー。
(あ、胸…)
あれ?バスト調節装置がある。自分、男だよね?
まあ、面白そうだし、Eくらいにしてみる。
すると、今までなかった感触が胸にでき、自動的にブラが装着された。
なるほど、胸があるってこうゆう感じなのね。
大き過ぎて邪魔だし、BとCの間に下げる。ブラも要らないと判断されたのか、消えてしまう。まあいいや。
服は一般的なその世界の標準旅服らしい。うまく言えないけど、白と緑で、動きやすいよ!
(あとは、職業か。)
剣士とか魔導師とか、面白そうなのいっぱいあるけど、何にしようかなあ…
“テイマー”
そこで、一つの職業が目に止まった。
(テイマー?ああ、モンスターとかを仲間にできるやつか。さびしくならずにすみそう。)
仲間をたくさん増やすんだ!人間の仲間?ああ、すぐに裏切るやつね。
あとは、スキルだ。ステータスはないので、職業とスキル、この二つが設定する内容になる。
10000あるスキルポイントを色々振り分ける。使わなかったスキルポイントは消滅するらしいので、綺麗に使い切ろう!
スキルっていうと、やっぱ多くて、65535種類あるね。中には“不死”(100000ポイント)とかもあるし…取らせる気ないよね?これ。
スキルには、lvがあるものとないものがあり、あるものはさらにスキルポイントを使えば、レベルが上げられる。基本maxでいいや。スキルポイント大量にあるし。
色々取ってたら、スキルポイントが残り2になってた。
ほとんど取れないけど…、あ、面白そうなの発見!1で取れるのかよ。
あーあ、1あまっちゃったよ。まあいいや。
そして、タブレット上の完了ボタンを押す。
そうして、スキルも取った俺は、世界へと旅立つことになった。
女神:テイマーを選んでしまいましたか…かわいそうなので、職業レベルカンストさせてあげましょう。あと、服もあげよう。女性服を少々…空間魔法に入れておいて…
作者:なぜに女性服?
女神:あんたには関係ないことです。
作者:俺作者なのにΣ(゜д゜lll)