人材を育てるとは? 〜それって人が育つやり方でしょうか? これからの時代は少子化で人材不足、人材を育てる事もまた社会人の先輩としての仕事、責任である〜
賛否両論あるかもしれません。
自分が思う事を書いてみました。
『人材育成』
それはいったいどういう事だろうか?
最終的な目標、それは仕事が出来る人を育てるだと思う。
しかし、人材育成とは決して知識や技術等を叩き込むだけではないと思う。
よく耳にするのが、
「全然仕事できひんし辞めたらいいねん!」
「いくら言っても覚えない」
「あの子、分からんかったら聞いてきたらいいのに」
と言った言葉。
しかし、よく考えて欲しい。
『仕事が出来ない』『覚えない』『聞いて来ない』そういった事があったとしても、一緒に働く仕事仲間である。
さらに『仕事』という意味で考えると、人並みに仕事が出来るようになった人の次のステップはいかに次の人材を育てるかである。
知識や技術の向上はもちろん大切だが、いつまでも
、永遠に自分が第一線で働ける訳ではない。
いつかは退職する日が来るのである。
そういった意味で人材育成は大切な仕事だ。
まして少子化で人材不足になっていく中、どんな人材であろうと根気よく育てる事が大切である。
すぐに人を評価する人に限って、仕事が出来てない人に教えようとしない。
指導とかこつけても実際には指導ではなく、唯の自分の不満を感情を出して文句言ってるだけだ。
それでは教えられる方も覚えるところではない。
つまりのところ、仕事が出来ないとか文句言ってる人は、教える努力をする事なく感情を向きだしにして不満の捌け口にしているだけである。
最初の少しで判断、自分達がしなければいけない人材育成を掘り出してしまうのはいただけない。また自分達と合う合わないで切捨てようとするなんてもってのほかである。
そんな事をする人には「仕事」と言う前に「人として」だと言いたい。
仕事が出来ないからと言って人の人格や存在を否定する事は、いや、どんな理由をつけても許される事ではない。
多くの人が集まる社会では主観的な判断ではなく、
判断基準は客観的、そしてモラルが守られないと、少子化になり人材不足になる日本で良い人材は育たないだろう。
まして、人材育成を放棄するような職場に未来はない。
人材育成とは、その人に向き合い、どうすれば仕事を覚えてもらうか、ミスに対する反省が見えなければ怒る事も必要だろう、ミスに対して落ち込んでいればフォローする事も大事だろう、仕事の前にコミュニケーションを取る事も大事、距離感も大事……その場その場で対応も変わるだろう。
だから、決して正しい指導方法なんていうのは決まっていない。
怒るだけが全て、フォローするだけが全て、コミュニケーションを取るだけが全て、でない。
大事なのは、指導方法というより、いかにその人に向き合って、いかにその人の仕事を覚えてもらうか、モチベーションを上げてもらえるか、働きやすい環境で能力を発揮してもらえるか、そういった事を総合的に考えて、必要な方法で関わるのが大事である。
他人に対して問題点を上げるよりも前に、自分の関わり方から考えてみるのはどうだろうか。
そういった先に、自分への成長も見えるかもしれない。
また、これからの時代、目まぐるしい発展の中で、知識や技術は機械で補われる日が来るかもしれない。
しかし、人材育成は決まったやり方で出来るものではない。
そういった意味でも、人にしか出来ない事、数字や目に見えない相手の気持ちや状態を考えて指導していくというのは大きな武器になるだろう。
『人材育成』
いろいろな人がいる中で、大変なものだと思う。さらに、しっかりした答えや結果がなかなか見えないものだが、新社会人の先輩である皆さんは人材育成について、もっと考えていかなければならない時ではないだろうか?