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こうして片思いは終わる

俺の高校には二年になるとクラス替えが行われる。それは今年も例外ではなく俺の学年もクラス替えが行われた。今日は新学期が始まる日でありそのクラス発表の日でもある。

「頼む、頼む」

と小声でつぶやきながら俺の名前ともう一人の名前を探していた。

「あった!」俺の名前織田健とそのすぐ下にはもう一人の名前が記されていた。

「ヨシ!」と喜んでいると

「今年は同じクラスなのね。」

「あと二年よろしく。」

と探していた名前の人間が話しかけてきた。

金沢琴乃

成績優秀、容姿端麗で俺の幼馴染であり初恋の相手でもある。ちなみに現在進行形だ。

「ああ。よろしく」

「健、これからあいてる?」

「あいてるけど、なにかあるのか?」

「進級祝いでちょっとしたパーティーしたいって母さんが。」

「琴乃の家でいいか?」

「ええ。それと買い出ししたいから手伝ってほしいの。」

「おお、わかった。一回帰って着替えてから行くことにするわ。」

「わかったわ。待っているわ。」

琴乃の家と俺の家は近く昔からお互いの家を出入りしていた。こんなパーティーもよく行われておりこんなことは日常茶飯事だ。しかし一緒に買い出しをするのは初めてのことだった。そんなめったなことのないイベントに少しテンションが上がりながら放課後を迎え速足で家に向かい着替え琴乃の家に向かった。

「すまん。待ったか?」

「いえ、ぴったりよ。ではいきましょう。」

そんなこんなで俺たちは進級祝いパーティーの買い出しを始めた。

「これでぜんぶか?」

「ええ。健がいてくれて助かったわ。それのお礼というわけではないけど」

琴乃が指さした先には自動販売機と公園があった。

「それじゃあお言葉に甘えて。」

「紅茶でいい?」

「ああ。ありがとう。」

俺と琴乃はベンチに座って休憩することにした。

「お前も紅茶にしたのか?」

「ええ。私も好きだから」

「そうだっけ?そんな記憶あったようななかったような。」

幼いころから一緒だがそんな記憶は一ミリもないむしろ苦手だったはず。まあ俺の勘違いか。

「まあそんなのどうでもいいじゃない。それより健に話があるのだけど?」

琴乃からこのような話を持ち掛けられるのは珍しい。普段はそんな相談をされることはない。琴乃は優秀だから大体は自分でなんとかできるしいじめやそういった人間関係の噂も聞いたことがない。まさか告白か。確かに琴乃はかわいいが男のうわさも聞いたことがない。そして琴乃と一番距離が近いのは間違いなく俺だ。これはきた。ついにだ。琴乃と知り合ってから10n

「私好きな人ができた。」

「え」

こうして俺の長い長い片思いは終わった。


処女作です。

つたない文章ですがよろしくお願いします

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