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2.9Day 〜一日が終わりました〜


おぇ〜、気分最悪ぅ〜…。


《無事な様で何よりです》

……コレを無事と言うの?

二回目だから最初よりマシとか考えてない?

確かに初回よりはマシだと思うよ?


……同じならね。

ただ縦横無尽にシェイクされたのなら耐えれたのかもしれない2回目だし……しかし!

斬られた痛みの痛覚をブレンドしたシェイクは初回を遥かに凌駕していた。

リアルでそんな事されたら完全にお亡くなりになってるよ?


《命を失うよりはマシだと思います》

あ〜、まぁそうだな廃人になってる可能性もあったからなぁ〜。さんきゅ〜ミク。


《…………》

ミク? どしたの?


《いえ、もっと小言を言われると思ってたので、素直にお礼を言われるパターンは予想してませんでした》

失礼だな? ちゃんと感謝してるよ?


《マスターの意向を無視しましたよ?》

俺の事考えてでしょ?


《勝手にスキル発動しましたよ?》

お陰で助かったよ。


《有り金全部使い果たしましたよ?》

………あーーっ⁉︎ 何か言ってた気がする!


《覚えて無かっただけだったんですね》

有り金全部って何⁉︎


《スキルの不発使用です》

不発使用? どう言う事?


《『配達』スキルは任意の場所へ荷物を届けることが可能です。送り届ける場所や荷物によって対価、掛かる費用が変動します》

それはオッケー。


《物を届けるには宛先指定が必要です》

…………宛先指定?

アリシアさんの夢の中に入った時は何もしてないよ?


『アリシアの時は向こう側が配達先を指定してきていたと考えて下さい》

ふ〜ん?


《今回は宛先無しで発動した為、配達履歴の残っている場所に送り返す事になりました。その場合は例外なく全額消費する事になります》

配達履歴? それだとアリシアさんの夢の最初(王都フリードの街の入口)じゃないの?


《配達履歴が残るのはマスターが指定した場所だけです。今のマスターは一度も宛先を指定していませんので最初に発動した場所が唯一の場所になります》

じゃあ今後は色々指定しとけばどこでも行き来自由? 凄え! 転移じゃん!


《残念ながら現状では宛先を指定出来るのは一つだけでそこまで便利ではありません。

また宛先無しの配達は最終履歴の場所になり、その都度全額消費しますので正規の使用を推進します》

Oh、なんてこったい。

冒険開始で転移が出来ると思って喜んでしまったが、そうそう都合が良い事は無いんですね。


となると現状は金が貯まるほどリスク高いってことか。

そうなると今回みたいな緊急以外は封印だな。

後は何で全額消費?


《物凄く大雑把に言うと、宛先無いのに配達依頼するなよ! ふざけんな! 責任取れ! って事です》

ねぇ? 俺のスキルって何でそんなに人間味溢れてるの?


《そうですか?》

………自覚無しと。

とは言えこれで見事に文無しになったわけか。

いやこの際それはいいや、そんなことより重要な事があるからな。

ミク、アリシアさんの中にもう一度行けるか?


《いえ無理です。現時点では三つの問題があります》

三つもあんの⁉︎


《一つはアリシアからの宛先指定が途絶えています。二つ目にそろそろアリシアが目を覚まします》

もうそんな時間なのか。

そりゃ目が覚めたら夢には行けないよな。


《最後に…配達する為の費用が足りません。不発使用では行けないので》

あ、忘れてた。

買い物したわけじゃないから使った実感無いんだよねぇ。

なんかクレカみたいだな。


《ご利用は計画的に》

どっかで聞いた事あるセリフだな?

でも困ったな。

最低でもアリシアさんが寝てないと行けないし、寝てくれても金が無い。

ミク、アリシアさんはどうなってんだ?


《分かりません。夢だから……では済まされないでしょう。何か理由がありそうです。直接聞いてみるのがいいのでは?》

それぐらいしか無いかぁ。

じゃあ、起きてから聞いてみますか。


《では、おやすみなさいませ》

え? 夢から覚めるのってその方法なの?


《他の方法を試してもいいですが、時間が掛かりそうなので私は先に戻りますね》

え? ミクは自由自在なの⁉︎


《では、また》

ちょっとミクさん⁉︎ 俺もご一緒でいいですよ⁉︎


《……………》

……置いて行かれた。


起きる為に寝るって変な話だな……いいや寝よ。


疲れていたのかすぐに意識を手放したのだが、直前にまた疑問が浮かんだ。

寝てるのに疲れるのもおかしいよな?


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